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部品は何処で揃えるのか?

Last updated at Posted at 2016-12-10

Windows IoT Core で何ができるかが、おおまかに分かったところで、何処で買えるのかを考えてみましょう。

何を揃えるのか?

はじめて、組み込み系の自作の作品を作る場合(「作品」じゃなくても「遊び」でも十分です...というか、私は「遊び」の部分が多いです)、何を揃えればよいのか?に最初に躓いてしまうでしょう。

プログラミングを行うだけなれば、Windows の入っている PC だけあればいいし、スマートフォンでゲームをするならば、スマートフォンやタブレットを買えばいいのですが、じゃあ「Lチカ」するには何が必要なのか?というところです。

  • プログラミングするための PC
  • 組み込みの評価ボード
  • micro SD カード
  • ブレッドボード
  • ジャンプワイヤ
  • LEDとか抵抗とか

が必要になってきます。あなたが、この記事を PC で見ているならばそれを使えばよいでしょう。スマートフォンだったら...まあ、PC を買ったほうがいいですよね。

ちなみに、Raspberry PI だけ買って、Scratch や Python でプログラミングをすることも可能ではあるのですが、Windows IoT Core の場合は、Windows の入った PC が必須になります。

組み込み評価ボード(Raspberry Pi)

Windows IoT Core は、いくつかの組み込みボードで動くのですが、最初に買うならば Raspberry Pi が最適です。

Raspberry Pi

  • Raspberry Pi 2 Model B
  • Raspberry Pi 3 Model B

の2種類のボードで動きます。今から買うのであれば、「Raspberry Pi 3」のほうでもいいのでしょうが、前のバージョンである「Raspberry Pi Model B」でも大丈夫です。
3のほうは、WiFiとBluetoothがついていますが、ちょっと高めです。
2のほうは、WiFiとBluetoothがついていません。

Raspberry Pi - Wikipedia

ちなみに、$5 の Raspberry Pi Zero では Windows IoT Core は動きません。

などから「Raspberry Pi」を検索して購入するとよいでしょう。円安の影響か、5,500円ぐらいになっています。飲み代1,2回と考えればよいでしょう。

ちなみに、何故 Raspberry Pi がいいかというと、そりゃ「Windows IoT Coreが動かなくても Rasbian(Ubuntunなど) を動かして Linux マシンとして使えるから」ですよ。通常の Raspberry Pi - Teach, Learn, and Make with Raspberry Pi として使えるのですから。

ケースはあっても無くても構いません。ちなみ、私は裸族 Rasbian です。

micro SD カード

Raspberry Pi やその他の評価ボードでは micro SD カードに OS を焼き込みます。
容量は Rasbian の場合は 8GB でもよいのですが、Windows IoT Core は若干多めなので 16GB のほうがベターです。
スピードは「class 10」のものを購入してください。たまに、量販店でデジカメ用のものが売り出されていますが、class 4 だったり、スピードが遅いものがあるので注意しましょう。

micro SD 16GB + Class 10 だと、だいたい 1,000円前後で購入できます。

Amazon.co.jp: micro sd 16gb class 10

ちなみに、メーカー品じゃなくても大丈夫です。Raspberry Pi などで、何度も抜き差しして壊れることがあるので、安くて何枚か予備を取って置けるもののほうがよいでしょう。私は、先日あきばおーに行ってきて、500円のものを5枚買ってきました。

ブレッドボードとジャンプワイヤ

Windows 10 IoT Core Speech Recognition

上の写真で出て来る、白いボードが「ブレッドボード」、赤や黄色の線が「ジャンプワイヤ」です。
その昔は、電子回路を作るときには基板と半田付けが必須でしたが、最近ではブレッドボードにぽちぽちと部品を刺して実験できるようになっています。

ブレッドボードは安いものだと、秋月電子で200円で売ってます。最近では amazon でも変えるようになっています。

ブレッドボード

このブレッドボードの穴に、LED やら抵抗やらを挿し込んで電子回路を作ります。固定化されないので、長期にわたる場合は別途基盤を作ったほうがよいのですが、実験的に作る場合はこれで十分です。ブレッドボードも回路をそのままにしておきたいことが多いので、安いものでよいので 5,6枚買っておくと便利です。

ジャンプワイヤー/ジャンパーコードは、ブレッドボードに差し込むためのコードです。

ジャンプコード

これも安いのから高めのものまでいくつかあります。何が違うかというと、ワイヤー自身の抵抗が違います。
高めのものは限りなく0Ωに近いのですが、安いものだと2,3Ωあったりします。これが異なると回路図を作って抵抗の計算をしたときにずれる...のですが、まあ、最初は単に線を繋ぐだけなので安いほうで大丈夫です。よく無くしたりするので、100本位持っていたりします。

ちなみに、Raspberry Pi の GPIO ピン(脇にある乾山のようなピン)に差し込むためには、メス-オスのジャンパーワイヤーが必要です。
変換用のコネクタを買ってもいいのですが、HDD 用のケーブルでも代用できます。

両端コネクタ

LEDとか抵抗とか

LEDとか抵抗とかは、秋月電子通商 で揃えるとよいのですが、最初は何を買えばいいのかわからないので、

「Make it with Edison」トライアルキット by Edison Lab - スイッチサイエンス

トライアルキット

のようなキットを買って揃えてしまうのもよいでしょう。

実は、抵抗なんて100本まとめて買ったり、LEDも50個位まとめて買っても大した金額にはなりません。
ただ、「最初」は何を買ったらいいのかよくわからないので、ひとまず、金で時間を買うという手段に出ても良いのではないでしょうか。

ここで、遊び道具が揃ったので、次は micro SD カードに OS(Windows IoT Core)を焼くところの話をしましょう。

~~~ 追記 ~~~

スターターキット諸々

「時は金なり」なので、ちょっと高めになりますが、スターターキットで一気に揃えてしまうという方法もアリです。

並行輸入品で「高め」に売っている店があるので、注意してください。
途中で「飽きて止めるかもしれない(苦笑)」ので、あまり高いものではなく、ちょっとずつ揃えるのが吉です。

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