いつも記事を読んでいただきありがとうございます!
モブエンジニア(@mob-engineer)です!
今回は2025.01.22(水)に開催したFin-JAWS 第38回 ~re:Invent 2024 金融re:Cap~へ参加しましたので、アウトプットとしてイベントレポートを執筆しました。
初学者でもサクッと読めるように平易な表現で執筆しておりますので、お気軽に読んでいただければ幸いです。
誤字脱字、分かりづらい表現に関しては極力なくすように心がけていますが、リアルタイムで執筆しているため誤字脱字があるかもしれません。
イベントページ
re:Invent動画
ホテルベネチアン
目次
- re:Invent 金融関連振り返り
- LT#0 Terraformロックを調べてみたら、S3アップデートに出会った話
- スポンサーLT:re:invetを通じた振り返り
- LT#1 気になるデータベースのアップデートrecap
- LT#2 Fault Injection Serviceアップデート@pre:Invent2024
- LT#3 re:Inventについて振り返ってみた(金融機関事例)
- LT#4 bedrock multi agentについて(仮)
- LT#5 金融における生成AI re:Cap
- LT#6 仮)Cell-Based Architectureのはなし
- re:Invent Keynoteに大感銘、そのわけと深堀編+多分他ではreCapされないre:Invent 話題総盛り
re:Invent 金融関連振り返り
- 自己紹介
- AWSの中の人
- 基調講演(Matt Garman)
- Matt Garmanからのメッセージとして生成AIへの注力を感じた
- ストレージ、データベースと同じ立ち位置
- 開発ツールなどもAIと統合させていっている(Amazon Qなど)
- (個人的意見)AIの民主化を進めたアップデートといった印象
- コンピュートに関しても積極的な投資を行っている
- AWS GravitonやTriniumシリーズなどの機械学習に特化したリソース提供
- S3に関してサードパーティのデータレイクとの統合といった新たな成長を感じた
- 金融セッションのトレンド
- 日本の金融機関の取り組みも紹介された
- 物流拠点のAI活用なども紹介された
- Matt Garmanからのメッセージとして生成AIへの注力を感じた
- 基調講演(Dr. Werner)
- 詳細は基調講演の動画を見てもらいたい
LT#0 Terraformロックを調べてみたら、S3アップデートに出会った話
- 自己紹介
- Japan Digital Design所属の方
- 初登壇の方
- 類似相場検索ツール、生成AI相場解説ツールなどを開発している
- 現在バックエンドフロントエンド修行中
- Terraformのロック機能
- エラー発生時に気づいた
- ざっくり言えば、Terraform処理競合を防ぐ機能
- Dynamo DBを使えば実現可能だが管理が煩雑
- S3の条件付き書き込み機能を使ってみる
- 他のクライアントからの処理競合を防ぐことができる
- Use_lockfileをTrueにすれば利用可能
スポンサーLT:re:invetを通じた振り返り
- 会社(Quick)紹介
- 日本経済新聞社のグループ企業
- 経済データの利活用推進を生業としているビジネス
- 日本初のAI知事ビジネスを展開している
- 自己紹介
- Quick社のインフラエンジニアの方
- FinJAWSの運営の方
- Keynote振り返り
- 複雑性に対する6つの原則
- Canvaなどの企業事例をもとに紹介
- Amazon Aurora DSQLといった複雑性に対するアンサーとなるサービス紹介もあった
- まとめとして必要なものを見極めて小さく扱い、制御可能な形でくみ上げる
- 解決すべき社会課題は多数ある
- 複雑性を制御しつシンプルさを保つチャレンジは続いていく
- 複雑性に対する6つの原則
- 参加してみて
- 圧倒的な規模感を感じた
- AWS Summitと比較にならない
- 普段ふれ合わないエンジニアとの交流を行うことができた
- 現地イベントを通じてモチベーション向上につなげられた
- 圧倒的な規模感を感じた
LT#1 気になるデータベースのアップデートrecap
- 自己紹介
- NRI社の方
- データベースつよつよの方
- re:Inventでのデータベースについて
- Amazon Dynamo DBの強い整合性
- AWS DMSで生成AIによるスキーマ変換など
- Amazon Aurora DSQL
- スケーラブルかつ楽観的同時制御を備えたデータベース
- 楽観的同時制御:ロック機能を用いないデータベース
- 更新競合が多い処理は向いていない
- Cloud Spannerとの比較
- そもそも処理方法が違うので比較にならないのでは...
- スケーラブルかつ楽観的同時制御を備えたデータベース
- Oracle Database@AWS
- Oracle CloudのデータベースをAWSで利用できる
- ゴールドマンサックスの事例だとシングルAZでも高可用性をフォローしている
- ライセンス換算するとOCIを利用すよりお安くなる場合も
- ExaData運用はめんどくさいので、大規模なデータ処理が必要な場合以外は厳しい
LT#2 Fault Injection Serviceアップデート@pre:Invent2024
参考ドキュメント
- 自己紹介
- JTC子会社のPMの方
- re:inventあれこれ
- 38866と言う数字⇒re:invent期間の歩数
- エクスカリバーホテルに宿泊したが距離がかかった
- AWS Fault Injectio Service
- ざっくり言えば、障害を起こして可用性確認を行うサービス
- 何度でも繰り返し実行可能、スケジュール設定可能
- 今年のアップデートでLamdbaとの統合をフォローした
- Lamdbaとの統合
- 構成自体はシンプルだが、変数設定・ロール設定が煩雑
- Prevent Executionの機能を使えば、エラー検知後の処理状態で検証できる
- (イメージ)エラー検知⇒処理⇒イベント受信
- シナリオ設定
- 前後関係の設定が可能、組み合わせて設定が可能
- おいしいところ:ソースコードなく障害テストが行える
- 面倒なところ:Lamdba管理がめんどくさい
- まとめ
- re:Inventはベネチアンホテルに泊まりましょう!
LT#3 re:Inventについて振り返ってみた(金融機関事例)
- 自己紹介
- みずほリサーチ&テクノロジーズでAWSアーキテクトを行っている方
- 海外出張あれこれ
- 海外出張時には稟議申請がある
- 稟議申請を書くときに海外の金融機関の取り組みを書きづらい
- 事例を知るのも大事だが、オンラインでも見れるしといった葛藤がある
- re:Inventのセッション書き起こしがXでUpされた
- 海外出張時には稟議申請がある
- 金融機関事例について
- Financial Serviceは14事例(うち生成AIは7事例)
- 可用性・信頼性関係が3事例だった
- FSI312:ゴールドマンサックスのAWS移行事例
- 勘定系システムをクラウドへ移行すると言ったお話
- そのほか
- カオスエンジニアリングの話に関しても興味深かった
- まとめ
- 一番重要なのはネットワーキング
LT#4 bedrock multi agentについて(仮)
Github
- 自己紹介
- 大和総研のデータサイエンス業務の方
- AWS re:Invent Recapの金融機関編で登壇される
- re:Inventの振り返り
- 2025年は生成AIまわりであればエージェントがキーワード
- 自律的といったバズワードがあるが、何を行うかが重要
- BedrockにおけるAgentの定義
- 実行計画を立ててタスクを実行する生成AIアプリケーション
- Howがなくてもいい感じで処理してくれる機能
- Multiの定義
- エージェントがエージェントを呼べるようになった
- 入れ子構造でエージェントを設定可能
- 特有パラメータ
- スーパーバイザーモード
- 実行計画を考えて呼び分けるモード
- 直接ルーティング:あらかじめエージェントを決め打ちする方式
- Jupyterが必要なのでSage Maker AIが必要- Hello Worldを返すハンズオンがGitに上がっている
- ハンズオン用GitHubを用いて構築したが、エラーとなった
- ざっくり言えば、子供がHello Worldと言えば親もHello Worldと言うイメージ
- 大和総研のデータサイエンス業務の方
- まとめ
- Agentを用いて処理性能が向上する
- AI利用を行っているユーザ体験が向上する
- どのような技術と組み合わせでソリューションを提供していけるかは未知数
金融における生成AI re:Cap
ドキュメント
- 自己紹介
- JAWS-UG名古屋の運営の方
- ハリネズミと日本酒が好きな方
- はじめに
- 今回はラスベガスに行けていない
- オンラインなので移動はほぼない
- 物価も安くご飯も美味しい
- 多くのセッションは後日公開される
- 継続してキャッチアップしていくことが重要
- 気になった事例
- アリアンザの事例:デザインセンスが抜群に良かった
- 生成AIを活用することでモダン化を加速させることができた
- 金融サービスにおける生成AIモデル
- チャットトークのため動画がない
- 発表資料だけでもそそられる内容
- 金融サービスの実施内容ごとに適したSLMがある
- 小規模モデルだからこそ小回りがきく
- ロビンフットでのLLMを用いたセキュアな拡張
- 段階的な生成AIの活用
- v1構成では Provisioned Throughputを利用している
- 足りなかった部分はクロスリージョン推論を利用している
- LLM Gatewayを利用してAPI管理を行っている
- アリアンザの事例:デザインセンスが抜群に良かった
LT#6 仮)Cell-Based Architectureのはなし
ドキュメント
- 自己紹介
- JAWS-UG Osakaで1分LTの方
- Cell-Based Architecture
- Dr. Wernerの基調講演で登場したワード
- Cell-Based Architectureがない世界
- Computeがクラッシュした場合、利用者がサービスを使えなくなる
- Cell-Based Architectureを利用すればアーキテクチャを分割している
- ざっくり言えば疎結合の世界が実現できる
- Cell-Based Architectureの美味しいところ
- 耐障害性、可用性を向上させることができる
- スケールアップ、スケールアウトを容易に行える
- テストも容易になる
- 一番いいのはシングルAZ
- レイテンシ面で他方式と比べて運用ヘッダが発生しないため
- 大原則として、高速処理などがある
- マイクロサービスとの違い
- 完全独立しているため依存関係はない
- マイクロサービスはサービスが組み合わさっている
- クライアント目線でのスケールができる
- マイクロサービスはサービス視点
- ざっくり言えば、マイクロサービスを抽象化したもの
- 完全独立しているため依存関係はない
- まとめ
- 金融サービスはレジリエンスが最重要
re:Invent Keynoteに大感銘、そのわけと深堀編+多分他ではreCapされないre:Invent 話題総盛
ドキュメント
Keynote
- 本日お話しすること
- マット新CEO、ワーナーのKeynoteなどなど
- 伝えたいことは人生を変える
- re:Inventは昨年で13回目
- 「変わったことと変わらないこと」を考える
- 新CEO:Matt Garman
- MBAインターンでAmazon入社
- 製品マネージャーとしてAWS入社
- リーダーシップの塊
- EC2のSLA、料金体系を作った人
- Andy氏がリーダーシップについてブログで解説した
- AWSのリーダーシップ指標をすべて満たしている
- 最も伝えたいことは冒頭の2分で伝えきっている
- 登場時に伝えたことはCommunity Builderへの感謝
- Building Blockの考え
- JPモルガンのCEOも登壇された
- Dr. Wernerについて
- 学生時代に汎用機を通じたコンピュータサイエンスへ関心を持った
- RDBしかない世界に新たな形のデータベースを開発した
- 根本のメッセージは変わっていない
- 新サービスの発表ではなく、哲学を伝えている
- 学生時代に汎用機を通じたコンピュータサイエンスへ関心を持った
- Keynote
- Warner氏の青春時代からCell-Besedの考えを伝えていった
- すべてのことはしくじることがある、だからこそレジリエンスが重要
- リーマンのソフトウェア進化の法則
- 複雑化するシステムに対応するには進化し続けるしかない
- 締めくくりは良いことをしていきましょう
- その他
- 陸海空でのAWS活用について最高司令官が話していた
- AWSのクラウドは軍レベル
- 利用サービス、ベストプラクティスも同じ
- ISMAPも考えていく
- DE&Iに関しても考えている
- 誰もが活躍できる社会実現
- AWSコミュニティに関しても重要視している
- 陸海空でのAWS活用について最高司令官が話していた
- まとめ
- re:invent 2024は今年も最高だった
まとめ
re:inventに関するアップデート情報だけでなく、AWSが考えている技術思想についてキャッチすることができました。そのうえで、今回得たナレッジを今後の活動でどのようにアウトプットしていくかを考えていく必要があると再認識ました。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました👍