##リテラルとは
値の表記のことをリテラルといいます。変更されないことを前提とした値で、数値や文字列を直接記述した定数のことです。
リテラル(literal)とは英語で、「もじどおりの、言葉本来の意味通りの」といった意味を持ちます。
リテラルは全部で6種類あります。
###文字リテラル
値をシングルクォート(')で囲んだもの。値が1文字の時に使用します。一般的には文字列リテラルを使用することが多く、文字リテラルはあまり使用しません。
ただし、特殊記号を使う時にはこの文字リテラルを使います。
###文字列リテラル
値をダブルクォート(")で囲んだもの。値が1文字でも使用できます。
###整数リテラル
小数点のない値を指します。
2,8,10,16進数の表現ができます。
###浮動小数点リテラル
小数点を持つ値を指します。10進数と指数を表現できます。
###論理値リテラル
論理値の値を指します。
真=true
偽=false
###nullリテラル
参照型のデータを参照する時に、何も参照してないということを指します。
##例
以下の例では、int型の変数nに数値の6を、String型の変数nameに文字列のmojiを代入しています。
代入した「6」と「moji」が、それぞれ「数値リテラル」「文字列リテラル」
になります。
int n = 6;
String name = moji;
##まとめ
リテラルは特別な意味を持つわけではなく、ただ「そこに書かれてあるままの文字」のことをいうと理解しています。