OptionParserについて
OptionParser
は、Rubyの標準ライブラリで、コマンドライン引数の解析を簡単に行うためのクラスです。以下に、OptionParser
の使い方をまとめました。
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全文
require 'optparse' # オプションを格納するハッシュ options = {} # OptionParser オブジェクトの作成とオプションの定義 OptionParser.new do |opts| # -n オプション (数字の指定) opts.on('-n NUMBER') do |number| options[:number] = number.to_i end end.parse! # オプションが指定されていない場合、1000 number = options[:number] || 1000 puts "指定された数字: #{number}"
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require 'optparse'
を使って、OptionParser
をインポートします。require 'optparse'
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OptionParser
オブジェクトを作成し、オプションを定義します。# オプションを格納するハッシュ options = {} OptionParser.new do |opts| # オプション定義 end.parse!
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opts.on
メソッドを使用して、オプションを定義します。opts.on('-n NUMBER') do |number| # オプション処理 end
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オプションに関連付けられたブロック内で、オプション値の処理を行います。このブロックは、オプションが指定されたときに実行されます。
options[:number] = number.to_i
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parse!
メソッドを呼び出して、コマンドライン引数を解析します。これにより、定義されたオプションに従って引数が解析され、関連するブロックが実行されます。OptionParser.new do |opts| # オプション定義 end.parse!
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オプションが解析された後、
options
ハッシュを使用して、オプション値にアクセスできます。number = options[:number] || 1000
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実行結果
# オプションを指定した場合 $ ruby test.rb -n 30 指定された数字: 30 # オプションを指定しない場合 $ ruby test.rb 指定された数字: 1000