ApplicationSettingsBase.Properties と PropertyValues

格納されている値が、似ているようで異なるので調べた。
ApplicationSettingsBase は、C# の Windows Form アプリケーションであれば Properties.Settings.Default として扱うインスタンスの基底クラス。

Properties

ユーザ設定が存在しない場合のデフォルト値
Visual Studio を使うなら、プロジェクトのプロパティで [設定] タブのエディタで編集した値がデフォルト値で、これを操作できる。

// 次でアクセスできる
Properties.Settings.Default.Properties[設定名]?.DefaultValue

ユーザ設定値
Visual Studio でビルドすると実行可能ファイルと同じフォルダに出力され、実行環境に配布する 実行ファイル名.exe.config に設定した値が格納され、これを操作できる。

配布する config ファイルは XML 形式なので、配布後に編集することも可能だが、アプリケーションが Properties.Settings.Defalut の仕組みを利用する限りは、設計時に定義する Settings.Designer.cs のプロパティしか読み込まれない。

// 次でアクセスできる
Properties.Settings.Default.PropertyValues[設定名]?.PropertyValue