きっかけ
個人的な学習としてShopifyストアをNext.jsで構築してみたくなり、どうせなら既存のデフォルトテーマ(Debut)を再現したかったことがきっかけです。
最初から「デザインを再現したものって、著作権の都合上どの程度記事として公開して良いんだろうか」と気になっていましたが、とりあえず見切り発車してしまい笑
「まあ大丈夫だよな」「万が一怒られたら取り下げればいいか」なんて思いながら、「そろそろ記事を作成したいなぁ」という段になり、やっぱり気になったので、ちょっと調べてみました。
個人的な結論
- まず大事なのは、創作物の著作権が存在するのか、誰に存在するのか、という認識
- 模写自体は、創作的な表現と言えないため、著作物と言えず、著作権法では保護されない。
- 「私的な使用」であれば全く問題ない(著作権法で許されている)
- 記事として「公開」するなどの公共的な利用に関しては、オリジナルの作品の著作権を有する著作者の考え方次第。
- 一般的には、「商用は基本だめ」「公序良俗に反しない範囲であれば許可されることが多い」
- 気になったら著作権を有する著作者(企業や個人)が公表しているガイドラインやサポートに確認してみたらいい
※法律の専門家が下した解釈というわけではなく、あくまで「プログラミングの学習として"模写"して記事として公開してみたいなぁ」と思ったただの一般人の意見として参考にしてください。
聞いてみた
「著作権が自分にない」という時点で頭でっかちに「ああ、やっぱりだめなのかな😅」と思ってしまいましたが、Shopifyの英語チャットサポートに聞いてみました。
こちらのチャットサポートでは、添付画像に「最速でご返信します」とありますが、本当に、基本的には質問をリクエストしてから1分くらいで対応が始まります。
公式で有料プランの基本的なサービスとして「24時間体制のライブチャット」という風に説明されていますが、Shopifyストアを持っていなくても(ストアを持っているかを選択する画面がある)普通に問い合わせることができ、ものすごく便利です。
そこで「Store Front APIの勉強として、Debutテーマを再現してみたんだけど、記事として公開してもいいですか?」と聞いてみたところ、「何が問題なの?」「みんなやってるし、それがコミュニティに貢献することなら大歓迎です」と好意的な返信をいただきました笑
(こちらのチャットサポートはチャット終了後にやりとりの内容を入力したメールアドレスに送ってくれますが、Gmailのアカウントの容量がいっぱいになっていて、こちらを受け取ることができませんでした泣)
「専門の部署に問い合わせます」とか日本企業的な対応を予想していたのですが、この辺は、出店者や開発者による優れたエコシステムを構築しているShopifyならではだなぁと感心させらました(そもそも考えすぎ?笑)
参考
著作権法(昭和四十五年法律第四十八号)施行日: 令和三年一月一日(令和二年法律第四十八号による改正)
模写に著作権は適用されますか?されるとしたら人工知能で生成された画像の著作権は誰のものですか
1.模写と著作権について
①模写される対象の絵画等が著作物である場合、模写は著作物の複製となりますので、私的使用など著作権法上許される場合でなければ模写は許されません。保護期間が過ぎていれば大丈夫ですが。
②また、模写自体は、創作的な表現と言えないため、著作物と言えず、著作権法では保護されません。
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