いつも記事を読んでいただきありがとうございます!
モブエンジニア(@mob-engineer)です!
今回は2025.01.14(火)に開催したJAWS-UG初心者支部 x 千葉支部 re:Invent 2024 re:Cap & 新年LT大会へ参加しましたので、アウトプットとしてイベントレポートを執筆しました。
初心者でもサクッと読めるように平易な表現で執筆しておりますので、お気軽に読んでいただければ幸いです。
誤字脱字・わかりづらい表現に関して極力なくすように心がけていますが、リアルタイムで執筆しているため、誤字脱字が発生するかもしれません。
イベントページ
目次
- イベント概要
- 講演
- AWS re:Invent 2024 reCap
- AWS Lambda 上で稼働する LIXIL共通認証基盤のはなし
- 三菱電機で社内コミュニティを立ち上げた話(仮)
- 1年我慢した!re:Invent現地に参加したから得られたもの
- LT
- 非IT学部新卒社員、AWSへの挑戦!
- EKS Auto Modeで始めるEKS
- re:Inventのアップデートを使ってRAGアプリ開発とRAGOpsをやってみる!
- Amazon Novaをはじめよう! 画像/動画生成ハンズオンの紹介
- まとめ
イベント概要
「AWS re:Invent」は、AWS 最大の年次カンファレンスです。2024 年 12 月 2 日 ~ 12 月 6 日の 5 日間ラスベガスで開催され、今年も多くの新サービス、新機能が発表される予定です。現地で得てきたことを、皆さんと共有し、新サービスについての情報や活用方法などを一緒に勉強する会です。AWSをすでに触っている人、これからAWSを触っていきたい人、地元で一緒にAWSを勉強できる場所を探している人などぜひご参加ください!
講演
AWS re:Invent 2024 reCap
登壇資料
- 自己紹介
- AWSの方
- JAWS歴10年のAWS芸人の方
- SageMakerを利用して機械学習アプリを作成している(変身ベルト)
- 13回目のre:invent
- 13回目の開催、参加者6万人
- 登壇者だけで3000名を超える
- CEO Matt Garmanからの挨拶から始まる
- キーメッセージ
- AWSはお客様の代わりにイノベーションを起こす
- AWS黎明期は金融機関向けのセキュリティサービスに力を入れていた
- その経験からイノベージョンに力を入れ始めた
- ユーザからの要望を聞くだけでイノベーションは起こせない
- AWSが重要視しているもの:高いセキュリティ(AWS Nitro System)
- インスタンスのチップなどを自作している(trnシリーズなど)
- 各OS・ブートローダ単位で署名チェックを行っておく
- 署名チェックが完了後、暗号化フェーズに入っていく
- 最初からNitroアプローチをとっていたわけではない
- 1台のノードに288台のストレージを載せていた
- 障害発生時の影響が大きいため対処を考える必要が出てきた
- 疎結合性を踏まえたアーキテクチャ設計
- 物流におけるAI活用
- オーダ前の在庫管理・出荷予測などをAIを通じて行っていた
- Amazonでもチャットボット機能が実装されている
- サービスアップデート
- Building Block:AWSの設計思想の一つ
- コンピュートなどの分野ごとにアップデートを行っていた
- コンピューティング
- Amazon EC2 TrnインスタンスとUltraServersを発表
- P5eと比較して約40%の高いコストパフォーマンスを実現
- Amazon EC2 TrnインスタンスとUltraServersを発表
- ストレージ
- Amazon S3 TablesとS3 Metadataを発表
- S3 Tables:表形式のデータに最適化したバケット
- Amazon S3 TablesとS3 Metadataを発表
- データベース
- Amazon Aurora DSQLの発表
- 強い一貫性を持ちつつスケールアップを行える
- リージョン間単位の同期処理についてマイクロ秒単位の精度で実現可能
- Amazon Aurora DSQLの発表
- インファレンス
- Amazon Novaの提供開始
- Amazon Bedrock経由で利用することができる
- 新規プロバイダをサポート
- Poolside:コードやドキュメント生成が得意
- Luma AI:高品質な動画生成が得意
- Amazon Novaの提供開始
- 開発者支援
- 開発者が楽しくコードを執筆できる環境を構築する
- Amazon Q Developer関連
- .Netアプリケーションのクロスプラットフォーム:Win⇒Linux
- COBOL⇒Javaへの変換もフォローしている
- Amazon Q Developer関連
- 開発者が楽しくコードを執筆できる環境を構築する
- Building Block:AWSの設計思想の一つ
AWS Lambda 上で稼働する LIXIL共通認証基盤のはなし
- My LIXILとは
- スクラッチで開発したLamdba基盤上に構築したOIDCプロバイダ
- ざっくりいうと、LIXIL専用のLamdba上で構築したSSO認証基盤サービス
- 個人アカウントだけでなくソーシャルアカウントで実装可能
- スクラッチで開発したLamdba基盤上に構築したOIDCプロバイダ
- 技術スタック
- DB・インフラ技術でAWSを活用している
- インフラ構成管理はTerraform
- リソースメンテナンス目的で利用している
- 選定理由として、読みやすさとDiffチェック
- PRを通じてパイプラインが実行される
- 性能監視はX-Rayを利用している
- (個人的意見)今回のような複雑なアーキテクチャ+サーバーレスであればX-Rayは最善手ですよね
- データベースまわり
- DynamoDB:ユーザ情報・セッション・発行したトークンを保存
- 検索機能が弱いためOpensearchを利用している
- システム監視
- CloudWatch
- カスタムメトリクスを設定できるのが良い
- Alarmを設定することでエラー時の対応を自動化できる
- CloudWatch
- ユーザデータ変更時
- 変更情報をトリガーにAmazon SQS経由でLambdaへ変更依頼⇒各システムへ反映を行っている
- コスト面
- ほかソリューションと比較して月額130ドル削減することができた
- Elastic Searchの一番安いプラン(月額110ドル)と同じくらい
- ほかソリューションと比較して月額130ドル削減することができた
三菱電機で社内コミュニティを立ち上げた話(仮)
- 自己紹介
- 三菱電機でマイグレーション対応を行っている
- 社内コミュニティ立ち上げを行った方
- コミュニティ名:MAWS-UG
- アイコン内のブロックは「コツコツワクワク」を意味している
- コミュニティができる前はいわゆる縦割り組織
- AWS関連の仲間がいない状況(実は社内にもいた)
- MAWS-UG前もコミュニティはあったが消極的
- コミュニティ立ち上げの壁
- 会議室は有料利用
- 休憩室の占有禁止=>片隅で開催していた
- 開催をきっかけにバズった
- 周りにも協力を仰ぐことでコミュニティが大きくなった
- 立ち上げてみて
- コミュニティ活動を通じて業務へも良い影響が生まれてきた
- 社内でのつながりが生まれてきた
- コミュニティ運営で大切にしていること
- 現地参加を行っている
- 写真撮影などの発信を行っている
- 今後の目標は外部発信を行っていくこと
1年我慢した!re:Invent現地に参加したから得られたもの
- 自己紹介
- ネットワーク調査を行っている方
- 2023年にもre:inventにチャレンジしたが
- コロナによりキャンセルとなった
- 悔しさを胸に、2024年からAWSに関する活動を積極的に行った
- 2024年は無事参加することができた
- 参加を通じて感じたこと
- 異常なまでの熱量を感じた
- なぜこんなにも現地参加者がいるのか?
- 普段なら会話できない業界・職種の方と対等に意見交換した
- 無我夢中でAWSに向き合うことができた
- 会話の面白さとつらさ
- 中学で学んだ英単語を組み合わせるだけで伝わる
- 相手の発言がなんとなくなわかる
- 難しい会話はアプリケーション経由でないと難しい
- 体力作りの大切さ
- 一日多くて35,000歩歩くので足腰の強さが必要
- どうしても睡眠不足になってしまう
- 乾燥がきついので喉を潤すことが大切
- 異常なまでの熱量を感じた
- まとめ
- re:inventはモチベーション維持・向上につながる
LT
非IT学部新卒社員、AWSへの挑戦!
- 自己紹介
- 2024年新卒のMDISの方
- 商学部で金融を専攻されていた方
- 好きなAWSサービス:AWS Polly
- レ・ミゼラブルをPollyで読み上げてみて感動した
- 入社からAWSの出会い
- 出会いは4月のAWS研修
- 最初は苦手意識があった
- これまで実施したこと
- クラウド情報共有会
- 月に1度、クラウドに関する情報共有を行っていった
- 12月から主体的に行っていった
- 参加者がAWSに興味を持ってもらうように身近な内容を取り上げるようにした
- Amazon Novaに関する発表を行ってみた
- クラウド情報共有会
- これから取り組みたいこと
-
自分ができることと必要とされていることを組み合わせる
- 結果として見えたのがクラウド情報発信に基づく社内教育
- 社内教育を通じて、業績改善と社内の空気改善につながっていく
-
自分ができることと必要とされていることを組み合わせる
EKS Auto Modeで始めるEKS
- EKSとは
- Kubernetesのコンテナオーケストレーションシステム
- 構成として、コントロールプレーン(コンテナ管理)とノード
- コントロールプレーンはマネージドだがノードはユーザ対応が必要
- 適切なノード管理を行うために専門的なスキルが必要
- AWS Fargateを利用すれば概ねのユースケースは対応可能だが...
- GPU対応・スポットインスタンスには非対応
- EKS Auto Modeとは
- Fargateの上位互換
- AWS運用もFargateからの切り替えを推奨している
- インスタンス自体はコンソールから見えるがリソース管理はAWSが行う
- スケーリングだけでなく運用管理を楽にする機能も搭載している
- 利用方法
- 最低限のVPCを作成するだけで利用可能
- 注意事項
- 10パーセント追加コストが発生する可能性がある
- 完全に任せてスケーリングするのは難しい
- 手動設定するところは手動設定する
re:Inventのアップデートを使ってRAGアプリ開発とRAGOpsをやってみる!
- 自己紹介
- 新卒2年目のエンジニアの方
- re:invent期間中はお留守番
- RAGとは
- 検索拡張生成の略
- ざっくりいえば、外部リソースを活用してAIが回答する
- ベクトル検索を用いて実現している
- Bedrockのナレッジベース機能を使えばサクッとベクトルデータベースを構築できる
- Amplify AI Kitとは
- ざっくりいえば生成AIアプリを作成することができる
- 実装するときは公式ドキュメントを読みながら実装すること
- 評価機能を用いてみる
- AIの出力結果の善し悪しを定量的・定性的に判断すること
- ハルシネーション対策など
- オフライン評価とオンライン評価
- オフライン評価:リリース前に行う評価
- 模範解答との比較(ROUGEスコアなど)
- オンライン評価:リリース後のKPI評価
- 顧客満足度による比較
- オフライン評価に関してはLLM-as-a-Judgeを利用してAIに評価している
- 模擬質問と模擬解答は自分で準備する
- 質より量を優先する+異常データも入れておく
- オフライン評価:リリース前に行う評価
- AIの出力結果の善し悪しを定量的・定性的に判断すること
- まとめ
- Amplify AI Kitを活用すれば簡単にアプリ開発が行える
Amazon Novaをはじめよう! 画像/動画生成ハンズオンの紹介
- 自己紹介
- 現在はマーケティング関連を担当している
- 千葉県船橋市の出身
- re:invent参加3回目
- 生成AI関連のワークショップが興味深かった
- Bedrock ガードレールなどのセキュアなAI開発
- Amazon Nova
- コストを抑えてAIを利用できるのが良い
- Amazon Nova Canvasハンズオン
- Jupyterノートブックを利用できる環境であれば利用可能
- マーケティング用の宣伝材料で利用できる
- プロンプトで背景変更、動画作成も行うことができる
- おまけ
- ユースケースに応じた画像生成のテクニックを習得できる
- 簡単なものはAmazon Novaに任せられる
- 日本語プロンプトも対応しているので次回はチャレンジ
まとめ
社内セミナーの立ち上げに関しては興味関心があるので、三菱電機さんのお話はすごく興味深かったですし、私のモチベーション向上につながりました。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました👍