##はじめてファイルサーバ構築へ挑戦・・・
###■環境
・OS:CentOS7
・端末:仮想(Virtualbox):メモリ1024MB、アダプター1(NAT)、
アダプター2(ホストオンリー)で接続。システムのマザーボードにて起動順
序でネットワークの優先度を2番目に設定済。
・ユーザー権限:root.
###Sambaのインストール
自動起動の設定
※ネットワーク設定がホストオンリーだけの場合ネット上からインストールできないため、エラーがでるため注意。
$ yum-y install samba
$ chkconfig smb on
###Sambaユーザ追加(centOS側)
アクセス用ユーザを追加
※パスワードはcentOS側と別管理
$ usradd samba
$ passwd samba
$ mkdir /home/samba/smb
$ chown samba:samba /home/samba/smb
$ pdbedit –a samba
共有ディレクトリを作成&権限設定
※まずはコンソール上で、共有すべきディレクトリを作成。ダミーファイルも作っておく。
$ mkdir /usr/local/work
$ testdayo > /usr/local/work/hoge
$ chmod –R 777 /usr/local/work
作成したファイルを共有する
$ vi /etc/samba/smb.conf
※余計なオプション項目を残すとややこしくなるので、思い切って削除する。
・workgroup
ワークグループ名/ドメイン名を設定する。既存のネットワークに接続する場合は、どれと同じものを設定する。
・security
認証方法を設定
・path
共有の対象ディレクトリを指定
・read only
書き込み禁止にするかどうかのパラメータ。更新がある共有ではNoを設定する。
・browseable
「ネットワークコンピュータ」に表示するかどうかの設定。表示させたい場合は「Yes」とする。
※Vi
i で入力モード
Esc入力モードからコマンドモードにする
コマンドモードで:wq 保存して終了
コマンドモードで:q! 保存しないで終了
ファイルを保存したら、構文チェックを実施する。
$ testparm
###共有開始
設定を反映させるためSambaを再起動させる。
Sambaの起動
$ service smb restart
$ service nmb restart
$ systemctl start smb
$ systemctl start nmb
Sambaの動作確認
Sambaの自動起動を有効
$ systemctl is‐active smb.service
$ systemctl is‐active nmb.service
$ systemctl enable smb.service
$ systemctl enable nmb.service
###ファイヤーウォールの設定
ファイヤーウォールの起動
ファイヤーウォールの稼働状況確認
動作中 running
停止中 not running
$ systemctl start firewalled
$ firewall‐cmd ‐‐state
httpサービスをpublicゾーンに追加
Sambaサービスを追加
Samba_share_t ラベルなしでもホームディレクトリへのアクセス可能にする。
$ firewall‐cmd ‐zone=public ‐‐add‐service
$ firewall‐cmd ‐‐add‐service=samba
$ sudo setsebool ‐P samba_enable_home_dirs on
###Sambaの再起動
ファイヤーウォールの再起動
$ sudo systemctl restart smb nmb
$ firewall‐cmd ‐‐reload
###Iptable設定
※ 137と138はUDP
右のように記入して保存する。
※E212:書込み用にファイルを開けませんと表示された場合、viの前にsudoをつけて記入する。
$ vi /etc/sysconfig/iptables
iptables ‐A INPUT ‐m state NEW‐m ucp -‐p tcp -‐dport 137 -‐j ACCEPT
iptables ‐A INPUT ‐m state NEW‐m ucp -‐p tcp -‐dport 138 ‐-j ACCEPT
iptables ‐A INPUT ‐m state NEW‐m tcp -‐p tcp -‐dport 139-‐j ACCEPT
iptables ‐A INPUT ‐m state NEW‐m tcp -‐p tcp -‐dport 445 ‐-j ACCEPT
###Sambaのクライアント機能を有効
① コントロールパネル
② プログラム
③ プログラムと機能
④ Windowsの機能の有効化または無効化
⑤ SMBにチェックを入れる
Windowsのエクスプローラーからホームディレクトリにアクセスする
アドレス欄に「\仮想マシンのIPアドレス\」
認証ウィンドウが出てくるので、ユーザー名「samba」とパスワード(pdbeditコマンドで設定)を入力する。