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Rubyメモ

Last updated at Posted at 2013-02-06

一般

include モジュール名  # Mix-in(モジュール内のメソッドや定数を、現在の名前空間に取り込む)
require ファイル名    # 引数のファイルを読み込む

コメント

# 一行コメント

=begin
複数行
コメント
=end

条件判断

  • すべて、then は省略可能
  • 値の部分には、正規表現や、クラス名なども使える
if 条件 then
  # ...
elsif then
  # ...
else
  # ...
end

unless 条件 then
  # ...
else
  # ...
end

case 比較したいオブジェクト
when 1 then
  1
when 2 then
  2
else
  3
end

修飾子

 if 条件
 unless 条件
 rescue (例外処理)

繰り返し

  • すべて、do は省略可能
# [構文]

while 継続条件 do
  # ...
end

until 終了条件 do # while の逆
  # ...
end

for 変数 in オブジェクト do
  # ...
end

# [メソッド]

100.times do
  # ...
end

配列.each do |変数|
  # ...
end

ハッシュ.each do |キー, |
  # ...
end

loop do # 無限ループ
  # ...
end

繰り返し制御

  • break: C/C++のbreakと同じ
  • next : C/C++のcontinueと同じ
  • redo : 同じ条件で繰り返しをやり直す

ブロック

  • do ~ end もしくは { ~ }
  • 慣例としては、
    • 複数行にまたがるとき: do ~ end
    • 1行にまとめるとき : { ~ }

メソッド

def メソッド名(引数1, 引数2, ...)
  # ...
end

def メソッド名(引数1, 引数2=デフォルト値, ...)
  # デフォルト引数を設定可能
end

def メソッド名
  # 引数無しの場合、()は省略可能
end

文字列

'xxx' # こちらはエスケープされない
"xxx" # "... #{var} ..." という形で、式を評価した結果を埋め込める

名前

  • Ruby では、以下は単なる慣習ではなく、名前によりスコープが決定

    • ローカル変数 : 先頭が小文字 or _
    • グローバル変数 : 先頭が $
    • インスタンス変数: 先頭が @
    • クラス変数 : 先頭が @@
    • 定数 : 先頭が大文字
  • 以下は慣習

    • 変数名、メソッド名は、xxx_xxx_xxx のような、小文字を _ でつなぐ形
    • クラス名、モジュール名は、キャメルケース
    • ?で終わるメソッドは、真偽値を返す
    • !で終わるメソッドは、破壊的メソッド

スコープ

  • Ruby1.9ではブロックスコープはある
  • Ruby1.8では、ブロックローカルな変数は外に取り出せないが、ブロック外と同名の変数をブロック内で使うと上書きになる

オブジェクト同一性

  • equal? メソッドは、同一インスタンスかどうかの比較
  • == は、値の同一性の比較
a = "abc"
b = "abc"
a.equal?(b) # => false
a == b      # => true

真偽値

  • false, nil のみが偽
  • それ以外はすべて真

クラス

  • Ruby1.8では、Objectクラスがすべてのクラスの先祖
  • Ruby1.9では、Objectのさらに親の BasicObject が存在
 # [基本]

 class クラス名 < 親クラス
   Version = "1.0" # 定数
   @@count = 0     # クラス変数

   def initialize(name = "Ruby") # new でオブジェクトが生成される際に呼ばれる
     @name = name  # インスタンス変数
     self.xxx()    # C++ の this に相当するのは self
   end
 end

# [インスタンスメソッド]

class クラス名
  def メソッド名(引数)
    # インスタンスメソッド
  end
      
  def name
    @name              # ゲッター
  end
     
  def xxx=(value)
    @name = value      # セッター
  end
      
  attr_reader :name    # 上記ゲッターを定義したのと同じ
  attr_writer :name    # 上記セッターを定義したのと同じ
  attr_accessor : name # attr_reader, attr_writer を両方定義
end

# [クラスメソッド]

class クラス名
  def クラス名.メソッド名(引数) # def self.メソッド名(引数) でもよい。
    # クラスメソッド
  end
      
  class << クラス名   # class << self でもよい
    # クラス名より self を使ったほうが、重複が少なく、クラス名の変更時に柔軟。
    def メソッド名(引数)
      # クラスメソッド
    end
  end
end

    
# [アクセス制御]
# 何も指定しなければ public (ただし initialize は常に private)

class クラス名
  def priv
    # ...
  end

  private :priv # public, private, protected が指定できる
end

class クラス名
  public        # 以降すべて public

  def pub
    # ...
  end
      
  private       # 以降すべて private

  def priv
    # ...
  end
end

モジュール

クラスと異なり、

  • メソッド(モジュール関数)と定数だけをまとめたもの
  • インスタンスを持つことができない
  • 継承できない
module モジュール名
  Version = "1.0"        # 定数
    
  def hello(name)
    # ...
  end
  module_function :hello # モジュール関数として公開
end

例外

begin
  # 例外を投げるのは、raise メッセージ(or クラス)
rescue => 変数
  # 例外時の処理
ensure
  # 必ず実行される
end

# 処理全体を begin ~ end で括る場合は、begin, end は省略できる
def foo
  begin
    # ...
  rescue => ex
    # ...
  end
end

# ↓

def foo
  # ...
rescue => ex
  # ...
end

# throw, catch キーワードは、例外ではなく、複数のループを脱出するのに使われる
catch (:exit) do
  # ...
  throw :exit # catch ブロックを抜ける
  # 実行されない
end

その他

  • インデントは、スペース2つが慣習
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