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NIJIBOXAdvent Calendar 2020

Day 18

リモート時代のチームビルディング

Last updated at Posted at 2020-12-17

自分が所属しているグループ(現在フロントエンドエンジニア8名所属)では、チームビルディングの時間を定期的につくるようにしています。
なぜチームビルディングをおこなっているのか、リモートワークの状況下でどんなことをおこなっているのかについて書いていきます。

チームビルディングをおこなうようになった背景

リモートへの移行

自分たちのグループは、2020年2月下旬からほぼ完全にリモートワークに移行しました。12月現在でも基本的に在宅で勤務する状況が続いています。
今まで対面であったMTGや、歓迎会・送別会もすべてオンラインに。
普段何気なく顔を合わせ雑談を交わしていたメンバーとの会話の時間は激減してしまいました。

チームメンバーの増加、入れ替わり

そんな中でもこの数ヶ月のうちに、グループへのメンバーのジョインが頻繁にありました。
今いる8名のメンバーのうち、なんと5名はリモートへ移行してからのジョインです。中には弊社へ入社直後、このグループに配属となったメンバーもいます。
気づけばメンバー同士オンラインで顔を合わせてはいるものの、実際に会って話したことない人が大多数、という状況になっていました。
メンバーからは「同じ会社の仲間という認識がしづらく、話しかけにくい」という声もあがっていました。

リモート移行前からおこなっていた自己紹介やナレッジシェアの時間は、リモート移行後もオンラインで同じ頻度にておこなっていましたが、メンバー同士が信頼し合える関係性を作っていくためには「仕事以外の、もっと気軽な会話ができる時間が必要だ」と感じていました。

実際にやったこと

「チームビルディング、するぞ!」と決めたはいいものの、何をすればいいのかは悩みました。
オンラインで完結できることに着目して、下記の2種類のツールを利用させていただきました。どちらのツールも無料で利用できます。


Gartic.io

盛り上がり度:★★★★★
お手軽度:★★★★☆
相手のことを知れる度:★☆☆☆☆

一番初めに「チームビルディングといっても、何をすればいいのだろう?」と思い、いろいろ探してみた結果見つけたオンラインツールです。メルカリCRE Mobileチームのチームビルディングの記事1を参考にさせていただきました。

一言でいうと「お絵かきゲーム」ができるツールとなっています。
メンバーが一人ずつ順番に絵を描いていって、他のメンバーが何を書いているのか当てていきます。

ゲームのやり方

私たちはGoogle Meetでテレビ通話をしながらプレイしました。
トップページはこんな感じです。とても可愛らしくてテンションがあがります。
スクリーンショット 2020-12-04 11.19.52.png
左側の「QUICK PLAY」でスタートすると面倒な手間なく、すぐに用意された部屋でゲームを始めることができますが、世界中のユーザーが好きな部屋に入ることができてしまいます。一方で、右側の「LOGIN HERE」からログインして利用すると、プライベートな部屋を作ることもできます。(プライベートな部屋を作る場合は絵のお題も自分で作らなくてはいけないため、結構手間がかかります・・・)

今回は社内のメンバーだけでゲームをおこないたかったため、念の為自分だけログインしてチームビルディング用の部屋を作成しました。

書く側の人の画面はこのような感じです。
スクリーンショット 2020-12-04 11.45.49.png
お題が用意されているものから2つ出るので、自分が描きたい方を選びます。

スクリーンショット 2020-12-04 11.48.46.png
WindowsのペイントツールのようなUIで、多彩な表現をすることができます。

実際にプレイ中の画面はこんな感じです。ちなみにこの時のお題は「食べ物」でした。
(メンバーの本名にかかわる部分は伏せています。)
スクリーンショット 2020-08-26 18.52.52のコピー.png
右上の大きな窓にリアルタイムでメンバーが書いた絵が反映されていきます。
「ANSWERS」に答えを打ち込んで、正解だと自分に得点が入ります。早ければ早いほど得点は高くなり、制限時間が終わるまではいつでも答えることができます。
この画像の通り、お茶目な絵を描くメンバーがいると一気に盛り上がります。ちなみにこの問題の正解者は0人でした...。(正解は「コーンフレーク」)

最後にはTOP3の結果発表があります。

やってみた感想

相手のことを深く知る、というよりかは、「とりあえずメンバー全員で盛り上がりたい!」「メンバー同士が知り合うきっかけを作りたい!」というときにおすすめのツールです。
ゲームで盛り上がる中で今まであまり会話をしたことがない人に自然に話しかける場面が生まれ、その後業務の中でも今までよりは話しかけやすい存在になると思いました。
また、プレイ人数にもよりますが1ゲーム10〜15分ほど
と短いため、サクッと遊べるところもおすすめポイントです。まだメンバー同士の中があまり深まってないチームのオンライン飲み会のコンテンツとしても良さそうです。


webox values card

盛り上がり度:★★★★☆
お手軽度:★★★☆☆
相手のことを知れる度:★★★★☆

メンバーの価値観を知ることができるオンラインカードゲームです。
人生で大事な5つの価値観」をテーマにゲームを実施しました。

ゲームのやり方

最大8人まで同時に楽しめるとのことですが、効率アップのためあまり関わりのないメンバー同士が同じグループになるように、4人×2グループで開催しました。
こちらもGoogle Meetをつないだ状態でおこないましたが、自分の手札が見えてしまうため画面共有はせず、音声通話のみつないだ状態で進めていきます。
スクリーンショット 2020-11-18 18.31.32.png

手札は最初5枚がランダムで配られた状態からスタートします。自分のターンに山札or誰かが捨てたカードから1枚カードを取り、代わりにどれか1枚のカードを捨てていきます。

5枚しか持てないので、カードを捨てるときは「本当にこのカードを捨てていいのだろうか?」と悩むことが多いです。
このとき他のメンバーは自分の手札が見えないので「一体どんなカードを捨てるつもりなんだろう」と気になったりするのですが、実際に捨てると画面右上のトリさんが声高らかに教えてくれます。ここがなかなかの盛り上がりポイントだったりもします。
スクリーンショット 2020-11-18 18.39.39.png

山札がなくなったらゲームは終了です。その後最終結果がでます。
スクリーンショット 2020-11-18 18.51.47.png

結果が出た後は、「なぜ自分がこの5枚のカードを選んだのか」について共有し合います。
(ここからは2グループ合同で、全員でおこないました。)

やってみた感想

メンバー同士お互いを認識してはいるものの、そこからさらに相互理解を深めたいときにおすすめのツールです。
ゲームの過程で盛り上がったからなのか、結果共有の時点ではすでに話しやすい雰囲気が出来上がっており、メンバー全員が自分の価値観について率直に説明してくれました。
話を聞いてみると「だからか!」と納得する場面があったり、逆に予想外の想いを持っているメンバーがいたり、同じカードを選んだ人同士でも根本の想いは異なっていたり...発見だらけの結果となりました。
これを機に、お互いに価値観や大切に思っていること尊重し合えるチーム関係になっていければいいなと思います。
こちらのツールは利用前にアカウント作成が必須であることと、1ゲームあたり40分〜50分ほどかかるため(結果共有の時間は除く)、その点においてお手軽度は★3つとさせていただきました。

おわりに〜いいプロダクトは、いいチームから。〜

私が現在携わっているプロダクトの、元チームリーダーのお言葉です。

新型ウィルスの流行を機に働き方が大きく変わり、リモートワークに移行してから、仕事の「個人化」が急速に進んでいったように思います。
新型ウィルスが収束したとしても、今根付いている仕事のやり方が元に戻るということはないだろうなと漠然と思っています。

それでも1つのプロダクトを作っているのは個人ではなく、あくまでチームです。
仕事のやり方もメンバーも変化し続けるチームの中で、自分の意見を遠慮することなく相手に伝え合える関係性を維持していくのは本当に大変ですが、それでもいいプロダクトをつくるために、自分たちがいいチームであり続ける方法を模索し続けたいと思います。

  1. https://mercan.mercari.com/articles/21018/

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