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Cloudflareでドメインを有効にする

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Cloudflareでドメイン「@@@.xyz」をアクティブにする方法

お名前.comで取得したドメイン「@@@.xyz」をCloudflareでアクティブにし、Raspberry Pi上のWebサーバーに安全にアクセスするためのCloudflare Argo Tunnelの設定手順を以下にまとめます。

手順概要

  1. Cloudflareアカウントの作成
  2. ドメインの追加
  3. プランの選択
  4. DNSレコードの追加
  5. ネームサーバーの変更
  6. SSL/TLSの設定
  7. Cloudflare Argo Tunnelの設定
  8. その他の設定

詳細手順

1. Cloudflareアカウントの作成

まず、Cloudflareのサイトにアクセスしてアカウントを作成します。

2. ドメインの追加

Cloudflareにログインし、ダッシュボードで「Add a Site」ボタンをクリックします。取得したドメイン「@@@.xyz」を入力し、「Add Site」をクリックします。

3. プランの選択

Cloudflareの無料プランか有料プランを選択します。多くの基本的な機能は無料プランで利用できます。

4. DNSレコードの追加

Cloudflareが自動的にお名前.comのDNS設定をスキャンし、既存のDNSレコードを表示します。必要に応じて以下のようにレコードを手動で追加します。

グローバルIPアドレスの確認

Raspberry Piから直接グローバルIPアドレスを確認するために、以下のコマンドを使用します。

  1. ターミナルを開く(SSH経由でも、直接接続でもOKです)

  2. 以下のコマンドを実行して、外部サービスを利用してグローバルIPアドレスを取得します:

curl ifconfig.me

このコマンドを実行すると、グローバルIPアドレスが表示されます。

Aレコードの追加
  • タイプ: A
  • 名前: @
  • IPv4 address: サーバーのIPアドレス(例: 123.45.67.89)
  • プロキシステータス: プロキシ済み(オレンジ色の雲アイコン)
  • TTL: 自動
CNAMEレコードの追加
  • タイプ: CNAME
  • 名前: www
  • コンテンツ: @@@.xyz
  • プロキシステータス: プロキシ済み(オレンジ色の雲アイコン)
  • TTL: 自動
MXレコードの追加(メールサーバーを設定する場合)
  • タイプ: MX
  • 名前: @
  • メールサーバー: メールサーバーのホスト名(例: mail.@@@.xyz)
  • 優先度: 10
  • プロキシステータス: プロキシしない(灰色の雲アイコン)
  • TTL: 自動
SPF、DKIM、DMARCレコードの追加(メールのなりすまし防止)
  • SPFレコード

    • タイプ: TXT
    • 名前: @
    • コンテンツ: v=spf1 include:example.com ~all(実際の設定に応じて変更)
  • DKIMレコード

    • タイプ: TXT
    • 名前: default._domainkey
    • コンテンツ: DKIMキーの値(メールサービスプロバイダーから提供されたもの)
  • DMARCレコード

    • タイプ: TXT
    • 名前: _dmarc
    • コンテンツ: v=DMARC1; p=none; rua=mailto:dmarc-reports@@@.xyz

5. ネームサーバーの変更

Cloudflareが提供するネームサーバー情報を元に、お名前.comの管理画面でネームサーバーを変更します。

お名前.comでのネームサーバー変更手順
  1. お名前.comにログインし、「ドメインNavi」へアクセスします。
  2. 「ドメイン設定」タブをクリックし、ドメイン一覧から「@@@.xyz」を選択します。
  3. 「ネームサーバーの設定」を選択し、「ネームサーバーの変更」をクリックします。
  4. Cloudflareが提供したネームサーバー情報を入力し、設定を保存します。

6. SSL/TLSの設定

Cloudflareのダッシュボードで「SSL/TLS」セクションに移動し、「Full」または「Flexible」を選択して設定を保存します。

7. Cloudflare Argo Tunnelの設定

Cloudflare Argo Tunnelを使用して、Raspberry Pi上のWebサーバーに安全にアクセスできるように設定します。

  1. cloudflaredのインストール
sudo apt-get update
sudo apt-get install cloudflared

インストールが失敗した場合、手動でインストールします。

wget https://github.com/cloudflare/cloudflared/releases/latest/download/cloudflared-linux-arm64.deb
sudo dpkg -i cloudflared-linux-arm64.deb
sudo apt-get install -f
  1. Cloudflareアカウントでの認証
cloudflared tunnel login

ブラウザが開き、Cloudflareアカウントで認証を行います。

  1. トンネルの作成
cloudflared tunnel create my-tunnel

トンネルIDをメモします。

  1. 設定ファイルの作成
sudo mkdir -p /etc/cloudflared
sudo nano /etc/cloudflared/config.yml

以下の内容を記述します。

tunnel: <TUNNEL_ID>
credentials-file: /home/moko1221/.cloudflared/<TUNNEL_ID>.json

ingress:
  - hostname: @@@.xyz
    service: http://localhost:80
  - hostname: www.@@@.xyz
    service: http://localhost:80
  - service: http_status:404
  1. トンネルのサービスとしてのインストールと起動
sudo cloudflared service install
sudo systemctl start cloudflared

サービスが動作しているか確認します。

sudo systemctl status cloudflared

8. CloudflareでのDNS設定の更新

  1. ルートドメインのCNAMEレコード:

    • タイプ: CNAME
    • 名前: @
    • ターゲット: <TUNNEL_ID>.cfargotunnel.com
    • プロキシステータス: プロキシ済み(オレンジ色の雲アイコン)
    • TTL: 自動
  2. wwwサブドメインのCNAMEレコード:

    • タイプ: CNAME
    • 名前: www
    • ターゲット: @@@.xyz
    • プロキシステータス: プロキシ済み(オレンジ色の雲アイコン)
    • TTL: 自動

まとめ

以上で、ドメイン「@@@.xyz」がCloudflareでアクティブになり、Cloudflare Argo Tunnelを使用してRaspberry Pi上のWebサーバーに安全にアクセスできるようになります。問題が発生した場合は、Cloudflareのサポートに連絡するか、ヘルプセンターを参照してください。

これでCloudflareを使用してドメイン「@@@.xyz」をアクティブにする手順が完了です。

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