概要
こんにちは、Keitoです。
エンジニアのやりがいの一つには
多くの人に自分が作ったサービスを使ってもらうことがあると思います。
今回は沢山の人にサービスを届けるために個人開発をする上で行った施策について共有します。
この記事で伝えたいこと
- ユーザーを増やすために行った施策や計測方法について
ユーザーを増やすための手法は様々あるかと思いますが、
今回の個人開発をする上で行ったことについて共有します。
①ユーザーや競合を意識したサービスの命名
サービス名の命名の仕方には沢山の基準があると思いますが、
ここでは最低限抑えるべきと思ったポイントについて紹介します。
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ユーザーに覚えてもらいやすい名前にする
サービスは口コミで広がる場合があるので、キャッチーで馴染みやすい名前にする必要があります。 -
競合が少ない名前にする
既存のサービスやWebページ名と名前が似てしまうとユーザが検索した時になかなか自分のサービスが表示されない現象に陥るので、事前に調査を行い回避する必要があります。 -
ドメインが取得できる名前にする
多くの場合サービス名がそのままドメイン名になるかと思います。事前にドメインを取得することをお勧めします。
工夫したポイント
- サービス名をターゲット層へのアンケートを参考にする
- 実際に自分だけで決定するとなると自己満足な命名になり得る場合があります。実際にアンケートを行い、自分の認識とユーザーの認識に齟齬が無いか確かめるのは有効な手段だと感じました。自分がイケてると思った名前がユーザーに受け入れられない現象は起こりがちな問題かと思います
②適切なHTMLタグの構造にする
HTMLの適切な構造はSEOにとって重要です。検索エンジンはウェブサイトのコンテンツを理解し、適切にインデックスするためにHTMLの構造を解析するためです。詳しくはGoogleが提供している検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドに記載されています
ここでは特に重要だと感じたタグについて紹介します。
titleタグとdescriptionタグの記述。
まず、titleタグはそのページがどの様なページであるかを定義づけるタグです。
例えばqiitaで検索した場合赤線部分がtitleタグになります
このタグを適切に設定することで、
Googleのクローラーにコンテンツが正しく認識されるようになるため、
検索順位の向上が見込めるでしょう
次に、descriptionタグはそのページについての説明をするタグになります。
例えば、qiitaで検索した場合青線部分がdescriptionタグになります。
このタグを適切に設定することで
クリック率の向上に繋がるでしょう。
なぜならば、似たようなタイトルの検索結果が表示されたときに
わざわざサイトを見なくてもそのサイトがどの様なサイトであるかを示すことが出来るためです。
工夫したポイント
- titleタグにはなるべく一般的なワードを使用する
- もし自分がサービスを検索する際にはどのようなワードで検索するかを考える必要があります。まだ名の知られていないサービスであれば直接サービス名を検索する人は少ないかもしれません。そのため、なるべくサービスに関する一般的なワードを含むのは良いと思います。
- descriptionタグにはサービスが提供する価値を明確に記述する
- ユーザーは似たようなタイトルが検索結果に表示されたとき、desscriptionはそれらを比較するのに役立ちます。そのため、サービスの独自性や比較優位性についてのワードを含められると良いのではないかと思います。
計測の方法
計測にはGoogle Search Consoleを使用しました。
これを使用することで、検索パフォーマンスの状態を知ることができます。例えばユーザーがどの様なワードで検索したかということや、サービスへの流入経路が分かります。
自分が仮説を立てて行った施策の妥当性を確認することができます。
③別の媒体を使用してサービスについての紹介を行う
実際に検索や口コミのみでサービスの利用を促すのは、リリースしたてで知名度の無い段階においてはあまり効果は望めないと思います。そのため、他の媒体を使用してサービスの紹介やお知らせ等について発信しました。こうすることで、直接検索されなくても、他の人が書いた記事のページでレコメンドされるなど等の効果が望めます。
工夫したポイント
- サービスの紹介のみでなく、解決する社会課題についても取り上げる
- サービスについての説明というトピックから解決する社会課題についていという少し抽象度を高めたテーマについての発信をすることで、より多くの人に認知してもらえるようになります。もちろん記事だけをみてサービスは利用しないという人はいるかもしれませんが、将来的にユーザーになってくれたり、他の人におすすめしてくれるような人になってくれたりする可能性があるので、こういった方たちにも発信する利点は十分にあるのかなと感じました。
おわりに
実際に多くの人にサービスを届けるというのは思ったよりも難しいと感じました。
個人開発は限られた時間で行う必要があるので、開発と、ユーザーを増やすための施策にかける時間の配分が非常に難しいところですね。