プログラミングスクールのdiv社が燃えている
このブログにも投稿したけど、異国にてコロナロックダウンを受け、15年ぶりにプログラミングの勉強を始めたわけだけど、やっぱり最初はどうやって勉強していいか分からないから、“プログラム スクール”みたいなキーワードで探すんだよね。で、その時に猛烈にヒットしたdiv社が燃えている。
数十億規模の投資を受けたというのに、資金がショート、大規模リストラから社内向けヴィデオやメールの流出で大変なことになっているのである。
最初にdivの「TECH CAMP」のページを見た時の印象は、日本のスクール高杉ワロタ で、プログラミングって、半年位勉強すれば、採用されるレベルになるのか! という感じであった。
勿論、英語で海外のオンラインスクールを探すと、高くても$50位が相場であり、さらに自身がプログラミングを毎晩かかさずに勉強はじめて、半年では無理だわと気付くまでにはそんなに時間はかからなかったわけである。特に海外で探すと、150-200ドルもする様なスクールはほぼほぼゴミ扱いで、ぼろくそに言われている惨状である。内容がよっぽど最高至高の内容で、随時内容をアップデート、究極のフォローアップが付かないと、1万5千円さえ取れないのである。無料の優良コンテンツが豊富にあるからである。
良いなあと思うのは、教えるのが上手いプログラマーやコンテンツ制作者に、IT企業がスポンサーにつき、コンテンツ制作者は無償でビギナーにコースを開放するみたいなカルチャーが根付いていて、やる気があれば、お金がなくても学べるよ っていう気風がある。
以前の記事で無料で学べる最強のプログラミング学習サイトっていう記事を書きましたが、まさにやる気があれば学習コストは限りなくゼロになるし、プログラミングを半年で戦力レベルまで上げるのが無理なのは、ここの諸先輩方が一番よくわかってらっしゃると思うのです。
つまり、div社のサービスって、結局は情報弱者向けのコンテンツで、マコなり社長のキャラや知名度みたいなもので売ってる情報商材的なにおいがどうしてもしてしまうわけです。
現役のエンジニアの方々は、ああいう超高額で短期習得を売りにするスクールビジネスに対して、どういう意見をお持ちなのか、非常に気になるところ。
プログラミングは結局独学
これは僕個人の学習経験から思う事なんだけど、本当にこの世界は使える技術や知識が1-2年で変わっちゃう。
個人的には英語ベースでYouTubeのチュートリアルや実際のコードを見ながら勉強するわけだけど、3年前の情報でぎりぎり、4年前のものだと、もう今から勉強する意味無いよねっていう感じなので、常に勉強し続けないといけない世界だなと。
つまり、独学するしかないんだよね。
学校で全て揃えてもらって、箸の上げ下ろし方から教えてもらっても、数年するともう習った事は陳腐化するわけで、その後は独学を続けていくしかなくて、そうならば、自分なりの独学術みたいなものを構築しておいた方が安上がりだし、生涯役に立つよね。
で、独学ってやっぱり情熱や学んでいる対象に対する愛がないと続かない。
これはやばい、使いたい、こんなに簡単にあの仕様を実装できるようになったのか!みたいな好奇心がないと厳しいよね。
あと、言語を1個2個知ってるだけでは、結局何も出来なくて、その周辺知識やライブラリの扱い方、多言語をどう用途によって組み合わせるかも知ってないと、全体的なものは何も作れないってことになる。サービスやアプリって、色々な部品が組み合わされて出来てるからね。
プログラミングと英語についても書いたけど、リアル言語と一緒で、とにかく書いて、書いて、動かして、直す っていう事の繰り返し以上に道はないんだと思うんだよね。
プログラミングを勉強してみようと思って、高額なスクールにお金を振り込む前に、本当に自分はこれがやりたいのか、作りたいものはあるのか、プログラミングで何をしたいのか を考えた方が良いと思うよ。多分就職に有利くらいのモチベーションだと楽しめないし、続かないからね。