【妄想】プログラミング言語HTML

はじめに

タグが多すぎて困っちゃう幻のプログラミング言語HTMLの基本的な文法を解説します。
なお、HTMLというよりかはXMLです。

コンパイル方法

htmlc [ソースファイル名] [実行ファイル名]

また以下のコマンドで実行することもできます。

htmlc -execute [ソースファイル名]

基本文法

<タグ名>値 値 値 …</タグ名>

プログラミング言語HTMLでは関数などのことをタグとも呼びます。
すべてのタグは最後に評価された値を返します。
（何も評価されずにタグが終了した場合はfalseが返ります。）

Hello, World!

<print>"Hello, World!"</print>

基本的な演算

<!-- 足し算 -->
<plus>1 2</plus>   <!-- 3 -->
<plus>1 2 3</plus> <!-- 6 -->

<!-- 引き算 -->
<minus>6 2</minus>   <!-- 4 -->
<minus>6 2 1</minus> <!-- 3 -->

<!-- 掛け算 -->
<times>2 3</times>   <!--  6 -->
<times>2 3 4</times> <!-- 24 -->

<!-- 割り算 -->
<divide>12 2</divide>   <!-- 6 -->
<divide>12 2 3</divide> <!-- 2 -->

<!-- 割り算の余り -->
<mod>26 7</mod>   <!-- 5 -->
<mod>26 7 2</mod> <!-- 1 -->

分岐

<if>条件式 真の処理 偽の処理</if>

<when>条件式 真の処理</when>

<unless>条件式 偽の処理</unless>

if-else-ifとしたい場合はcondタグを使います。
上から順に奇数番目の引数の条件式が真か判定し、真ならば紐づけられた真の処理を実行し、処理を終えます。

<cond>
  条件式 真の処理
  条件式 真の処理
  条件式 真の処理
  …
  true 真の処理
</cond>

ブロック文

複数の処理をまとめたい場合は以下のようにします。

<block>
  処理
  処理
  処理
  …
</block>

ループ

<loop>処理</loop>

ループから抜けるときはbreakタグを使います。

<loop>
  処理
  <break>戻り値</break>
</loop>

変数

定義

<defparam>変数名 初期値</defparam>

複数同時に定義することもできます。

<defparam>
  変数名 初期値
  変数名 初期値
  変数名 初期値
  …
</defparam>

代入

<setparam>変数名 値</setparam>

複数同時に代入することもできます。

<setparam>
  変数名 値
  変数名 値
  変数名 値
  …
</setparam>

リスト

定義

<deflist>
  変数名
  要素 要素 要素 …
</deflist>

要素を取り出す

<nth>変数名 インデックス</nth>

要素を上書く

<setparam>
  <nth>変数名 インデックス</nth>
  値
</setparam>

関数

定義

<defun 関数名 引数 引数 引数 …>
  処理
</defun>

途中で戻り値を返したい場合はreturnタグを使います。

<defun 関数名 引数 引数 引数 …>
  処理
  <return>戻り値</return>
  処理
</defun>

エラー

0割りなどのエラーが発生するとどうなるのかは分かりません。
気を付けてください。

おまけ：FizzBuzz

<defparam>
  num 1
  num-max 100
</defparam>

<loop>
  <cond>
    <!-- if (num % 15 == 0) -->
    <eq>
      <mod>num 15</mod>
      0
    </eq>
    <print>"fizzbuzz"</print>

    <!-- else if (num % 3 == 0) -->
    <eq>
      <mod>num 3</mod>
      0
    </eq>
    <print>"fizz"</print>

    <!-- else if (num % 5 == 0) -->
    <eq>
      <mod>num 5</mod>
      0
    </eq>
    <print>"buzz"</print>

    <!-- else -->
    true
    <print>num</print>
  </cond>
  
  <setparam>
    num
    <plus>num 1</plus>
  </setparam>

  <!-- if (num > num-max) -->
  <when>
    <gt>num num-max</gt>
    <break/>
  </when>
</loop>

追記

HTMLというよりXMLだった…。
HTMLのタグを使用する方針にしたほうがよかった（ブラウザでも見れるし）。
loopはmarqueeタグにしたほうがオシャレかも。