はじめに
この記事は Microsoft 365 Advent Calendar 2022 の 12月16日担当分の記事です。
背景
2022年9月から株式会社ソントレーゾの一員になりました。
全社員がフルリモートの業務スタイルですし、部署のメンバーは地理的にも離れた場所に拠点を置いています。定例のオンライン会議で顔を合わせますが、基本のコミュニケーションは Teams のチャットです。みなさんとても暖かく迎えてくださって、業務で必要なコミュニケーションが取りづらい環境では全くなかったのですが、もう少し皆さんとお近づきになりたいなぁと感じていました。
最初の『称賛』
そんなことを感じつつも、入社して1か月ほどたちました。
業務でお客様からいただく問い合わせに、いつも率先して対応してくださるメンバーに「すごいな」、と「ありがたい」という気持ちを伝えたいけど、急に改まるのもなんだかと思っていました。
ふと、前職でも時々利用していた 『称賛』機能を思い出して、思い切って送ってみました。
「初めて見ました、もらうとうれしいですね」と喜んでいただけました!
ちょっと一安心したので、各チームメンバーに1回は近日中に送ろうと心に決めて、実践してみました。
- いつも資料をまとめてくれてありがとうございます
- さすがですね!
- 企画ありがとうございます
- 取り纏め、ありがとうございます
こんな感じで、通常の「ありがとう」より心を込めたい時に利用しました。
- 褒められるとうれしいですね
- モチベーション上がります
といっていただけて、私自身がうれしかったです。
また、カードを送った後少しチャットで会話が続くことがあり、みなさんとお近づきになれたと感じています。
称賛機能のご紹介
ここで少し称賛機能のご紹介です。
称賛の送り方
称賛の送り方は2つあります。
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Teams メッセージ
昨日ご担当くださった、@arufen さんもこの機能についてご紹介してくださっていました。Teams のチャットや投稿欄からの称賛の送信方法は 12月15日の記事 をご参照ください。 -
Microsoft Viva Insights
称賛は Microsoft Viva Insights の機能であり、Teams アプリとして展開されている Viva Insights ページからも送れます。
公式ドキュメントはこちら ➡ Viva インサイトでの賞賛
おしゃれに変身
少し前に称賛カードがおしゃれに変身しました。
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称賛の利活用提案
称賛機能のおかげで、チームメンバーとの心理的距離が近づいたので、
個人的に大好きなこの称賛機能の利活用方法のご提案です。
そして、称賛の本来のコンセプトについての考えをお話します。
称賛の使いどころ
乱用すると称賛の意味が薄れてしまうので、使いどころは悩ましいです。
個人的におススメシーンは、
- 誰がやらなければならない(少し面倒な仕事を)率先してやってくれたメンバーへのお礼
- プレゼン前後の応援/労いの言葉
- 単純にすごいな、素晴らしい言動
このように、対面であればリアクション大きめに伝えたい時、メンバーで集まって拍手を送りたい時を想定して
気軽に送りあえる文化が根付いていけばいいのではないでしょうか。
称賛のすゝめの理由
気軽に送りあえる文化と書きましたが、それを育むことが実は組織の成功につながります。
前掲しましたが、称賛は Microsoft Viva Insights の機能です。
Microsoft Viva Insights は、Microsoft Viva のうちの一つです。
Microsoft Vivaとは、従業員エクスペリエンスプラットフォームのことだそうです。
従業員エクスペリエンス プラットフォームとは?
今日の仕事環境において組織が成功を続けていくには、新しいツールが必要です。Microsoft Viva などの従業員エクスペリエンス プラット>フォーム (Employee Experience Platform: EXP) を利用すると、つながり、インサイト、目的、成長を実現することで、人とチームがそれぞれの持てる力を最大限に発揮できるようになります。
(https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-viva/employee-experience-platform?rtc=1)
私が称賛カードを送ったときに「モチベーションが上がります」と感想をいただいています。
まさに、モチベーションアップが称賛機能の狙いなのです。ちょっとした「うれしい」気持ちをチームメンバーで育むことが、互いを尊重しあうことにつながり、全体の生産性アップにつながるのです。
Microsoft Viva についての詳細はこちら ➡ Microsoft Viva
まとめ
偶然にも昨日の @arufen さんから素敵なバトンをうけとって、称賛を活用して私が自分のチームメンバーと仲良くなれたお話からおススメの理由でした。少し大げさですが、組織全体の成長につながる最初の種を、『称賛』で撒けるのであれば素敵なことだと思いませんか?😊
称賛のボタンやページが表示されない方は組織で機能を制限されている可能性があります。 ➡ Microsoft Teams 管理センターで Praise アプリを管理する
付録
称賛カードの全種類をご紹介
いかがでしょう。
日本語訳が微妙だったり、どういう状況に使うの?というのもありますが、楽しんで活用いただければ、そしてそれが誰かの成長につながれば幸いです。