はじめに
Alexaの定型アクションにいつの間にかIFTTTが追加されていました。
これまでもIFTTTのThisにAlexaを指定できたので定型アクションを使うメリットがわからなかったのですが、実際に使ってみると違いやメリットがあったのでまとめました。
今回はスタイリッシュに会社から帰宅できる定型アクションを作ってみます。
シュッと帰りましょう。お先でーす!
まとめ
- これまでIFTTTでAlexaを使うと「○○をトリガー」と言う必要があったけど定型アクションを使うと指定フレーズだけで済む。
- IFTTTで指定したアクションだけでなくカスタムスキルやその他のアクションを同時に実行できる。
IFTTTとは
- 「これをしたらあれをする」ができるWebサービス
- これ / あれ = IFTTTに対応しているたくさんのWebサービス
例えば「朝7時になったら、LINEへ天気予報を送る」ことができます。
定型アクションとは
1回の発話で複数のアクションを実行できます。
例:「アレクサ、おはよう」と言うと
- 天気予報お知らせ
- ニュース読み上げ
- テレビの電源をオンにする
のようにたとえば毎朝のルーチンを一言で済ませることができます。
今回つくる定型アクション
「アレクサ、今から帰るよ」と言うと
- 「今から帰ります」と妻へLINEする
- 次のバスは何分後か教えてくれる
を作ってみます。シュッと帰りましょう!
事前準備
IFTTTがAlexaとLINEを使えるようにします。
設定済みの人はIFTTT設定までスキップしてください。
IFTTTとAlexaの連携
IFTTTアプリを起動、Alexaを検索してConnectをタップ
(スマホアプリではなくブラウザでも設定できるはずです)
Alexaに登録しているAmazonアカウントでログインしてAlexaとの連携を許可
IFTTTとLINEの連携
IFTTT設定
ThisへAlexaを指定
What phrase?へ任意のフレーズを入力してCreate triggerをタップ
ThatへLINEを指定
Recipientへ送り先、Messageへ任意のメッセージを入力してCreate actionをタップ
IFTTT側の設定はこれで終わりです。
Alexaの定型アクション設定
次はAlexa側の設定です。Alexaアプリから定型アクションをタップ
定型アクション名を入力へ任意の名前を入力し、実行条件を設定をタップ
開始フレーズを設定から定型アクションを実行するためのフレーズを設定
前に作成したIFTTTのアプレットを追加(アプレットの名前ではなくフレーズが表示される)
2019年10月末に定型アクションへカスタムスキルも追加できるようになったので、次のバスが来る時間を教えてくれるカスタムスキル「次のバス」を追加してみます。
定型アクションを実行してみましょう。
「アレクサ、今から帰るよ」と言うと「今から帰ります」とLINEでメッセージを送ったあと「次のバスは5分後です、その次は何時何分です」と教えてくれます。
奥様に既読スルーされても負けないでください。送ることに意味があるのです。
だがしかし、送ったあとに寄り道をするとややこしいことになるので注意してください。
定型アクションの可能性
- 2019年12月現在、定型アクションに登録できるカスタムスキルは一つだけです。次のバスの代わりにアメミルAI天気解説で雨だったら傘持って帰るとか、Yahoo!路線で電車の運行状況を聞くなど、自分のライフスタイルに合わせてカスタムスキルを定型アクションへ追加すると良いです。
- Echo FramesやEcho Loopなど常にEchoデバイスを身につける時代が来たらさらにQOLあげられそうです。