はじめに
こんにちは。
今回、Iwaken Lab.アドベントカレンダー2023シリーズ2の19日目の記事を担当するジョジョ好きなXRクリエイターの もふるね です。
Blenderで3Dモデルを自作しているとき、ふと「物を落下させるアニメーションを作りたい!」と思いました。
でもBlenderは3Dモデリングのソフトであって、物理演算なんてでき・・・
ぷるんぷるん生活 3日目 #1日1ぷるんぷるん #blender #b3d #ゼリーアート pic.twitter.com/usWjGVotKU
— しー@Blender学習中 (@appleshinshin) April 14, 2023
あっできるんだぁ!
X見てたら流れてきたポストで、Blenderは物理演算ができると知りました。
それでは実際にやってみよ~う!
参考資料
・夜風のMixedReality(Holomotoさん)
Blenderで重力をつけオブジェクトを落下させる。
重力をつける
落下させたい3Dモデルをオブジェクトモードで選択して、青い円のマークをクリックします。
物理演算プロパティが開かれるので、リジッドボディをクリックします。
これで重力がつきました!
スペースキーを押して、アニメーションを見てみましょう。
いいですね。落ちていきます。どこまでも。
床をつくる
このままだと延々と奈落に落ち続けてしまうので、床を設置しましょう。
Sift+A>メッシュ>平面で床を置きます。
これでアニメーションを見てみましょう。
・・・おやぁ?
3Dモデルが床をすり抜けていきます。
これでは、いけませんね。
実は、先程3Dモデルにつけた「リジッドボディ」を床にもつける必要があるのです。
さらに床のリジッドボディのタイプを「パッシブ」に変更します。
よし、これでアニメーションを見てみましょう。
やりましたね!しっかり物理法則に従ってくれています。
リジッドボディのタイプについて解説しますと・・・
アクティブは動くものにつけて、シミュレーション結果によって制御されます。
パッシブは動かないものにつけて、アニメーションシステムによって制御されます。
< 注意 >
目のマーク(ビューポートで隠す)を押して、見かけ上は消していても物理は残ります。
物理も消したいときは、リジッドボディを解除しましょう。
複数のオブジェクトに時間差で重力をつける
3Dモデルを落とせるようになったら、やりたいことがあります。
そう、いっぱい落とす!
こんな感じにアニメーションを作ってるときに思いました。
「重力を付けるタイミングを制御したいなぁ」
同時に落とすのではなく、時間差で一つずつ落としたい!
そんなときはこれを変更しましょう!
リジッドボディの設定の「ダイナミック」
これがオンのときは重力に従って落ち、オフのときにはその場で静止するようになります。
アニメーションタブに移動して、ダイナミックのチェックマークにカーソルを合わせてIキーを押してキーフレームを設定します。
試しに以下のように3Dモデルのダイナミックのオンオフを設定してみます。
アニメーションで0フレーム目は全ての3Dモデルをオフ。
15フレーム目は1つ目の3Dモデルをオン。
30フレーム目は2つ目の3Dモデルをオン。
45フレーム目は3つ目の3Dモデルをオン。
実験は成功だ!
おわりに
これで面白い映像が作れるぞーーー!!!
6 HOUR LATER
できたぁ!
物理演算は、楽しい!!!