#この記事について
この投稿は子育てエンジニア Advent Calendar 2019 3日目のものとなります。
およべさん、素晴らしいカレンダーありがとうございます!!
昨日はこちら、84zumeくんによる育休についての記事でした。
2回目の育児休業を取得中です(子育てエンジニア Advent Calendar 2019)
実は84zumeくんとは高校の同級生にあたりまして。
こちらのアドベントカレンダーを眺めていたところ、
ちょうど彼の翌日がまだ空席でしたのでそんな小ネタとしては面白いかなと思い書かせていただきますw
ちなみに私も、育休はなるだけガツンと長期間取得したほうがよいと思いました。
以前、会社の冬期休暇等と合わせて2ヶ月弱ほどの育休をいただきましたが、
子の成長を間近で見るにはちょっと短かったなあと感じたものです。
#背景
さて、本題に入ります。
うちには現在4歳と6歳の子どもがいます。
このテーマについて書こうと思った背景としまして、
育児と勉強の両立って大変だな〜と感じることが多くなってきたことがあります。
子どももまだ小さかった頃はよく寝ていたので、
昼寝なり夜早く寝かしつけてしまえばそこから俺タイムを発動させて勉強時間にあてられていましたが、
幼稚園くらいになるとすくすく育ち次第に体力もついてきたようで、簡単には寝ないのですw
夜帰宅後に遊んであげて、寝かしつけをする際に自身も一緒に寝落ちする、
休日、日中は子どもを疲れさせるべく虫取りやらサッカーやらをやって、
いざ夜寝かせようとして自身も一緒に寝落ちする、
といった寝落ち事故も頻繁にあり。。。
私もそれだと就寝が早すぎて、夜中の0時なり2時なりに目覚めてしまった際にはそこからコードを書いたりしてました。
しかし、私の場合そこからの集中力が圧倒的なので、覚醒すると明け方5時くらいまで書き続けてしまうこともあり、
このままだと体壊すよな〜とか思いもう少し良き塩梅でできないものかなと。
#対応
状況を鑑みた結果、生活スタイルを朝型にしてみよう!という取り組みを開始しました。
名付けて朝コード
まだ開始して2ヶ月くらい?ですが、割といい感じに続いているので本日はこちらを紹介しようと思います。
この活動にはいくつかの**「俺ルール」**を適用しています。
(ワーキングアグリーメント的な。あくまで自学自習なので「俺ルール」と呼んでいます)
#朝コードの目的
「エンジニアとしての学習習慣を身につけ、開発力を継続的に伸ばし続ける」
まあ、エンジニアとして勉强し続けることが重要なのは言わずもがななので、
あとは自身の生活環境の中にどう組み込んで継続させるか?ってあたりの話ですね。
#朝コードの俺ルール
- 無理しない
- 時間が取れれば別に夜やっても良い(朝である必然性は無い)
- ただし、朝は必ず何かしら勉強する(最短1分でも良い)
- 作業履歴を記録する
順を追って説明します。
##無理しない
私はアジャイル開発が好きなのですが、その中に持続可能なペースというフレーズがあります。
アジャイルも継続的な改善活動を大事としており、その精神に則ろうと思いまして。
継続的な能力向上を見込んで習慣化したいので、綿密な学習計画を練って遂行するというよりは、
ふだん外出中とかに浮かんだアイデアをちょっとずつ試していく、というような学習スタイルとしています。
##時間が取れれば別に夜やっても良い
基本的には確実に実行できる時間を確保することとしいるので、朝活的な位置づけとしていますが、
別に縛る必要はないので、夜も時間が取れればやります。
私の場合、夜はお酒を飲んでいることが多いので、飲みながらコード書いたり、のような気楽な感じですね。
これは、会社でいう「フレックスタイム」的なものをイメージしています。
##ただし、朝は必ず何かしら勉強する(最短1分でも良い)
基本的には朝6:00にアラームをセットし、その時間から子どもをバスで見送るまでの約2時間を学習時間としています。
しかし、体調によっては起きられないとか普通にあるので、「必ず2時間やる」といったキツイ縛りは特に課さないようにしています。
辛くなったら持続性に問題が生じそうなので、とにかく自分が楽しく勉强し続けられることを意識しています。
一方で「最短1分」というのは制約として自身に課しています。
1分の勉强とはなにか?
そんなに大したことはしないのですが、例えば以下などです。
- 以前から気になっていた技術について、簡単にWeb検索をかける
- 昨夜失敗したCIのデプロイコマンドを改めて実行してみる(一晩寝かす、というやつですね)
実際やってみると意外と効果がありました。
もちろん、上記のアクションのみではダメなのですが、
たとえばPCでWeb検索をすると検索結果の一覧の中に、その要素技術に関連するキーワードがたくさん並んだり、
デプロイコマンドが一晩寝かせてもやっぱりコケるようなら、そのエラーログを見て昨日とは違う閃きがあったりします。
これらで気づいたことなどをとりあえず自分のSlackに流しておいて、続きは通勤電車の中でスマホで追加調査をすると。
要は、追加で学習するためのトリガーをきちんと自分で引く、という意味で役立っています。
##作業履歴を記録する
前述の通り、
- 私は夜よくお酒を飲んじゃう
- 気づいたことをきちんとつなげて学習事項の連続性を維持する
といった点を補助するために、作業履歴を随時記録するようにしています。
これはSlackを利用しています。
githubのREADME.mdなどですと、**「変にこだわっちゃう」**ところがあるため、
ただひたすら垂れ流すtimes_XXXX的な自分用のSlackルームを用意し、そこにただひたすら作業ログを流し続ける、という利用方法としています。
まあSlack APIから日報を抽出するLambdaでも作れば後でよしなにまとめられるだろう、というくらいの感覚
(そういやまだ作ってないw けど特に困ってない)
#「朝コード」でやってることは?
基本的に自分が気になっている技術や、足りないと思っている技術に関する学習をしています。
普段の業務中は走り続けることが多いので、ちょっと立ち止まって勉強するためにこの時間を費やします。
今はなんかしらWebサービスとしてアウトプットしたいなーと思っているので、
アーキテクチャとかも割とマジメに考えつつ、その時々で必要な知識と組み合わせて少しずつインクリメンタルにモノを作っている感じです。
#効果
で、やってみての効果ですが、これは自分にはかなりハマっているなと。
まず、朝は子どももテンションが低いんですよw
うちの子どもも朝はけっこう早くて、6:00とか6:30には起きてきます。
しかし、起きてきてもしばらくはボーッとしてたり、
私がPCでカタカタやっててもあまりちょっかいを出してこないので、
作業しつつちょろちょろ話しながら、くらいの感じでうまいこと成り立っている感じです。
そうこうしている間に奥さんも起きてくるので、私はコーヒーの用意なり洗濯機を回しておくなり、
**「ただカタカタやってる人にならない」**よう心がけていますw
また、この「朝の少しの時間だけ」というのがある意味功を奏しており、
**「もっと勉強したい!!」**という良い意味でのフラストレーションになってます。
これにより、電車やランチ時など、隙間時間での勉强時間がかなり増えました。
夜、寝かしつけのときに自分も眠くなってしまっても、それはただ思い切り寝れば良いだけと割り切れます。
別に朝早く起きてコード書いてればいいんで。実際、そのほうが健康的かなとw
また、このリズムを平日のみでなく、休日もきっちり維持する、というのがミソです。
「休日だから朝はゆっくり寝たい」というのをやめました。
ゆっくり寝たいなら早く寝ればいい。それだけです。
私は休日、家族との時間を大事にしたいので、日中は子どもともたくさん遊びますし、
家族としての生活リズムに統一感を持つか、奥さんをよく寝かせてあげたほうが平和な家庭生活を維持できそうだなとw
実際、私は学習計画が休日によって破綻することが多かったのですが、この「朝コード」スタイルにしてからはかなり安定しています。
このあたりの気持ちの問題も、変に制約をキツくしていないからこそ、うまく自制心が作用しているように感じます。
#課題
最近感じる課題は「季節感」ですかね。
冬は寒い -> 私は寒いのが苦手 -> 活動力が低下する
これがキツイ。秋頃は余裕だったんですが。。。
どうも爬虫類ばりの変温動物に類する私にとって冬は魔物のようです。
暖房とAlexaあたりでなんとかしようw
#おわりに
今回、なにげに初のアドベントカレンダーに挑戦してみましたが、けっこう書く内容に悩んだりで、
うまく「朝コード」の良さを伝えきれない部分もあったかもしれません。
メッセージとして伝えたいのは、
1. 自身を取り巻く(家庭)環境をよく理解する
2. 無理のない学習プラン(特に、「どの時間帯を勉強時間とするか?」)を考える
3. 継続的に実行する
といったところですかね。
私も子どもが大きくなってきて、成長を見届けるのが楽しい一方で、自身もまだまだ成長し続けたい!という意欲があります。
なので、このバランスを保つソリューションとして「朝コード」なる取り組みを実施中です。
まだまだやりながら改善していくと思いますし、私のやり方が他の方にピタッとハマることも無いかとは思いますが、
もしなんらかのインスピレーションに繋がりましたら幸いです!
さて、明日は現在育休中のIkuo Suyamaさんより、育休中のテーマでご検討中のようです!
パパママエンジニアのみなさん、お子様の健やかな成長をお祈りいたします!
まだまだこのAdvent Calendarを盛り上げていきましょう!!!