5
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

ゆめみに内定承諾するまでの就活体験記

Last updated at Posted at 2025-03-26

はじめに

26卒のフロントエンドの分野でゆめみさんから内定をいただき、承諾したので、就活体験記を書こうと思います。
現在就活中の26卒や、27卒以降の未来の就活生に向けて、具体的にどういうことをやっていったかや、その効果の有無を書きましたので、参考になればと思います。

ゆめみは入社後に入社エントリを書くことが推奨されているらしいので、特にゆめみ関連にフォーカスした就活体験記と、入社エントリをあわせて Note に書こうと思っています。
そのため、本記事では自身の就活体験全体についてを書いており、ゆめみ関連のことはあまり書いていません。
タイトルにゆめみの名前が入っているのは、Note で書く方の記事でこの Qiita の記事を引用した際に見やすくなると思ったためです。
ゆめみフォーカス版の就活体験記と入社エントリの記事を投稿次第、本記事も更新いたします。

また、就活でバリバリにサポーターズさんを使わせていただいたので、その所感や、どのような進み方だったのかについても書こうと思います。

追記(2025/4/6):
ゆめみフォーカス版の就活体験記を書きました。気になる方は以下リンクからご覧ください。

想定する読者

  • 26卒で現在就活中の (エンジニア志望) 就活生
  • 27卒以降の(エンジニア志望)就活生

おおむねエンジニア向けですが、おそらく他分野・他業界でも通ずるところはあると思います。
ただ、本記事は就活体験記ということで、就活生をメインに据えています。転職は入社すらしていないので、記述の対象外としています。

自分について

記事の内容と直接関わることではないので、読み飛ばしていただいて構いません。

就活時に書いた・話した覚えのある項目を挙げています。

  • 情報工学専攻、大学院卒業見込み
  • プログラミング歴 5年 (大学入学から現在に至るまで)
  • Webアプリ開発アルバイト従事 (1年半、フロント担当)
  • フロントエンド歴 1年半 (アルバイト開始と同時)
  • ETロボコン アドバンストクラス 全国総合6位 (2023年)、全国総合5位 (2024年、チームリーダー)
  • オンプレサーバー構築経験あり

2023年ETロボコンのうちのチームの結果は、以前まとめた記事があります。ETロボコンの概要について気になる方はどうぞ。

プログラミングは大学から始めており、他の積極的な学生さんには負けるものの、ETロボコンで全国出場という下駄があった分、ほぼ全ての企業さんに話せました。チームメンバーにひたすら感謝。

逆にオンプレサーバーは少し話した程度で就活にはほとんど意味のない情報でした。
フロントエンド志望で就活を進めていましたし、ETロボコンという明らかに企業側にとって質問しやすい話題があるので、悲しいながら想定通りでした。

結果的に、2社から内定をいただいきました。ゆめみさんから内定をもらってから、1社目の企業さんの内定を辞退して就活を終えました。
ゆめみの1次を通過したあたりで、他企業の選考を辞退していたため、受けた企業の数の割に内定をもらった数は少なかったです。

本記事で伝えたいこと

  • 納得のいくまで就活しよう
  • 志望分野の開発体験を(こだわりをもって)積もう
  • 面接の質問は聞かれてることだけ、自分の考えをしっかり主張しつつ答えよう
  • ポートフォリオサイトはあった方が絶対によいがなくても構わない
  • サポーターズを使おう

本記事で言いたいこと、就活で効果があったものを簡潔にまとめると、以上の5つです。

納得のいくまで就活しよう

一番大事だと思っています。
他人やいっときの感情に流されず、自分を俯瞰して本当にその会社で働くことを想定したときに、自分が納得できるかが重要だと思います。

内定を承諾した後、入社してしばらくして後悔するよりも、承諾前に十分検討すべきです。

志望分野の開発体験を(こだわりをもって)積もう

  • ETロボコン、チームリーダーおよび全国出場の経験
  • アルバイトでのWebフロント実務経験
  • ハッカソン参加

就活でこれらの内容を話せたことがかなり大きかったです。
とはいえ、これを見ている皆さんにETロボコンやろうとかそういうことを言いたいのでは当然ありません。
これらを経験した上で、自分にとって得られた経験や知見、技術的な知識をつけられたことがよかったということであり、各々違った開発体験を言語化できるといいねという話です。

志望の分野が決まっているのであれば、その分野の開発体験を意識して積みましょう。
ETロボコンは面接でかなり役に立ちましたが、志望分野であるフロントエンドに関する質問については、当然ながらその限りではありませんでした。
書類審査に通る、コーディングテストに受かる、面接で体験を話すためにも、実際にプロダクトを作ってみることをおすすめします。

ただし、無意味にプロダクトを量産するのはむしろ効率が悪いです。少なくとも就活においては。これは断言できます。

特に生成AIが発達した昨今、プロダクトを作ること自体はさほど難しくありません。
面接で聞かれるのは、どういうプロダクトなのかよりも、そのプロダクトでこだわったところ(コンセプトなど)・工夫したところ(〇〇の処理を効率化した、開発チーム内で〇〇するようにしたなど)であることが多かったです。
プロダクトの性質や、処理面で工夫したところを明確にしましょう。

実務経験があればなおよいですが、正直アルバイト関連の話は面接官から聞かれたときに答えるだけだった気がするので、ハッカソン出るだけでも十分だと思います。
(書類に通るかは保証しません。実務経験あればその方がいいのはその通りなので。)

面接の質問は聞かれてることだけ、自分の考えをしっかり主張しつつ答えよう

これは、以下 2 つが目的です。

  • なにかうまいことを言おうとして着地点が不明瞭になり、結論が質問の回答から遠ざかることを防ぐため
  • 自分が「なんとなく」で動いていないことを示すため

前者は、就活あるあるだと思います。自分も何度かあった気がします。
面接でオンプレサーバー構築もアルバイトもETロボコンも、全部言おうとして失敗してました。
言いたい事実は絞って、最初に端的に述べてから、絞って浮いた分で思考を示すのが個人的に効果があった気がします。

後者は、自分の思考を示す上での大元となる、理由を明確化するためです。
書類でもそうですが特に面接において、自分がどういう人間かを相手に知らせるかが、一番面接で通りやすかった要因だと、就活を振り返った今思っています。
思考を書類に書くには限界があります。せっかくなので、面接ではESからは得られない情報を言い、相手に自分を伝えると効果的だと考えました。
前者でいう「うまいこと」というのは、自分の考えだと個人的に思っています。

ポートフォリオサイトはあった方が絶対によいがなくても構わない

色々な企業を受ける上で、カジュアル面談や面接で、「ポートフォリオサイトを拝見しました」と言われたことも何度かありました。
嬉しいと同時に、面談・面接もスムーズに進んだため、一定の効果はあった気がします。
また、開発時の体験でプログラミングに関する知識も少しつくので、面接で話せる内容も多少増えるかもしれません。

ただ逆に言えば、その「何度か」以外の企業は見ていないわけですし、作成過程で得られる知見についても、小規模かつ1人の開発です。

開発体験を積むことが大事とは述べましたが、就活生が今からポートフォリオサイトを作るよりも、素直に面接対策等に時間を使った方がいいと思います。
急いでポートフォリオサイトを作って得られる経験に対して、就活の時間を割く価値があるかと言われると微妙なところです。
それならハッカソンに出てプロダクト作った方がいいと思いますが、その分だけ就活時期が後ろにずれるので、実行するかはそれを許容できるかどうかだと思います。

サポーターズを使おう

私も使いましたが、本当に使ってよかったと思います。合同説明会のような企業紹介もありますが、私が満足度高かったのは以下の3つが理由です。

  • 1 on 1 面談
  • キャリアアドバイザーとの個別面談
  • 就活支援金 (!?)

1 on 1 面談については、自己分析のいい機会になりますし、面談した企業から特別選考やイベントの案内が来ます。これがきっかけで早期に内定決めた方も多いと思います。
詳細は、就活スケジュールにて後述します。

キャリアアドバイザーとの個別面談については、企業の紹介や、LINEで就活の相談や、企業のエントリーから面接日程の調整などの処理をしてくれます。
一部書類選考やコーディングテストがスキップになる (らしい) ので、それだけでもおすすめです。特に書類は、サポーターズのマイページに登録している内容でいいらしいので、手間も省けます。

また、1 on 1 面談の参加や特定条件(オファーをもらった企業の説明会やカジュアル面談、選考の参加)をクリアしたり、大規模な合同説明会の参加で、支援金がもらえます。

最初は驚きました。就活は色々なところに行かなきゃいけない、必要なものを買わなきゃいけなくて、お金がなくなると聞いていたのですが、逆に就活してお金が増えることになるとは思いませんでした。
私は、かれこれ5万円分くらいもらって、技術書買ったり、研究室のみんなに差し入れするものを買ったりしました。

就活進んでお金ももらえるので、個人的に使わない手はないと思ってます。
技育CAMPなど、技術的な教育でスキルをのばすこともできるので、それを目当てにしてもいいでしょう。

就活スケジュール

カレンダー、サポーターズさんとのチャット履歴から遡って書いているので、ある程度正確なはずです。

年月 活動内容
2024/07 就活開始、夏インターン申し込み (1社、落ち)
2024/10 サポーターズ ハイクラス 1on1 面談参加、個別面談登録
2024/11 初面接
2024/12 初内定、ゆめみコーディングテスト
2025/02 ゆめみ内々定
2025/03 ゆめみ内定、内定承諾

2024年

7月 就活開始、夏インターン申し込み (1社、落ち)

ゆるやかに就活開始。とりあえずで受けた夏インターンは普通に落ちました。今考えると、あまりにも面接経験、技術力、ともに足りていなかったので当然すぎた。
1社だけというのも、就活に全然力入れてなかったことが伝わりますね☺️

10月 サポーターズ ハイクラス 1on1 面談参加、個別面談登録

8, 9月はETロボコンの成果物作成や、大会出場で忙しかったので、就活を中断していました。
全国大会が終わってすぐくらいに、サポーターズさんのハイクラス 1on1 面談に申し込み、受かったので参加しました。
ここで10分発表の自己紹介用スライドを作成したのですが、自己分析としてかなり有用で、最後まで役に立ったと感じています。おすすめです。

企業が複数集まり、学生・企業の両者がアンケートで話したい学生・企業を集計し、マッチングするという形式でした。
希望が絶対に通るということはないので、自分が話したかった企業の人と話せなかったということもありました。ただ、そもそも参加する企業も1on1のたびに異なり、さらにマッチングの形式なので運もあります。仕方ないですし、全然許容できました。

面談後、スペシャルオファーという、特別選考の案内を複数社いただきました。中には交通費を会社側負担でオフィスに招いてもらったこともありました。
結局、その1on1には参加していなかったゆめみで内定承諾したので、そこで出会った企業に入ることはなかったです。
ただ、前述の通り、ここで知り合った企業には入る学生さんも多いと思います。

11月 初面接

10月は 1 on 1 面談関連で知り合った企業とあれこれしつつ、11月に本格的に就活を始めることになりました。

それにあたり、サポーターズの個別面談を使いました。20社ほど紹介をいただきましたが、受けたいという意思を尊重してくれるため、受けたいとはあまり思っていない企業については、紹介してもらっても選考に進まないことも可能でした。
半分の10社ほどに絞り、面接を進めました。内定を承諾したゆめみさんも、個別面談のアドバイザーの方から紹介いただいた企業のひとつです。
担当のアドバイザーに「忙しいので就活中断します」と伝えると快諾してもらえ、落ち着いたら連絡してと言ってもらえたのもありがたかったです。

余談ですが、途中フロントのコーディングテストがあったのですが、とあるサイトでの環境構築がどうにもうまくいかず、予選敗退しました。しかも2回。
どうすればよかったんや……。

12月 初内定、ゆめみコーディングテスト

11月に受けた企業から内定をもらいました。
他企業からの面接も進めつつではありましたが、気になっていた企業であったこともあり、優先的に選考を進めた結果、おおよそ1ヶ月ほどで内定をもらえました。

ゆめみさんは書類を除くと、選考過程はコーディングテストから始まります。コーディングテストについては、12月14日から31日の年末で受けた覚えがあります。
インフルエンザにひいひい言いながら、年開けという期限に追われて実装していたなどの話もありますが、今回は省略。

12月中旬頃に、内定をもらった企業さんとゆめみ以外は選考辞退をしました。
結果として、面接で落ちることはありませんでしたが、書類とコーディングテストで2割ほど落ちていたので、そこが個人的に一番の難所でした。
サポーターズさん経由の書類は全通過だったので、多分書類を適当に書きすぎました。反省です。

2025年

2月 ゆめみ内々定

1月も選考を進めていましたが、先輩の修論や後輩の卒論を手伝いつつだったので、スピードを落としました。
とはいえ、選考を進めているのはゆめみだけで、内定もらった企業さんとは面談が何回かあっただけだったので、全く負担ではなかったです。

2月はじめに内々定をもらってから、先輩が大学院を卒業するまでに対面で報告できたことが本当に嬉しかったことを覚えています。

内々定後、残りの期間はオファーレター面談等の面談があったのですが、英語論文の発表と時期が被っていたので、少しだけずらしてもらいました。

3月 ゆめみ内定、内定承諾

諸々の面談を終え、3月入ってすぐに正式な書面での内定通知をもらいました。
すぐに承諾して、現在に至ります。

1社目は 11月はじめから12月中頃。2社目(ゆめみ)は12月中頃から2月はじめで内々定が出たので、選考開始から内々定まで、おおよそ1ヶ月半から2ヶ月ほどかかっています。参考までにどうぞ。

就活を終えた感想

面白かったと思います。ちなみにある企業の面接官の人に就活面白いですっていうと笑われました。忘れてませんよ😠

笑われましたが、嘘偽りないです。色々なエンジニアの方と話したり、色々な分野の企業を見るのは、転職よりも就活の方が面白く、かつ広範囲をカバーできると思っています。

人生経験、自分のことを知るいい機会、人と会話する練習と捉えるくらいがちょうどいいと思います。
根を詰めすぎる、深刻に捉えすぎるよりはいくぶんかはいいと思いますし、うまくいかなかったときのリカバリーも取りやすいです。
これを見ている就活生が自分の納得のいく形で就活を終えられることを応援しています。

何度も書きますが、一番重要だと私が思っていることは、自分が納得いく就活ができるかどうかだと思っています。
知人の就活終わった報告で焦らないことも大事だと思います。

おわりに

半分サポーターズの宣伝みたいになりましたが、実際使って損はないと思います。
ハッカソンの主催、企業の社員さんを呼んでのLT会やハンズオンもやっていらっしゃるので、興味がある方は技術習得目当てで登録するのもいいでしょう。

納得いく就活については、自分がやりたいこと、行きたい企業をしっかり吟味できれば、就活は成功だと思います。
それらしいことをつらつらと並べましたが、これを見ている就活生さんの就活がうまくいくことを心から願っています。応援もしています👍️

Twitter も稼働中です。個人的に聞きたいことなどがあれば、ぜひ答えます。この記事のコメントでもTwitterでも、お気軽にお声がけください。

5
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?