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GitとSourcetreeのインストールから、GitHubとBitbucketとのssh接続までの初期設定手順【Windows】

Last updated at Posted at 2020-01-12

WindowsユーザーでGitのクライアントツールとしてSourcetreeを使用して、GitHubとBitbucketのリポジトリと接続する人向けの初期設定手順です。

Gitについて、Sourcetreeの内蔵Gitを使用する手もありますが、コマンドプロンプトでgitコマンドが使えなかったり、Sourcetreeの起動も遅くなる(らしい)ので、Git for windwosをインストールして、SourcetreeではシステムGitを使用する設定を紹介したいと思います。

手順概要としては以下のとおりです。

  1. Git for Windows, Sourcetreeのインストール
  2. sshキーの生成とGit Bashでの読み込み
  3. Sourcetreeでのsshキーの読み込み
  4. GitHub, Bitbucketでsshキーの登録

Git for windowsのインストール

Git for windows公式サイトからインストーラをダウンロードし、ダウンロードしたインストーラを実行します。

インストーラのデフォルト設定のままでもいいと思いますが、私の設定、また、個人的に設定を変更した方がいいと思う部分について、記載したいと思います。個人的に設定を変更したほうがいいと思っている箇所については【変更推奨】という印を付けています。

  • インストールするコンポーネントの設定画面
    2020-01-12_18h41_48.png

    • [Additional icons]のチェックを外す
      • Git Bashは基本的に、Sourcetreeを経由して使用するので、Git Bashへのショートカットを作成しないようにした
    • [Windows Explorer integration]のチェックを外す
      • Explorerからgitを使用することもないのでチェックは外した
  • デフォルトのエディタ設定
    2020-01-12_18h42_52.png

    • サクラエディタを設定
      • コミットメッセージ等を編集するときに使用するエディタの設定。テキストを簡単に修正することしかないので、シンプルかつ起動が早いサクラエディタを設定しています。好みのエディタを設定すればいいと思います
  • 改行コードの変換設定
    2020-01-12_18h43_58.png

    • 【変更推奨】[Checkout as-is, commit Unix-style line endings]を選択
      • Dockerを使用する場合などで改行コードがLF→CRLFに変換されると起動しなくなったりするので、チェックアウト時は改行コードの自動変換がされない設定にします
      • Windowsでファイルを作成したとき、改行コードがCRLFになることが多いのですが、リポジトリではLFで管理したいので、改行コードLFに変換するようにします(Gitでは基本はLFで保存することが推奨されている)

SourceTreeのインストール

Sourcetree公式よりインストーラのダウンロードし、ダウンロードしたインストーラを実行します。
インストール時の注意点は以下のとおりです。

  • 途中で、Bitbucketのログインが求められたら、Bitbucketのアカウントを作成し、ログインします
  • Mercuialは使わないのでインストールしなくていいです
  • SSHキーを読み込ませるか聞かれたら、[いいえ]を選択してください

sshキーの作成と、Git bashにsshキーの登録

以前sshキーを作成している場合は、ホームディレクトリ直下の.sshディレクトリにid_rsa, id_rsa.pub, id_rsa.ppkファイル等がある場合があります。
今回紹介する手順では、id_rsa, id_rsa.pub, id_rsa.ppkファイルを作成しますので、ファイル名の変更、または.sshディレクトリのディレクトリ名の変更、または生成するファイル名を別の名前で保存し、今回の手順で適宜読み替えて作業を進めてください。

  1. Git Bashを開き、「ssh-keygen」コマンドを発行。sshキーのファイル名を聞かれますが、デフォルトのままでいいと思います。デフォルトのままにする場合は、何も入力せずにEnterキーを打ちます。
$ ssh-keygen
Generating public/private rsa key pair.
Enter file in which to save the key (/c/Users/mongol/.ssh/id_rsa):
Created directory '/c/Users/mongol/.ssh'.
Enter passphrase (empty for no passphrase):
Enter same passphrase again:
Your identification has been saved in /c/Users/mongol/.ssh/id_rsa.
Your public key has been saved in /c/Users/mongol/.ssh/id_rsa.pub.
The key fingerprint is: 
SHA256:(以下省略)
  1. そのままGit Bashで「ls .ssh -l」コマンドを発行し、id_rsaとid_rsa.pubの2ファイルが生成されたことを確認します
$ ls ~/.ssh -l
total 5
-rw-r--r-- 1 mongol 197609 2602 12月 22 14:41 id_rsa
-rw-r--r-- 1 mongol 197609  572 12月 22 14:41 id_rsa.pub
  1. そのままGit Bashを使用して、eval $(ssh-agent)コマンドを発行し、ssh-agentを起動します。ssh-add ~/.ssh/id_rsaコマンドを発行し、sshキーを登録します。
$ eval $(ssh-agent)
Agent pid 9700
$ ssh-add ~/.ssh/id_rsa
Identity added: /c/Users/mongol/.ssh/id_rsa (mongol@mongol-note-pc)

これでGit Bashにsshキーが登録できました。

SourceTreeでのSSHキー読み込み

ssh-keygenで生成したsshキーはOpenSSH形式ですが、SourceTreeではPuTTyを利用してssh通信を行うため、PuTTy形式のsshキーが必要になります。
PuTTYを使ってPuTTY形式のsshの秘密鍵(プライペートキー)を作成して読み込ませる必要があります。

  1. PuTTy形式のSSHプライベートキーの作成します。Sourcetreeを開いて、ツールバーの[ツール] > [SSHキーの作成/インポート]をクリックします。PuTTY Key Generatorウィンドウが開きます
  2. [Actions]の[Load]ボタンをクリックします。開いたファイル選択ダイアログでは.ppkファイルのみに絞られているので、All Filesにして、id_rsaを選択します。 2020-01-12_21h56_46.png 2020-01-12_21h57_06.png
  3. 警告が出ますが、OKをクリックします。
    2020-01-12_21h55_37.png
  4. [Actions]の[Save private key]ボタンをクリックします。passphraseなしで保存していいかという旨の警告が出てきますので、OKボタンをクリックします。id_rsa.ppkというファイル名でPuTTY形式の秘密鍵を保存します。
    2020-01-12_22h01_37.png
  5. タスクトレイから「Pageagent」を右クリックし、「Add Key」を選択します
    2019-12-22_16h38_40.png 2020-01-12_23h36_06.png
  6. 同じくタスクトレイから「Pageagent」を右クリックし、「View Keys」を選択。読み込まれていることを確認します
    2019-12-22_16h40_48.png

GitHubとBitbucketに公開キーを登録

  1. GitHubに公開キーを追加

    1. GitHubを開き、右上の自分のアイコンをクリックし、[Settings]を選択します
    2. 左のナビゲーションバーから[SSH and GPG keys]を選択し、SSH keysの画面が開くので、[New SSH key]ボタンをクリックします。
    3. TitleにSSHキーの登録名を任意に設定し(端末名が分かるようにしておくと良い)、keyに.sshフォルダのid_rsa.pubの中身をコピペします。[Add SSH key]ボタンをクリックします
  2. Bitbucketに公開キーを追加

    1. Bitbucketを開き、左下の自分のアイコンをクリックし、[Bitbucket settings]を選択します
    2. 左のナビゲーションバーから[SSH鍵]を選択し、SSH 鍵の画面が開くので、[鍵を追加]ボタンをクリックします。
    3. LabelにSSHキーの登録名を任意に設定し(端末名が分かるようにしておくと良い)、keyに.sshフォルダのid_rsa.pubの中身をコピペします。[鍵を追加]ボタンをクリックします
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