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【合格体験記】MS-900を取得するためにやった事

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はじめに

本記事は、MS-900と呼ばれるMicrosoft 365 Certified Fundamentalsに合格した時の受験記録です。
受験日は2021年10月31日です。
意外とMicrosoft 365資格に関する記事がが少ないので、何かのお役に立てれば!?

MS-900とは

Microsoft365の主要サービスやセキュリティ、ライセンスに関する基礎的な試験で、Microsoft365系の資格の中では入門編に位置付けられます。
試験時間は45分で、私が受験した際は42問出題されました。大体1問当たり1分程度で回答することができれば時間内に回答することができます。問題文も短いので、あまり意識しなくても十分な時間があるかと思います。
合格ラインは700点/1000点です。ちなみに、私は792点でしたので、それくらいの点数の人が書いた記事だと思って、温かい目で見て頂けましたら...

試験範囲は

  • クラウドの概念について説明する(10~15%)
  • Microsoft365のコアサービスおよび概念について説明する(30~35%)
  • Microsoft365のセキュリティ、コンプライアンス、プライバシー、信頼性について説明する(30~35%)
  • Microsoft365の価格とサポートについて説明する(20~25%)

となっています。

簡単にどういったことが問われるか説明致します。

クラウドの概念について説明する(10~15%)

こちらのセクションでは、SaaS・PaaS・IaaSとは、という概念や、パブリック、プライベート、ハイブリッドといった概念、クラウドを利用するメリットといったことが問われます。
例えば、「Microsoft365はSaaS・PaaS・IaaSのどれですか?」といったことが出題されます。

Microsoft365のコアサービスおよび概念について説明する(30~35%)

ここでは、以下のような主要サービスについての出題がされます。

  • Azure Active Directory:クラウド型のID基盤
  • Exchange Online:クラウド型メールサーバや予定表を提供するサービス
  • Microsoft365管理センター:Microsoft365の管理ポータルのこと
  • Microsoft 365 Apps:Office製品のサブスクリプション型サービスのこと
  • Azure Virtual Desktop:WaaSのこと
  • Windows Autopilot:PCのキッティングツール
  • Workplace AnalyticsやMyAnalytics:働き方の可視化を実現するサービスのこと
  • Microsoft Intune:デバイスの管理サービス
  • Microsoft Teams:会議やチャット可能
  • SharePoint Online:複数人でファイルを共有可能で、ブラウザ上での編集も可能で、ポータルサイトを作成できる
  • One Drive:個人のファイル保存として利用
  • Yammer:某大手SNSのようなサービス
  • Microsoft Stream:ビデオのアップロードや共有ができ、字幕の挿入もできるサービス
  • Power Platform:PowerApps、Power Automete、Power BIといったサービスで構成される
  • PowerApps:ローコードでアプリを作成できる
  • Power Automate:ワークフローを自動化でき、システム連携可能
  • Power BI:可視化を実現可能

Microsoft365のセキュリティ、コンプライアンス、プライバシー、信頼性について説明する(30~35%)

ゼロトラストを実現するセキュリティやコンプライアンスといったサービスについて問われます。
例えば、AzureADを利用したID管理を中心としたMFAや条件付きアクセスといった内容やセキュリティについて出題されます。

AzureADを利用したID管理では、ハイブリッドIDに関しても出題されます。ハイブリッドIDとは、オンプレミスのActive DirectoryとID連携するシステム形態のことで、同期方法としては以下があります。

  • Azure ADのパスワードハッシュ同期:認証はAzureADが実施。
  • Azure ADパススルー認証:オンプレミスのActive Directory側で認証を実施。
  • フェデレーション認証:オンプレミスのActive Directory側で認証を実施し、スマートカードの認証が必要な場合にのみ利用。

セキュリティに関しては、以下のようなサービスが出題されます。

  • Azure Information Protection:情報に秘密度ラベルを付けて、分類、暗号化を実施し、アクセス権限や追跡が可能
  • Microsoft Cloud App Security:クラウドの利用状況調査や監視が可能
  • Microsoft Defender for Office365:Exchange Onlineにおいて、メール添付ファイルの脅威検出やメール本文に記載された リンクからの脅威検出可能

また、ATP関連はサービス名が以下に変わっていますので、注意が必要です。

  • Office 365 ATP ⇒ Microsoft Defender for Office 365
  • Azure ATP ⇒ Microsoft Defender for Identity
  • Microsoft Defender ATP ⇒ Microsoft Defender for Endpoint

Microsoft365の価格とサポートについて説明する(20~25%)

ここでは、ライセンス形態やMicrosoftのサポート方法、Microsoft 365のロードマップサイトが出題されます。
加えて、GA(一般提供)、パブリックプレビュー、プライベートプレビューの違いなども出題されます。

勉強方法

私はたまたまMicrosoftのクラウドソリューションプロバイダー(CSP)に参加している企業でした。
そのため、mstepのクラウスルームを利用していました。
不定期ではございますが、資格試験対策講座を実施しており、MS-900の講座も開催され、そちらを受講しております。
URLは以下でございます。

CSPに登録しているパートナー企業であり、かつ、受験予定の対策講座が開催されるという厳しい条件ですが、レクチャー形式で、豊富な問題演習ができるため、非常におすすめです。

次は、Microsoft-Learnです。以下をひととおり閲覧すれば、知識としては十分だと思います。

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