2023年5月1日を持ちまして、株式会社KDDIウェブコミュニケーションズのTwilioリセール事業が終了したため、本記事に記載されている内容は正確ではないことを予めご了承ください。
現在は管理コンソールのBundleSidの詳細画面で、住所データのSID（ADから始まる文字列）を確認することができるのでこの記事は不要です。
はじめに
みなさん、こんにちは。
KDDIウェブコミュニケーションズのTwilio事業部エバンジェリストの高橋です。
今回は、先日から日本の電話番号の購入の際に必須化が始まったBundleSidとAddressSidに関しての、ちょっとしたTipsをご紹介します。
BundleSidとAddressSidの紐付け
BundleSidとAddressSidは紐付いています。←これ重要
そして、電話番号を購入するときは、それぞれが紐付いた状態で指定をしないとエラーになります。
管理コンソールから電話番号を購入する場合は、BundleSidを選択することで、自動的に紐付いているAddressSidがリストに出てくるため、特に意識をしなくても問題ないのですが、APIを使って番号を買う場合は、BundleSidとAddressSidをそれぞれ指定しなくてはならないので、どのAddressSidがどのBundleSidに紐付いているかを知る必要があります。
しかし管理コンソール上では、Bundlesの一覧を見ることもできるし、Addresses（住所）の一覧を見ることもできるのですが、それぞれがどれに紐付いているのかを知るすべがありません。
BundleSidに紐付いたAddressSidを調べる方法
以下の手順で特定のBundleSidに紐付いているAddressSidを知ることができます。
- まずは管理コンソール上の電話番号（Phone Numbers）のRegulatory ComplianceのBundlesを選択します。
- 調べたいBundlesを選択します。
- 画面をスクロールすると、SUPPORTING DOCUMENT & SIDというセクションが見つかるはずなので、その一覧の中から登記簿謄本（法人の場合）のデータを探します（クリックすると登録する画像が確認できます）。
- 見つかったドキュメントのSID（RDから始まる文字列）を探してメモしておきましょう。
- 次にコマンドプロンプトを開きます。
- 以下のCurlコマンドを実行します（RDから始まる文字列を先程メモしておいた値に変えて、AccoutSidとAuthTokenもご自分の環境に合わせてください）。
curl -X GET 'https://numbers.twilio.com/v2/RegulatoryCompliance/SupportingDocuments/RDXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX' \
-u ACxxxxxxxxxxxxxxxx:your_auth_token
実行結果にattributesという配列がありますが、この中に表示されているAddressSid（ADから始まる文字列）がBundleSidに紐付いているものです。
まとめ
APIで電話番号を購入する場合だけでなく、電話番号サブアカウント間で移動させる場合なども、移動先のBundleSidとAddressSidが必要になります。
管理コンソール上から確認ができればよいのですが、現時点では確認ができないので、ぜひ困った時は思い出してください。
Twilio（トゥイリオ）とは
https://cloudapi.kddi-web.com
Twilioは音声通話、メッセージング（SMS/チャット）、ビデオなどの 様々なコミュニケーション手段をアプリケーションやビジネスへ容易に組み込むことのできるクラウドAPIサービスです。初期費用不要な従量課金制で、各種開発言語に対応しているため、多くのハッカソンイベントやスタートアップなどにも、ご利用いただいております。