0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

【HTML】HTMLの基本構造について改めて勉強してみた①~DOCTYPE宣言~

Posted at

目的

HTMLの骨組みについて、その役割や意味・背景などの基礎知識を理解すること。

基本構造

※VSCode(コードエディタ)であれば、!キー+Enterキー押下で下記の最低限の骨組みが
  補完されます。

<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
    <title>Document</title>
</head>
<body>
    
</body>
</html>

1行目の<!DOCTYPE html>から順に確認してきます。

1行目:DOCTYPE宣言

DOCTYPEとは

HTML文書の先頭に記述する文書型宣言のことです。
これを記述することで、ブラウザに対し、このHTMLファイルが古いHTML文書でないことを
示します。小文字で記載しても問題なく動作します。

古いHTML文書とは

古いHTML(バージョン4.01以前)はSGML(HTMLの元にである言語)が利用されており、
以下のように文書の先頭でDTD(文書のルール)を参照する記述が必要でした。

<!DOCTYPE HTML PUBLIC “-//W3C//DTD HTML 4.01//EN” “http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd”>

HTML5以降はSGMLを利用していないため、上記宣言は不要となりました。
しかし、ブラウザは互換性モードかどうかをこの宣言内容により判定しています。
文書型宣言の記述がないと互換性モードと解釈されますが、これを避けるために
DOCTYPE宣言が必要となりました。

ブラウザの解釈モード(レンダリングモード)について

以下の3種類があります。
現在ほとんどのブラウザが③完全標準準拠モードの利用を推奨しています。
① 後方互換 (Quirks) モード
 古いHTMLを正しく表示するモード。現在の標準的なHTML・CSSルールを無視して、
 古いブラウザの挙動を再現する。
② 準標準 (Almost Standards) モード
 基本的には標準ルールで表示するが、古いブラウザとの互換性のため
 一部例外があるモード。
③ 完全標準準拠 (Full Standards) モード ◀推奨
 最新の標準的なHTML・CSSの仕様通りに解釈・動作するモード。

※ブラウザの表示方法(レンダリングモード)では、以下のような内容が
 切り替えられます。
 ・レイアウトの計算方法(ボックスモデル・table・imgのサイズの計算方法)
 ・適用するCSSルール(最新仕様または古いブラウザ向けのルールか)
 ・ブラウザ互換性の確保(古いWebページ表示のために昔のブラウザの挙動を再現)

参考

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?