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会社員からフリーランスエンジニアへの転身が簡単!年収アップの秘訣、準備、そして心構え

Last updated at Posted at 2023-03-18

1. フリーランスエンジニアへの転身

この記事では、どのようにしてフリーランスエンジニアへ転身し、また年収を上げるために行ったことや、フリーランスになる上でやるべきことなどをお伝えします。まずは、これまでの経歴を簡単にご紹介します。

  • 新卒時にSIerに入社(在籍期間:1年半)
    • 新人研修やOJT:1ヶ月
    • AWSの部署に配属が決定:5ヶ月
    • 金融業:AWSセキュリティ基盤の設計・開発:1年
  • SES企業へ転職(在籍期間:2年半)
    • 動画配信業:GCP環境の上での機械学習によるデータ分析:1年
    • 金融業:AWSデータレイク・データウェアハウス・セキュリティ基盤の設計・開発:1年半
  • フリーランスエンジニア(個人事業主)として独立
    • AWSの様々なジャンルでお仕事してます

SES企業時代の年収は約400万円でしたが、フリーランスに転身したことで年収を倍以上増やすことに成功しました!!
特別素晴らしい能力を持っているわけではなく、フリーランスエンジニアへ転身したことで年収が上がりました。

ここで、フリーランスエンジニアになるからには最低年収800万円以上を実現したいと考えてますが、この場合、税抜で月単価70万円(以降の単価は税抜き価格を表しています)を目指すことが一つの目安です。実は、この金額を達成することは決して難しくありません。

※現在消費税10%のため、支払われる額(口座に振り込まれる額)は、924万円です。

  • 月収:70 * 1.1 = 77万円
  • 年収:77 * 12 = 924万円

SIerやSES企業で働くITエンジニアであれば、月単価70万円以上で契約していることが珍しくありません。しかし、会社員の場合、月単価の一部が会社に引かれるため、実際の給与が減少します。(SES企業時代は福利厚生合わせても、50~55%抜かれていた状況でした。。)フリーランスであれば、毎月70万円が振り込まれます。

フリーランスエンジニアになるのは思っているよりもシンプルです!そして、会社員に戻ることも容易です。新しいキャリアとして、フリーランスエンジニアを検討してみてはいかがでしょうか?

※ 振り込まれる金額は924万円ですが経費や消費税などを差し引いて最低年収800万円以上と記載しています。「3.3 手取り金額について」参照

2. フリーランスになる前の心構え

フリーランスとして働く前に、以下のポイントを必ず意識しましょう。

  • 自分一人で業務を遂行できるスキルを身につける

ただし、これは 「絶対に即戦力にならなければならない」という意味ではありません。
誰でも未経験の分野や技術の業務に携わることはあるでしょう。
そのような状況でも、報告・連絡・相談(報連相)を意識し、努力して業務を進めれば、時間がかかってしまっても非難されることはありません。
このような人材であれば、月単価70万円以上は容易に獲得できます。

むしろ、未経験の業務に取り組むことで、自分の成長やスキルアップにつながるため、積極的に取り掛かりましょう!

3. フリーランスになることも年収800万円以上稼ぐことも簡単です

フリーランスになり、年収800万円以上を目指す方法はとても簡単です。その秘訣は、エージェントを利用することです。

エージェントは市場の動向や案件の情報に精通しているため、あなたが求める単価(月70万円以上)や条件に適した案件を効率的に見つけ出してくれます。あなたがすることは、職務経歴書を作成し、面談に参加するだけです。細かな手続きや交渉は、エージェントがサポートしてくれます。

さらに、エージェントを通じて案件を選ぶことで、自分のスキルや興味に合った仕事を選ぶことができます。会社の制約に縛られず、自分のキャリアを自由にデザインできるのがフリーランスの魅力です。

エージェントを利用することで、フリーランスエンジニアとして、年収800万円以上を稼ぐことが容易になります。自分のスキルや価値を最大限に活かし、自由な働き方を実現してみてください。

3.1 どのエージェントを利用すべきか

エージェント会社は数多く存在しており、どの会社が最適か一概には言えません。しかし、迷っている方は以下の2つの方法でエージェントを利用すれば良いでしょう。

  1. 単純に大手や検索結果で上位に出てきたエージェントを利用する
  2. 複数エージェントを掛け持ちする

私自身は方法「1」で、一つのエージェントだけを利用しました。もちろん、エージェントの担当者や時期によっても変わりますが、検索結果で上位に表示されるエージェントは安心して利用できると思います。

方法「2」では、複数のエージェントを掛け持ちすることで、より多くの案件情報にアクセスできます。ただし、それぞれのエージェントとのコミュニケーションや管理が必要になるため、時間や手間がかかります。

どちらの方法を選ぶかは、個人の好みやニーズによって異なります。いずれにせよ、エージェント選びのポイントは、自分のスキルや希望にマッチする案件を提案してくれるか、サポート体制が整っているか、そして信頼できるかどうかです。エージェントを利用する際は、これらのポイントを意識して選ぶことが大切です。

※注意点は、依頼した単価が振り込まれるか確認を絶対にすることです。税抜きと思っていたら税込みだったり、マージンが引かれることもあります。認識齟齬を避けるために、連絡時に事前確認を絶対に行いましょう!

3.2 エージェントへの連絡は早めに行うことが重要

非常に重要です!!!

エージェントへの連絡は無料です。現在会社員であっても、エージェントは真摯に対応してくれます。
フリーランスになるためには行動が第一です!
エージェントのWebサイトに登録して、連絡するだけなので非常に簡単です!
フリーランスエンジニアになるための最初のステップとして、エージェントへの連絡が不可欠ですので、1秒でも早くエージェントに連絡しましょう!

3.3 手取り金額について

フリーランスには経費控除のメリットがあり、手取り金額を過度に心配する必要はないでしょう。リモートワークを実施していれば、家賃や電気代、さらに教材やコンタクトレンズ、喫茶店代など、ビジネスに必要な出費は経費として計上できます。

その一方で、2023年10月から始まるインボイス制度により、消費税の取り扱いが変化します。また、フリーランスと会社員の手取りを同じ年収で比較した場合、フリーランスの方が一般的には低くなります。しかし、総収入は大きく増加することが多いので、それに固執せず、全体の収入の向上を目指しましょう。多くの場合、会社員時代と比べて収入は確実に上がります。

※インボイス制度には、消費税を実質的に支払わないという特徴が含まれています。本記事では詳細な説明を省略しますが、フリーランスを目指す方はこの制度を理解することが重要です。詳しく調べてみることをおすすめします。

3.4 フリーランス未経験者の意見に惑わされない!

フリーランス経験のない人に相談をして、収入が安定しない、仕事がいつ切られるか分からないといった意見があるかもしれませんが、それらはあくまでも思い込みに基づくものであり、フリーランスになった場合には収入が増えたり、経費が使えたり、エージェントが仕事を探してくれたりするため、心配はいらないです。

4. フリーランスになる前の準備

フリーランスになる前に、以下の準備をしておくことがおすすめです。ただし、人それぞれ対応が異なる場合があるため、あくまで参考程度にお願いします。YouTubeの動画はとても勉強になるので、ぜひ観ていただけると嬉しいです!

4.1 開業届

フリーランスになるために、開業届を提出しなければなりません。
私自身、無料で利用できる「freee」を使って、開業届を提出しました。

4.2 クレジットカード、銀行口座など

フリーランスになると、クレジットカードや銀行口座の開設が難しくなることがあります。
退職前にクレジットカードや銀行口座を複数開設しておくことをお勧めします。
また、物件探しなども会社員と比べて、審査が難しい場面があるので、会社員のうちにできることはやってしまいましょう!

4.3 退職時の書類管理

退職時や退職後にもらう書類は、すべて大切に保管してください。確定申告などで必要になるためです。

4.4 国民健康保険 or 任意継続

会社員としての保険は利用できなくなるため、国民健康保険に加入する必要があります、「任意継続」の制度を利用することで、2年間は会社員時代の保険を続けて利用することができます。
私自身、「任意継続」を選択しましたが、どちらが金銭的に得かどうかは一概に判断できないため、よく検討されることをお勧めします。

  • 任意継続と国保ではどっちが安い?退職後の健康保険の賢い選び方

4.5 おすすめ動画

以下の動画がとてもわかりやすいため、ぜひ参照してください!!

  • 第1回〜第3回の3つがとても参考になります!

  • 【独立するなら】会社を辞める前後にやることを全部まとめました

5. フリーランスになってからやるべきこと

5.1 確定申告

フリーランスになると、確定申告が必要になります。開業届と同様に、手軽に確定申告を行える「freee」を利用しました。確定申告の時期が近づき始めた頃に利用を始めましょう。「freee」は、習うより慣れろ精神で、とても簡単に確定申告ができます!

5.2 税理士の利用

税理士の利用が必要かどうかは意見が分かれますが、エージェントを使って案件の契約をしているITエンジニアの場合、税務が複雑になることは少ないため、自分で対応できると思います。初めは時間がかかりますが、お金の面での知識が蓄積され、私自身とても楽しい確定申告を経験しました!会社員時代では得られなかったお金の知識を手に入れることができるので、こういった点もフリーランスになるメリットの一つです!

5.3 日々の学習

ITエンジニアとしての日々の学びは不可欠です。成長する意欲を持ち続けることで、自らの単価も自然に向上します。会社員時代とは異なり、自由に使える時間が増えますので、これをスキルアップの時間としても活用すると良いでしょう。私自身、IT関連だけでなく、簿記3級の資格を取得して税金に関する知識を増やすことができました。これが大変役立っているので、おすすめしたいです!

6. さいごに

フリーランスになって、お給料が上がったことも大変嬉しいですが、技術面やお金の知識なども身につけることができ、全体的に成長することができました。自分自身の力で仕事を遂行し、その成果を直接受け取ることには大きな達成感があります。

最初は不安もあるかもしれませんが、自分が何をしたいのか、どんな人と仕事をしたいのかをしっかりと考え、自分に合った働き方を見つけることが大切です。

フリーランスエンジニアになることで、自分自身の成長につながるだけでなく、新しい挑戦や出会いが待っています。ぜひこの機会に、自分の可能性を広げてみてはいかがでしょうか。

参考

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