この記事は以下のイベントに参加して書いてます。
https://qiita.com/official-events/c826cda7a9514df143cb
デイリースクラムでの困りごと
デイリースクラムでは昨日やったこと、今日やること、困っていることを聞いているけれども、実際そのメンバーが余裕を持ってタスクを進めているのか、それとももうすでにリリースに支障が出るレベルで問題が発生しているのかがわかりづらく、困っていることを一緒に解決しようという気持ちがチーム全体的に芽生えづらかった。デイリースクラムではプロジェクトの進行に関わる問題を明確にしたい。
順調度を宣言してみた
私のチームでは順調度という指標を取り入れ、昨日やったこと、今日やること、困っていることに加えてこれを各自宣言するようにしてみた。順調度は1〜5の数字で表現し、それぞれ次のような意味を持たせている。
5:計画以上の進捗
4:計画に変更はないが余裕もない
3:少し遅れていて挽回できるか五分五分
2:手詰まり感あり、計画通りとはいかない
1:確実に遅れてる
順調度の宣言時には理由も添えるようにする。例えば「○○のタスクでxxの問題に当たって、原因の調査に想定以上に時間がかかっているため、計画より少し遅れています。順調度は3です。」のように宣言する。
成果
プロジェクトスケジュールに対しての危機察知と課題解決が行いやすくなった。順調度は概ね3以下になり始めたら警戒しなければと意識している。3以下になったときには「困っていること」をどのようにしてチームで解決するかを議論開始するためのトリガーになってくれている。
まとめ
デイリースクラムにて進捗の順調度を各自宣言すると、素早く危機察知と課題解決のアクションを起こせるようになるので良い。