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化学畑出身の新米データサイエンティストが基本情報技術者試験を受けてみた

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データサイエンティストとして働きはじめ約1年経過したころ、エンジニアの登竜門とも呼ばれる基本情報技術者試験を受験してきました。

ITの知識がほとんどない状態からのスタートでしたが、何と合格基準6割のところ約8割の得点で合格することができたので、勉強法や資格受験の感想やメリットなどをまとめます。

はじめに

自己紹介

  • 大学は化学専攻
  • 新卒でデータサイエンティストとして就職
  • プログラミングは独学、PC知識は皆無

基本情報技術者試験とは

エンジニアの登竜門と呼ばれる試験です。かの有名な資格「ITパスポート」の次のステップなどと言われることもあります。

対象者

公式サイトでは以下のように書かれています。

ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者

試験形式

2023年4月より、PCで試験を受験するCBT方式となりました(今回自分が受けたのもこの形式となります)。

また、試験は「科目A(90分)」と「科目B(100分)」の2部構成となっており、どちらも1000点満点で600点以上が合格となります。

受験のモチベーション

基本的なIT知識を得たかったためです!

自分は「プログラミングを知っているIT音痴」であることを自覚していて、IT系の技術者としては恥ずかしいレベルであったので、とにかく基本的な知識を網羅的に見に着けたいと考えていました。

(「MACアドレス?私のPCはWindowsだよ!」とか言ってしまうレベルでした…)

受験結果

単刀直入ですが、勉強法紹介の前に結果を報告してしまいます。

  • 科目A 785 /1000
  • 科目B 810 /1000

合格基準点は600点なので、どちらも余裕を持って合格できた形となります。

勉強方法

ここからは私が行った勉強について紹介します。

1. 参考書を1周

まず、基本知識を仕入れることを目的として参考書を1周しました。自分は動画教材などは苦手なので、キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者を使って勉強しました。

この本は分厚いので勉強の気が重くなりそうにも思えますが、イラストを交えて要点が簡潔にまとめられているので、1周するのも苦ではありませんでした。

2. 過去問演習

IPAの公式サイトに載っている過去問をひととおり演習しました。流れは以下の通りです。


  1. 過去問1回分を解く
  2. 答え合わせ(正答率を計算)
  3. 分からなかったところや間違えたところを理解する
  4. 次の過去問へ

6割が合格点となるので、それを余裕で上回る7.5~8割正答を目標にしていました。

過去問演習を行う中で、違う年度でも同じ問題が出題されることがあると分かり、頻出分野が分かったのは大きな収穫でした。

3. 復習&仕上げ

過去問を解く中で合格点は取れそうということは分かっていましたが、不安感があったので、苦手と感じた分野を上述の参考書「キタミ式」で復習しつつ、基本情報技術者試験の過去問がまとまった過去問道場というサイトで解いて最後の仕上げを行いました。

過去問道場は1問1答形式で演習ができるので、移動中や空き時間にスマホで勉強できて便利でした。また、かなり古い過去問も掲載されているので、IPA公式にはもう掲載のない問題もあり、最後の仕上げにはピッタリでした。

また、ここでの仕上げのお陰で基準点を上回る合格ができたように思います。

資格受験を通して

PCやネットワークの仕組み・プロジェクトの進め方など基本的な知識を体系的に学ぶことができたので、効率良く最低限の知識を身に着けられた と思います。エンジニアほどの知識は必要ないとはいえ、ITを駆使した仕事をするデータサイエンティストである以上、知っておきたい基礎知識が身に着く資格だと感じました。

次は応用情報技術者試験を目指せたらと考えています!

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