MOONGIFTはWikitudeのブログライターを行っています。WikitudeはiOS/Android/Unity/CordovaなどをサポートしたAR(拡張現実)プラットフォームを提供しています。
WikitudeではCordovaプラグインを提供していますが、Cordovaを使ったWebサービスとして日本ではMonacaが知られています。ちなみにMOONGIFTはMonacaのブログライターもつとめています。Cordovaが使えるのであれば…ということで今回はWikitudeをMonacaアプリとして試してみました。
Monacaのプランに注意
Wikitudeはプラグインなので、Monacaのゴールドプラン以上に加入していないと任意のプラグインは入れられません。インストールは一度CordovaプラグインをダウンロードしてZipファイルとしてアップロードするのが良いようです。URL直接指定だとうまくいきませんでした。
デモプログラム
Cordova SDK向けのサンプルがGitHubにて公開されています。今回はこれをベースにプロジェクトを作ってみました。素のCordovaとMonacaはファイルの読み込み方が多少違うので、その点だけ変更しています。
moongift/WiktudeMonacaSample: WikitudeをMonacaで使うためのサンプルです http://wikitude.grapecity.com
これをZipファイルでダウンロードして、Monaca側でプロジェクトのインポートしてもらえれば動くはずです。なお、プラグインを使っているのでiOSまたはAndroidアプリとしてビルドも行ってください。
実際に動かすと、カメラを指定された画像に向けるとARオブジェクトが表示されます。なお、対象となる画像はこちらのPDFやSDKドキュメントにある画像を使ってください。
Wikitudeについて
Wikitudeでは主に、
- 画像認識型AR
- 位置情報型AR
をサポートしていて、
- 画像
- 3Dモデル
- 動画
- HTML
などがARオブジェクトとして描画できます。
なお、CordovaやMonacaで動くということからも分かる通り、WikitudeではARの描画の殆どがHTML5によって実現しています。カメラを起動してその上にコンテンツを表示したりする部分はネイティブのAPIを使わざるを得ないのですが、実際に開発はWeb技術で行っていくようになっています。