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NTPざっくりまとめ

Last updated at Posted at 2015-07-04

NTPについて、資料を読みつつざっくりまとめた

NTPとは

  • NTP(Network Time Protocol)
  • ネットワークを通じて正しい現在時刻を取得するためのプロトコル
  • NTPを使って時刻同期を行うことで、出力するログの時間を正確に記録したり、サービスを正しく動作させることができる

時刻同期処理の流れ

  • 基本的な流れはNTPクライアントがNTPサーバに対して問い合わせ、結果を取得する
  • 時刻同期処理の流れ
      1. クライアントが問い合わせ
      • [NTP Client] ---> [NTP Server]
      1. サーバが応答
      • [NTP Client] <--- [NTP Server]
      1. クライアントが時刻同期
      • [NTP Client]

NTPの階層構造

  • NTPサーバは階層構造を形成しており、この階層構造をstratumと呼ぶ
  • stratum1が最上位で、階層を下るごとに数字が増える
  • 最上位のNTPサーバは原子時計やGPSを使って、自らの時刻を正確に調整できる特殊な構成になっている
  • 下位のNTPサーバは上位のNTPサーバを参照して時刻同期を行う、という構造になっている。最下層はstratum15で、それ以下は存在しないらしい

NTPサーバ提供元について

  • NTPサーバを提供しているのはどんなとこだろうと思い少しだけ調べた
  • 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)
  • 福岡大学
  • JPNAP
  • ...など。どういう背景があって提供しているのかはわからない。

通信遅延を考慮した時刻同期

  • NTPはネットワークを介して時刻情報を取得して同期する仕組みになっているので、ネットワーク遅延が発生する
  • そのため、取得した時刻をそのまま自身の時刻として同期するのではなく、遅延を計算して時刻同期を行う

その他

  • NTPは時刻を取得するクライアント機能と、提供するクライアント機能の2つの機能を持っている。ほとんどのサーバは取得する機能のみを使うことになる。
  • NTPは123番ポートを使う(ウェルノウンポートの1つ)

参考リンク

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