最近技術書の積読にハマっています。徐々に消化していかないとなぁと重い腰を上げて読んでみたので、読書感想文を書き記しておこうかなと思います。理解が浅いところもあるので間違ったことが言ってたらぜひ指摘お願いします。
購入経緯
またweb技術の歴史や設計指針、RESTに対する理解が甘いと感じていたので手に取ってみたという感じ。
以前から名著だというふうには色々な人から聞いていたため、ずっと興味はあった。
価格
Amazonの購入リンク
価格は3,000円弱
400ページ近い技術書なので、価格としてはそこまで高いとは感じない。
感想
2010年に初版が出てから1回も改訂が入っていないだけあって、内容は古い。(現在の標準であるHTML5やHTTP2.0について全く言及がない(当たり前か))
が、webやHTTPがそもそも何なのか、その仕組みについて非常にわかりやすく平易な言葉でまとめてくれており、技術書にしてはとても読みやすかった。
また本の内容がわかりやすいことに加えて、そもそもwebやHTTP自体が非常に簡潔なプロトコルで動いていることが一貫して書かれていた点は非常に良かった。15年前の内容でもいまだに名著として読まれている理由は、書籍の完成度の高さだけでなく、web自体のシンプルな設計思想が、インターネット世界の絶対的な基盤として長年にわたり変化していないことにもよるのかなぁと感じた。
一方でmicroformatsやAtomなど現在ではあまり聞かないXMLフォーマットについても大きくページを割いて言及されていたのは正直退屈だった。あまりイメージわかないし、「どうせこの知識使うことないんだろうなぁ」というのがどうしても頭の中心から離れなかった。純粋に歴史探訪だと思って読めば面白いと思う。
難易度
専門用語の説明や索引が非常に充実しており、他の技術書と比べるとかなり読みやすく感じた。
しかし、ハンズオン等はないため、最低限Webを触ったことがある人でないとそもそもイメージがつかないことが多いと思う。
メモ
付録でHTTPステータスコードをまとめてくれていてとても面白かった。
(ステータスコードを俯瞰する機会は意外となかったので)