RubyistのためのPython環境ツール比較早見表

はじめに

Pythonのバージョン/ライブラリ管理は色々あってややこしい。
「Rubyで言うと?」と考えるとRubyistにはわかりやすそうなので、独断で現在主流のPython環境管理をまとめてみる。

早見表

対象	Ruby	Python
バージョン	rbenv	pyenv
ライブラリ	gem	pip
ライブラリ依存/仮想環境	bundler	pipenv

バージョン管理

Rubyistには同じみ rbenv、Pythonにもpyenvがある。使い方も基本的には同じ。
rbenvにはruby-buildというサブモジュールが必要だが、pyenvでは必要無い。

ライブラリ管理

pip はPython 2.7.9/3.4以降から標準付属。

ライブラリ依存/仮想環境

Pythonはたくさんあるが、Bundlerに近いpipenvが良さそうなので比較してみる。(厳密には違うが、、)

	bundler	pipenv
管理ファイル	Gemfile	Pipfile
lockファイル	Gemfile.lock	Pipfile.lock
lockファイルからライブラリインストール	bundle install	pipenv sync
仮想環境実行	bundle exec	pipenv run
仮想環境パス(デフォルト)	./vendor/bundle	~/.local/share/virtualenvs/#{プロジェクトのディレクトリ名}-#{ハッシュ値}