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3分でセットできる屋外プロジェクターセット やり方

Last updated at Posted at 2022-07-07
※記載の肖像写真または映像の許可のない転載及び商用利用はしないようお願いします。(物だけの作業写真の方は構いません)

リアルタイムCGでプロジェクター撮影→屋外やイベントで

TouchDesignerなどのソフトで映像を作り、プロジェクターで壁に映像を映し出すと、いわゆるプロジェクションマッピングや、映像を背景にした撮影などを楽しむことができます。

※モデルはゆに様にご協力いただきました。素敵なモデルをありがとうございました。
https://instagram.com/ynmyuyu?igshid=YmMyMTA2M2Y=

ですが、イベントなどでは、前日から時間をかけて設営させてもらえることはマレです。
あまり長く場所を専有してしまうと周りの方にも迷惑になってしまいがちです。
電源もなく、10分以内にセットor撤収が必要だったりします。

そこで
ポータブルバッテリーを使って、電源無しでも(恐らく)3分以内にセットor撤収できる、プロジェクターの投影セットを考えてみました。
公園などの屋外でも投影が可能になります。

400whのバッテリーと100Wプロジェクターで少なくとも2時間ぐらいは使えてます

作るもの

最終的にこんなセットになります
大きい旅行かばんでポータブルバッテリーを運びつつ、PCを操作する机代わりにもしています。

使用したもの

  • キャスター付き旅行かばん(スーツケース)
    88リットルサイズ(高さ77cm)
    →2023/8/25追記
    持ち運びが楽な55リットルサイズも使ってます。

  • ポータブルバッテリー
    定格300w 400wh
    →2023/8/25追記
    これでもいけましたが
    定格500w 626whの良いのがあり変更しました。

  • 三脚
    普通のカメラ用のやつです。耐荷重3kg

  • プロジェクター
    1.5kgぐらい 1,000lm 100w

    • (オプションの1/4ネジ取付用アタッチメント)
  • HDMIケーブル3m

  • ノートPC

  • 編組チューブ
    ケーブルをまとめる奴です。ケーブルが絡まないとそれだけでかなり時短になります。

Webカメラをセンサに使うとき

  • USB延長ケーブル2m
  • Webカメラ
  • カメラ固定用クランプ

撮影するなら

  • 撮影用カメラ
    ミラーレスの軽いやつ
実際に購入した製品です。ご参考になれば ※リンクはもしかしたら実際のものと微妙に異なるかもしれませんのでご注意下さい。

事前準備 手順

ポータブルバッテリーに電源ケーブルをつなぎます。
ポータブルバッテリーの電源をON
揺れた時にバッテリーが衝撃に耐えられそうか気にするようにします。
また万が一、バッテリーが発火などしてしまうといけませんので、中に可燃物などは入れないようにします。

ケーブルを外に飛び出させたままカバンを閉じて、チャックを閉めます。ケーブルが飛び出る所だけあけておきスキマからケーブルが飛び出しておけるようにします。

立てるとこんな感じ。
網組みチューブなどでケーブルをまとめておくと、ケーブルがからまず、短時間で設置ができます。


一部のプロジェクターには1/4ねじ穴がついており、三脚のクイックシュー(さっと取り付けできるようにするためのアタッチメント)が取りつけられるようになっています。
使っていた機種(エプソンのEF-11)はネジ穴がなかったのですが、オプション品のアタッチメントを付けると1/4ねじも取り付けられるようにできました。

ここまでを現場に入る直前までにやっておきます。

現場でのセット作業 手順

ここからの現場でのセット作業を3分で目指しましょう。
まず、周囲の安全を確認して、ぶつかったり転倒の原因になったりしないように気をつけつつ作業します。

プロジェクターを三脚に取り付けます。


あとはケーブルをプロジェクターとPCに取り付けるだけで完成です。

プロジェクターとPCの電源をONにして投影をしてみましょう。

旅行カバンを大きな奴(写真は88リットル)にするとPCを動かすときの机がわりになります。

点灯時は周囲に迷惑にならないか
万が一バッテリーが発火したときに引火するようなものがないか注意します。

残り時間とポータブルバッテリー(電池)に余裕があれば→モーションセンサーを使いインタラクティブCGに

Webカメラをセットしてセンサーとして使えます

セット後はTouchDesignerなどソフトで、マッピング作業を行います
(参考)
"プロジェクタ映像にカメラでモーションセンサをつける"チュートリアル
https://youtu.be/HSP0_oEMFX4

たとえば、こんな風に動いた部分の輪郭線を雷っぽくしてプロジェクターで重ねて投影

音声拾ってもインタラクティブな反応する奴にできますね

プロジェクター撮影してみた感想

プロジェクターをカメラ用の三脚に載せられると、やっぱり位置合わせもしやすいですね
後ろに炎とか雷を映して魔法みたいな感じにして楽しむことができました。
特にロケーションとか頑張らなくても、好きな形で映像を置けるので、カメラ初心者の私でも、色んな構図作りが出来ました。

(画像は電源のあるスタジオで撮影したものです)

また、屋外のイベントに持ち運んで投影できると、やはり様々な人に映像を見て頂いたり、一緒に撮影してもらいやすく、色んな遊び方を試す機会を増やすことができました。

その他

ポータブルバッテリーを買うとき

以下を気にすると良さそうです。

  • 定格出力は十分か
    たとえば全部で200W使用するのであれば300Wぐらい出しても壊れないものを選びます
  • メーカーが電池の回収を行っているか
    廃棄するときに苦労しないですみます
  • 持ち運べる重量
    重いバッテリーほど大容量で長く使えますが、他の機材と一緒に運ぶのも考えて妥協できる重さで選びました。
  • 耐久性
    ガタガタ揺れたりするので

プロジェクター

プロジェクターの重さは1.5kgぐらい以下、重心がかたよってないものだと、三脚にのせるには楽でした。
(エプソンEF-11は
本体1.2kg+アタッチメント分)

重いの使ってた時の様子 以前3kgのを扱っていた時は三脚に載せると、かなり不安定でした(EPSON製 EB-S05)。あきらめてノートパソコンを載せられるPCアームスタンドを組み立ててその上にのせてましたが、現地での組み立てにも時間がかかってしまいました…運ぶと重いですし

ノートパソコンアーム 100-NPC004 サンワダイレクト
https://amzn.asia/d/38BPK6H

明るさは1,000lmのものを使ってます。
明るいほうがキレイに映すことができます。その代わり明るいと重いことが多いのと、電池消費も激しくなるのでバランスを見てます。
これぐらいの明るさだと1~2m四方ぐらいの大きさに画像のように映せます。


昼間屋外でも、意外と暗い陰なら辛うじて映像を見ることができました。ですが、やはり夕暮れくらいの明るさの方がキレイではありました。
背景は白っぽいほうが見やすく、あまり色がついていたり黒かったりすると目立たなくなってしまいます。
照度計アプリを使うと、その場所の明るさが数字で分かるのでオススメです。
【2022年】照度計アプリおすすめ
https://my-best.com/6590

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