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ハッカソンでTwilio賞をゲットする5つの秘策

Last updated at Posted at 2019-03-13

2023年5月1日を持ちまして、株式会社KDDIウェブコミュニケーションズのTwilioリセール事業が終了したため、本記事に記載されている内容は正確ではないことを予めご了承ください。

はじめに

みなさん、こんにちは。Twilioエバンジェリストの高橋です。
突然ですが、みなさんハッカソンに参加してますか?

ハッカソンとは(Wikipediaから抜粋)
ハッカソンという言葉はハック(hack )とマラソン(marathon )を合わせた混成語である。

この記事を読んでいる方々の多くは、一度はハッカソンに参加したことがあるでしょう。
ハッカソン、楽しいですよね。決められた時間内に、初めてあった人たちとアイデア出しから実装まで頑張って作り上げた時の達成感を得るために、家庭の事情も顧みず土日をハッカソンに費やしてしまっていることでしょう。
そしてそこにはテクニカルパートナーとか、APIパートナーなどと呼ばれるベンダーから、技術に詳しいメンターさんが参加していることもご存知かと思います。メンターさんは、ハッカソンで自社のサービスを使ってもらうことを楽しみに、そして使ってくれている人たちをサポートするのが仕事です。そう、仕事です(これ大切)。

何を隠そう(別に隠してないけどw)、Twilioも数多くのハッカソンに協力をさせていただいており、そのたびにTwilio賞という賞を授与しています。
ちなみに最近はこんなものをお渡ししています。
IMG_8334.JPG
知らない人から見るとあまり魅力を感じない(むしろ要らないw)かもしれませんが、これらの殆どは非売品であり、エンジニアにとってはレアなグッズなので、実は欲しいという方が結構います。

そこで今回は、ハッカソンでTwilio賞をゲットするための秘策を特別に伝授したいと思います。なぜそんな秘策を伝授できるかというと、それは、私が毎回賞を決めているからです(笑)。

秘策その1「まずは使うと宣言しよう」

当たり前のことですが、そのサービスを使わない限り、ほとんどケースで賞はもらえません。そのためにも、まずはそのサービスを使ってください。
大抵のハッカソンイベントでは、まずはアイデアソンと呼ばれる、これから作成する作品のアイデア出しをする時間があり、ここでどのような機能を実装していくのかを決めていきます。パートナーのサービスを使うかどうかも、だいたいこのフェーズで決まります。
そこで最初の秘策は、このタイミングでとりあえずTwilioを使ってみますと宣言してしまうことです。
挙手.png

幸いにして、Twilioはいろいろな機能があるので、大抵どのサービスでも使うシーンがあります。ハッカソンでは、実装時に方針が変わることも少なくないので、まずは使うと宣言してしまってから、使う場所を考える。これこそ大人の対応と言えるでしょう。

秘策その2「綴りを間違えないようにしよう」

Twilioが日本でローンチしたのが2013年の4月ですから、すでにだいぶ年月が経っています。ハッカソンイベントを始め、いろいろなイベントでTwilioの名前を聞いたことがある人もかなり増えてきました。
にもかかわらずですよ、未だにTwilioの綴りを間違う人が多すぎます。最近は次のようなスライドまで作って説明しているのにです。
スクリーンショット 2019-03-13 13.59.03.png

みなさんが学生時代から学んできたように、そもそもサービス名の綴りを間違えてしまうと、どんなに中身がイケてても大体が不採用になります(いわゆる足切りw)。Twilioの場合は、Lがダブってしまう間違いが圧倒的に多いのですが、サービス名によっては、先頭の文字が小文字だとか、かなり細かいレギュレーションが決まっています(ちなみにTwilioの先頭文字は大文字でも小文字でもOK)。
システム構成図でサービス名を書く場合、綴りには十分気をつけましょう。もし綴りに自身がない場合は、構成図にベンダーのステッカー(大抵のサービスはサービス名やロゴ、アイコンなどのステッカーがあるはず)を貼ってしまいましょう。これ、わかりやすいですし、ベンダーへのアピール力もマシマシです。

秘策その3「マニアックな使い方をしよう」

これはパートナーのサービスに依存しますが、たとえばハッカソンでTwilioが採用されるケースとして、電話をかけるとかSMSを送るといった使い方がとても多いです。これはこれで良いのですが、メンターからするとあまり面白くないです。誰でも考えられる機能ですし、Twilio賞受賞を狙う上で他のチームとの差別化が難しくなります。
例えばTwilioには、以下のようなハッカソンで使ってほしい面白い機能がたくさんあります。
スクリーンショット 2019-03-13 14.54.00.png

  • 最大50人でのビデオ通話を実現する「Programmable Video
  • チャットのプラットフォーム「Programmable Chat
  • WebSocketのように同期ができて、簡単なデータベースとしても使える「Twilio Sync
  • ペーパーレスなFAXサービスを構築できる「Programmable FAX
  • Twilioが提供するSIMを使ったワイヤレス通信プラットフォーム「Programmable Wireless
  • セキュリティ対策として電話番号を簡単に認証できる「Verify

Twilioには、この他にもサーバーレスでの開発環境を提供する「Functions」、コールフローをGUIで実装できる「Studio」、Webサーバーとしても利用できる「Assets」など、実に使い勝手の良さそうなものがたくさんあります。

残念ながら多くのハッカソンでは、このようなサービスはほとんど使われていません。故に、このようなサービスを使うとメンターは喜びますし、Twilio賞受賞に向けて一歩前進するのです。

秘策その4「事業性を意識しよう」

ハッカソンイベントによっては、「作品を作ることが最も大切なことなので、事業性はとくに意識しなくて良いです」というレギュレーションで行われるものもありますが、パートナーの立場からすると、そこで生まれたサービスが実際にローンチして大きく育ってくれることを実は願っています。
ここでいう事業性というのは、「儲かりそうか」ということではなく、「お金を払ってでも使いたいか」という視点です。Twilioのような有料のサービスの場合、利用するためのコストを上回るなにかがないと実際に事業にはなりません。
もちろん、ハッカソンのような短期間で作り上げるサービスでそこまで考えるのは酷かもしれませんが、このサービスがあることでビジネスが成り立ち、サービス提供者、サービス利用者、パートナーベンダーの3者がそれぞれ恩恵を得られる仕組みを考えることは、実際にビジネスを立ち上げていくときにもきっと役に立つはずです。
たとえばTwilioを使うのであれば、通話料を安くするためにはどうすればいいかとか、料金モデルで回収ができないかなどを検討することが大切になります。
cost_cut_sakugen_samurai.png

秘策その5「メンターに頼ろう」

仕事中.jpg

秘策3で書いたように、各ベンダーさんが提供するマニアックな機能を使おうと思うと、ネット上にもあまり情報が流れていなかったり、ドキュメントもうまく見つけられなかったりして、時間のないハッカソンではとてもつらい思いをします。でも、そんなときのためにメンターがいるのです。
APIベンダーのメンターはそこそこのエンジニア(そこそこってなんだw)ですし、自社のサービス以外にも、よくご一緒する別のAPIベンダーのサービスなどにも詳しいケースもあります。
コーディングを行うフェーズではもちろんですが、実はアイデアソンで生まれたアイデアを実装に移す前に、メンターのアイデアを借りてしまうのが得策です。場合によっては、APIベンダーの連携部分については、メンターにお願いしちゃうってのも一つの手です。頼まれると断れないのがメンターの仕事です。そう、メンターは仕事で来ているので、暇しているようであれば彼らのリソースをガンガン使ってしまいましょう。遠慮は要りません!

まとめ

時間の限られたハッカソンで結果を出すために、APIベンダーのメンターをうまく利用しましょう。メンターと仲良くなっておくと、他のイベントで顔を合わせた時にも覚えてもらえるし、ネットワークも広がります。普段エンジニアの方々はあまり外の方との付き合いがなく、閉鎖的な環境に置かれていることが少なくありません。
せっかくの機会ですから、どんどんつながっていくと良いでしょう。できれば、その場でFacebookやTwitterなどで周りの方々とつながってしまうのが良いです。
賞の景品自体はあまり魅力的ではないかもしれませんが、賞を受賞したという事実は代えがたいものなので、せっかく参加するならぜひひとつはなにか賞をもらって帰ってください。
フェリーハッカソン(Twilio賞).jpg

そして最後に、みんなTwilio使ってね♡


Twilio(トゥイリオ)とは

https://twilio.kddi-web.com
Twilioは音声通話、メッセージング(SMS/チャット)、ビデオなどの 様々なコミュニケーション手段をアプリケーションやビジネスへ容易に組み込むことのできるクラウドAPIサービスです。初期費用不要な従量課金制で、各種開発言語に対応しているため、多くのハッカソンイベントやスタートアップなどにも、ご利用いただいております。

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