「独習PHP 第4版」を読んだ内容を、簡潔にまとめています。
最新の知見も合わせると情報が古い箇所もあるため、その点はアップデートしました。
早速、第1章 中編で学んだ内容をアウトプットしていきます。
第1章 イントロダクション 中編
何故PHPを使用するのか?
本書の著者の視点として、PHPを学習することには次のようなメリットがあります。
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習得が容易であること。
文法をシンプルに記述することができます。また、あらかじめ用意されたライブラリ(コーディングの便利なツール)も充実しています。 -
ドキュメントが充実していること。
歴史のある言語のため、様々な構文と用例が紹介されています。公式ドキュメントを活用するだけでも、非常に勉強になります。 -
利用できる環境が豊富であること。
他の言語も引けを取らないものの、対応しているホスティングサービス(レンタルサーバー)がPHPでは特に多いです。また、AWSなどのクラウドサービスでも積極的にサポートしています。
ここまでの内容は学習を進めるうえでの長所ですが、技術面でも多くのメリットがあります。(後の章で解説)
PHPの環境設定
PHPでアプリ開発・実行をするためには、次に示すソフトウェアが最低限必要です。
Webサーバー
PHPはクライアントからの要求を受けて何らかの処理を行う「サーバーサイドのスクリプト実行環境」です。そのため、クライアントからの要求をPHPに振り分け、PHPでの実行結果をクライアントに応答するためのWebサーバーが必要です。
PHP本体
公式ページからPHPをダウンロードする必要があります。実行エンジンや各種ライブラリ、設定ファイルのテンプレート(見本)など、PHPアプリの開発・実行に必要な一連のソフトウェアが含まれています。
データベースサーバー
PHPアプリの開発において必須ではありませんが、大量のデータを処理する際には間違いなく使用されます。そのため、実際のところはほぼ必須と言っても差し支えないでしょう。
コードエディター
使用するテキストエディターは何でも構いませんが、実際の現場では編集の効率を考慮し、プログラミングに向いたエディターが使用されています。その中でも特に有名なのはVisual Studio Code(通称VSC) です。様々な拡張機能を提供しており、他の言語にも対応可能です。
※環境構築については、YouTubeで「PHP 環境設定 方法」などと検索すると分かりやすい動画が多数ありますので割愛します。著書の中では、XAMPPを用いた環境構築を推奨しています。
クイズ
問題1
PHPを学習する際の主なメリットとして正しいものはどれですか?
A. 複雑な文法で高度な機能のみを提供する
B. ライブラリが少なく、自分で多くの機能を実装する必要がある
C. ドキュメントが充実しており、学習資源が豊富である
D. 利用できるホスティングサービスが限られている
問題2
PHP環境を構築するために最低限必要なソフトウェアに含まれないものはどれですか?
A. Webサーバー
B. PHP本体
C. データベースサーバー
D. 画像編集ソフト
問題3
以下の中で、PHP開発において推奨されているコードエディターはどれですか?
A. Microsoft Word
B. Visual Studio Code
C. Adobe Photoshop
D. VLC Media Player
解答
問題1の解答
C. ドキュメントが充実しており、学習資源が豊富である
解説: PHPは歴史のある言語であり、公式ドキュメントを含む多くの学習資源が存在します。これにより、学習が容易になります。他の選択肢は誤りです。
問題2の解答
D. 画像編集ソフト
解説: PHP環境を構築するために最低限必要なソフトウェアは、Webサーバー、PHP本体、データベースサーバー、コードエディターです。画像編集ソフトは含まれません。
問題3の解答
B. Visual Studio Code
解説: Visual Studio Code(通称VSC)は、豊富な拡張機能を持ち、プログラミングに適したエディターとして広く推奨されています。他の選択肢はコードエディターではありません。
まとめ
PHPはシンプルな文法と豊富なライブラリにより習得が容易で、充実したドキュメントが学習をサポートします。また、多様なホスティング環境やクラウドサービスに対応しており、Visual Studio Codeなどの優れたエディターを活用することで効率的にコーディングも行えます。
感想
次回がPHPの構文に触れるため、内容を一旦分けました。PHPの学習は比較的容易と書いてありますが、他の言語と比べての話なので、そもそもプログラミングを学ぶこと自体が大変だと思います。挫折しそうなときもあると思いますが、一緒に頑張りましょう。