俺がG検定を受けるときに、公式テキストを読んでまとめたメモが出てきたので公開するよ。
試験の前にざっと見返して、「わかる、わかるぞ!進研ゼミでやった問題だ!」みたいな感覚に耽ってやる気を高めよう!
第一章 人工知能(AI)とは
1-1. 人工知能(AI)とは
1. 人工知能の定義
1.1 人工知能とは何か
1956年 【ダートマス会議】にて【ジョン・マッカーシー】が【人工知能(Artificial Intelligence)】という言葉を使った
共通認識
推論、認識、判断など、人間と同じ知的な処理能力を持つ機械(情報システム)
それ以外の解釈は多様で定義が異なる
1.2 人工知能の大まかな分類
書籍「エージェントアプローチ人工知能」
人工知能とは
・周囲の状況によって行動を変えるエージェント
・入力によって出力を変えるプログラム
【人工知能のレベル別分類】
■レベル1:シンプルな制御プログラム
全ての振る舞いがあらかじめ決められている
例)エアコンの温度調整、洗濯機の水量調整、電気シェーバーの深剃り調整
■レベル2:古典的な人工知能
探索・推論、知識データを利用する事で、状況に応じて極めて複雑な振る舞いをする
例)掃除ロボット、診断プログラム
■レベル3:機械学習を取り入れた人工知能
非常に多くのサンプルデータをもとに入力と出力の関係を学習
パターン認識×ビッグデータで進化を続けている
例)検索エンジン、交通渋滞予測
■レベル4:ディープラーニングを取り入れた人工知能
特徴量と呼ばれる変数を、自動的に学習するサービスや製品
用語)特徴量・・・どのような特徴が学習結果に大きく影響するかを定量的に表したもの
例)画像認識、音声認識、自動翻訳
1.3 AI効果
人工知能で何か新しいことが実現されても、その原理がわかってしまうと、
「それは単純な自動化であって知能とは関係ない」と結論付ける人間の心理的な効果
1.4 人工知能とロボットの違い
ロボットと人工知能は明確に異なる
ロボットの脳にあたる部分が人工知能
人工知能研究は
「考える(知的な処理能力)」という「目に見えないもの」を中心に扱っている
1-2. 人工知能研究の歴史
1. 人工知能研究の歴史
1.1 世界初の汎用コンピュータ誕生
1946年 エニアック(ENIAC)ペンシルバニア大学にて開発
1.2 ダートマス会議
1956年 ダートマス会議 開催 エニアック誕生から10年後
重要な出来事
・ジョン・マッカーシー が「人工知能」という言葉を作った
・ニューウェル と サイモン が世界初の人工知能プログラム「ロジック・セオリスト」を開発
伝説級の人物が参加した伝説の会議
マーヴィン・ミンスキー
ジョン・マッカーシー
アレン・ニューウェル
ハーバード・サイモン
1.3 人工知能研究のブームと冬の時代
■第一次AIブーム 推論・探索の時代
1950年代後半~1960年代
【要因】
コンピュータによる推論・探索の研究が進み、特定の問題に対して解を提示できるようになったことでブームが起きた
【問題点】
トイ・プロブレム問題(おもちゃの問題)
簡単な問題はとけても、複雑な現実問題は解けない事が判明した
(迷路や数学の定理は解けるが、現実の問題は解けない)
■第二次AIブーム 知識の時代
1980年代
【要因】
データベースに大量の専門知識を詰め込んだ「エキスパートシステム(専門家システム)」が登場した
【問題点】
知識を蓄積・管理する事は大変すぎて出来ない事が判明した
日本では:大型国家プロジェクト「第五世代コンピュータ」推進されていた。
■第三次AIブーム 機械学習・特徴表現学習の時代
2010年~
【要因】
1.ビッグデータを用いる事で、自ら知識を獲得する「機械学習」が実用化された
2.知識を定義する要素である「特徴量」を人工知能が自ら習得する「ディープラーニング(深層学習)」 が登場した
その他ジェフリーヒントン率いるトロント大学がILSVRCの画像認識コンペティションで圧倒的優勝 (ディープラーニングを利用)
グーグルのアルファーゴがプロ棋士に囲碁で勝利などのトピックも重なって話題となった。
レイ・カーツワイルのシンギュラリティー懸念も話題となった。
2019年現在も進行中のブームである
【まとめ】
第一次AIブーム「推論・探索の時代」、第二次AIブーム「知識の時代(エキスパートシステム)」、第三次 AIブーム「機械学習と特徴表現学習の時代(ディープラーニング)」