ローカル5Gは金さえあれば、免許を取得して機材を購入し構築すれば、
自営の5Gをふけるようになる。
ローカル5Gはオレ様5Gとも言えるスタンスだ。
MEC構成にしてしまえば、電波の干渉攻撃を受けない限りは、取得した免許帯域とネットワークを独占できるわけだ。
よく考えてみると、これは4Gの頃から出来上がったMVNOが
MNOに設備を借りるのにかかるお金に似ている。
MNOに設備を借り受けて、独自のサービスを提供し、
その無線リソースは複数のユーザーで共有することになる。
小さな土管を借りるスタイルだが 1ユーザに専有させると月額数百万ほどの月額料を取らないといけなくなるだろう。
そのため、MNOより借り受けた一つ、または複数の土管を何百、何千というユーザーで共有することになる。
そのため、ユーザの基本料は安くなるが、同時刻に他のユーザがサービスを利用していると、通信速度が遅くなる仕組みだ。
このことをローカル5Gと対比した場合、MVNOサービスがユーザーで共有するのに対し、ローカル5Gは電波の免許〜設備までを自前で準備することになる。
そうすることで、所有者が独占することも可能なオレ様5Gが完成するというわけだ。
しかし、現在のローカル5Gには次に挙げる3つの弱点がある。
- 設備が初期費用で、概ね1,000万円以上は必要となり高額。
- 電波の飛ぶ範囲がやってみないとわならない。(sub6やミリ波の電波特性の影響)
- テクノロジーが高度なため、設計・構築や障害時のトラブルシュートに技術者が必要。
ローカル5Gは上記のような問題に直面しており、ゆるやかに問題解決を行う社会姿勢は垣間見えるものの、いつ頃、実際の改善が成されるかは未知な状況が続いてるのである。
現在、パブリック5G が必要とされなくて、ローカル5Gも利用用途が不明なのも当然といえば当然な状況とも言えよう。
しかし、今後、通信業界はローカル5Gでお金を流動させる使命があるだろう。
では、こんな弱点だらけのローカル5Gをどう売ったらよいか?
答えは一つ。お金持ちの「玩具」、おもちゃとして売り出せばいいのだ。
車と同じで、所有してるのをステータスとして顧客を満足させる道が残されていることに筆者は気づいたのだ。
故に、私達は、極太客を見つけていく必要があると言えよう。これが真の5Gスタイルと筆者は考えた。
今後の 5G, 6G, 7G の発展を楽しんで行こうじゃないか。