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OCIでRHEL9環境のIaaSを構築

Last updated at Posted at 2023-10-18

はじめに

OCIでRHEL9を構築する機会があったので、備忘録として初投稿します。
コンソールのレイアウトなどは変わっていくので参考になれば。

RHEL9を構築する際の注意点

・OCIでRHELを利用する際は、Bring Your Own Image(BYOI)を使用する。
・インスタンスの起動モードは準仮想化を選択する。【参照先1】
・ログインユーザーはopcではなく、cloud-userとなる。
・ECDSAで作成したSSHキーの準備が必要。
 ※OCIによって生成可能なSSHキーはRSA/SHA1であり、RHEL9では非推奨であるため互換性がない。
  そのため、SSHプロトコルのバージョン2用のECDSAで作成したSSHキーを準備しておく必要がある。

OCIでRHEL9を構築するための準備

1.Red Hat Customer Portalよりイメージをダウンロード

構築するRHELのイメージをダウンロード

2.OCI上でオブジェクト・ストレージを作成し、イメージをアップロード

・作成したオブジェクト・ストレージからイメージを選択
image.png

・アップロードされたことを確認
image.png

3.アップロードしたイメージのインポート

・バーガーメニューから[コンピュート]>[カスタム・イメージ]を選択して、
 イメージのインポートを押下
image.png

・以下を入力してインポート
名前:インポートするファイル名を入力
オペレーティング・システム:プルダウンからRHELを選択
イメージ・タイプ:QCOW2を選択
起動モード:準仮想化モードを選択
image.png

RHEL9インスタンスの構築

※従来のIaaS構築とほとんど変わらないため、変更点のみ記載
※構築および接続確認のためパブリック・サブネットに構築する

1.カスタム・イメージからIaaSの構築

・イメージとシェイプから[イメージの変更]を押下し、[マイ・イメージ]からインポートしたイメージを選択
image.png

・イメージとシェイプからインポートしたイメージが選択されていることを確認
image.png

・プライマリVNIC情報の拡張オプションの表示を押下し、起動オプションから[準仮想化ネットワーク]を選択
image.png
 ※デフォルトでも準仮想化ネットワークになるが、選択する

・事前に作成したECDSAのSSHキーをアップロード
image.png
 ※今回はTeraTermからSSHキーを作成

2.構築確認

・構築したIaaSの情報を確認
 ※特に「イメージ」と「起動モード」は要確認
image.png

・RHEL9インスタンスに接続

ログインユーザー:cloud-user
ログインできたことを確認
(初回ログイン時はユーザーがわからず、探しました。。。)
image.png

・OS情報を確認
OS情報:cat /etc/os-release
image.png

あとがき

起動モードが準仮想化のイメージから構築しているため、
ブロック・ボリュームを追加する場合も準仮想化でアタッチする必要があるようで、
色々と確認をしていきたい。【参照先2】

参考文献

【参照先1】
 カスタムLinuxイメージのインポート(Red Hat Enterprise Linux (RHEL)イメージ)より

【参照先2】
 ブロック・ボリュームの概要の準仮想化より

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