はじめに
縁あって今年度からITエンジニアとして働くことになりました.初年度の目標として,基本情報技術者試験合格を掲げていました.
今後受ける方の参考のため,また自分の備忘録として記事を残してみます.
筆者プロフィール
- ITエンジニアの社会人一年目.
- 大学では機械系を専攻.fizzbuzzくらいはすぐかけるレベル.
- 入社後5カ月間研修を受け,SpringBootやVue.jsなどを一通り学んだ.
勉強期間と勉強方法
勉強期間はおよそ6カ月でした.一時間程度の勉強を,2,3日に一度の頻度で行っていました.研修の勉強と両立する必要があったため,一日の勉強時間をできるだけ減らし,期間を延ばす作戦です.
1-4か月目
科目Aの学習を行う.学習に際して以下を使用した.
・参考書「徹底攻略 基本情報技術者の科目B実践対策」
・過去問道場 H30年からR5年度分
今書いていて気づいたんですが,使用していた参考書は科目Bの本ですね...科目Aの本だと思ってた...
参考書は一通り最後まで内容を読み,時間をかけて理解することを意識しました.
過去問道場では,安定して80%とれるまで繰り返し解きました.
5,6か月目
科目Bの学習を中心に行います.学習に際して以下を使用しました.
・参考書「情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]予想+過去問題集」
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798188492
この参考書がかなり良かったです.自分はテキストを購入せず問題集だけで勉強しましたが,解説が十分で問題数も多く,科目B対策に最も役に立ちました.試験時に科目Bの自信を持てたのはこの参考書のおかげと言えるでしょう.
試験結果と感想
科目A:700点
過去問道場の過去問を何度も解いていたため自信があったのですが,本番では初見の問題がほとんどでした.過去問道場の解説などで言及されていた部分が出題されていることがあり,そこで点数を稼いでいく形になりました.やはり一度科目Aの参考書を一度見ておくべきでしたね.
また,他のIPAの試験で問題が流用されているパターンもあるらしく,そちらも解いてみると良かったかもしれません.さらに,試験前日にIPAの試験範囲を確認し,新規追加された部分を確認すると,確実に取れる問題を増やすことができます.毎年試験範囲改定されているので,最新の情報に触れておくのがおススメです.
試験で気を付けたのは以下
・初見の単語はメモった.休憩中に思い出して調べるため.
・問題文をよく読む(意外と見落としがあるので)
科目B:790点
試験で問われているのは,「プログラムを正しくトレースできるか?」という能力です.これは,参考書の問題演習だけで十分とおもいます.自分は参考書を一周してから試験を受けましたが,苦手意識がある人は三周くらいすると自信をもって試験に臨めます.
一問あたり5分を目安に解くといいです.自分は15分くらい時間があまったため,見直しをすることができました.5分経ったらいったん他の問題を解いていくと,正答率あがるかな?と思います.
試験に当たって気を付けたのは以下
・なんのプログラムか?を問題文から読み取る.
・単方向リストか?オブジェクトか?ソートか?を判断する.
・明らかに違う選択肢を外しつつ,トレースを行う.
・序盤の簡単な問題と情報セキュリティに関する問題は絶対に落とさないこと.
・明らかな捨て問(あまり見かけないが)は捨てる潔さも大事.