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MacでRStudioを使うときのドツボリメモ

Last updated at Posted at 2018-04-05

この記事は「おうち」の外でRStudioを使ってみたはいいけど,「おうちに帰ってうまくできなくて困る」という人のためのものです.

この記事の読者想定

  • R, RStudioのインストールは完了している.
  • 使われるスクリプト(下記を想定)については,他の人からもらったりして,手元にある.
    • .rファイル
    • .rmdファイル
  • 使われるデータ(下記を想定)については,他の人からもらったりして,手元にある.
    • csvファイル
    • rdataファイル

スクリプトを開いて実行するところまで書きます.


スクリプトを開く

日本語が含まれるスクリプトを開いたときの文字化け対策です.

~がスクリプトの中に含まれている場合

上記の操作を行うと~と入っていたものがとして置き換えられる場合があります.
lm()関数なんかを使っている場合に発生)

そのときは,大人しく入力し直しましょう.

もしくは,Coteditorなどを使用してファイルの文字コードを変換しましょう.


テキストエディットを使用して文字コードを変換する

.Rmdファイルや.Rを右クリックして「このアプリケーションから開く」から「テキストエディット」を開きましょう.

スクリーンショット 2019-04-22 13.18.21.png

開いたファイルを複製します.

スクリーンショット 2019-04-22 13.18.46.png

複製したものを指定したファイル名で保存しましょう.

このとき,エンコーディングをUTF-8にします.

スクリーンショット 2019-04-22 13.19.26.png

デフォルトでは保存時にファイル名に.Rmdなどが含まれないので,自分で付与して保存しましょう.


データを開く

Windowsで作成されたRdataをMacで開く

WindowsユーザーからRdataをもらったとき,それをMacで開くと,そこに入っている日本語が化けてしまうことがあります.
これに対応する方法を以下に記します.

データの読み込みの復習

データの読み込みはload関数を使えばよかったですね.
例えば,tofuというデータを次のコマンドによって読み込んだとします.

load("tofu.Rdata")

読み込んだデータの確認

Windowsで作られたものは次のように表示されます.
スクリーンショット 2018-04-05 17.45.10.png

これではなんの事やらわかりません.

ここで,何が文字化けしているかを考えます...
行と列ですね.(因子型データが含まれている場合には,その列を確認しておきます.)

文字コードを変換するための関数

文字コードの変換は関数iconvによって可能です.

使い方は

iconv(x, from = "", to = "", sub = NA, mark = TRUE, toRaw = FALSE)

とします.

以下で具体的に確認しましょう.

文字化けしたデータフレームを直す

まずは,行名を直します.
rownames(tofu)でデータフレームtofuの行のラベルを参照できます.
ここでの文字コードがshift-jisである事によって文字化けしているので,次のように直します.

rownames(tofu) <- iconv(rownames(tofu), from = "shift-jis", to = "utf8")

実際にやってみたのが,次の画像です.
スクリーンショット 2018-04-05 17.49.24.png

同じ要領で列名も直します.

colnames(tofu) <- iconv(colnames(tofu), from = "shift-jis", to = "utf8")

では,文字コードが治ったか確認してみましょう.
スクリーンショット 2018-04-05 17.50.17.png

おめでとう!ちゃんと治りました!!

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