はじめに
KMVを用いた仮想マシンにおけるゲストマシンをCentOS6ホストからCentOS7ホストへ移行させたときのメモをまとめます。
移行元マシン(CentOS6)での操作
現在のゲストマシンを確認
$ virsh list --all
移行対象マシンが停止していることを確認する
移行対象のゲストマシンのXMLを出力
$ virsh dumpxml guest_machine01 > guest_machine01-backup.xml
※ guest_machine01
は登録されているゲストマシン名
qcow2ファイルとXMLファイルを移行先マシンへ移動
移行先マシン(CentOS7)での操作
XMLファイルの修正
XMLファイルからマシンを立ち上げるためにコピーしてきたXMLファイルを修正する
① <address type='pci'/>
のタグを全て削除
仮想マシンに対するPCIデバイスの割り当てはマシンで異なるので削除
後述のvirsh define
で自動で新たに割り当てられる。
② driver
タグ内のcache
アトリビュートとnative
アトリビュートを削除
例
<driver name='qemu' type='qcow2' cache='writeback' io='native'/>
↓
<driver name='qemu' type='qcow2'/>
③ source
タグbridge
アトリビュートを移行先マシンのブリッジに修正
例
<source bridge='lan_br'/>
④ source
タグfile
アトリビュートのqcow2ファイル保存先を移行先マシンのものへ修正
例
<source file='/storage/qcow2/guest_machine01.qcow2'/>
XMLファイルからゲストマシンをドメイン登録
$ virsh define guest_machine01.xml
XMLファイルから仮想マシンを立ち上げる
$ virsh create guest_machine01.xml
仮想マシンが起動されます