いつも記事を読んでいただきありがとうございます!
モブエンジニア(@mob-engineer)です!
今回は2025.02.13(木)に開催した「ITエンジニアのためのコーポレートファイナンス入門シリーズ!」へ参加しましたので、アウトプットとしてイベントレポートを執筆しました。
初学者でもサクッと読めるように平易な表現で執筆しておりますので、お気軽に読んでいただければ幸いです。
誤字脱字、分かりづらい表現に関しては極力なくすように心がけていますが、リアルタイムで執筆しているため、誤字脱字があるかもしれません。
イベントページ
参考サイト(コーポレートファイナンスとは)
目次
- イベント概要
- 本編
- まとめ
イベント概要
皆さんはどれくらいコーポレートファイナンスへの興味や知見を持っていますか?
近年はAIやDXの隆盛を背景として、IT業界ではマーケット成長が見込まれています。
これらは視点を変えると、企業や政府が巨額のIT投資をしてビジネス価値/企業価値の増大やコスト削減を目指し、その中で様々なITプロジェクトが計画・推進されていくと捉えることができます。
したがって、企業所属やフリーランスいかかわらず、ITエンジニアの方々もファイナンスや金融のリテラシーを高めることで、普段の仕事がどのような影響を周りに与えるのか理解して行動していくのは意義のあることだと考えます。
一方で、いきなりファイナンスを学ぶというのは中々ハードルが高いですし、奥も深いのでどう勉強していけば良いのか分からずに困っている方や挫折してきた方も多いのではないかと思います。
そこでコーポレートファイナンスをテーマにした初心者向けの勉強会をシリーズ形式で実施します。
初回の今回はコーポレートファイナンスの全体像について学びます。
ガチガチの研修のような内容にならないよう、ゆるく&ざっくりと一緒に学んでいけるような会を目指したいと思うので、ご興味ある方はぜひご参加ください!
コーポレートファイナンスに限らず、機械学習・開発手法などエンジニアリングスキルも取り上げているコミュニティだそうですね!!
本編
参考サイト
登壇資料
- 自己紹介
- キャリアの始まりはITコンサルティング会社でコンサルタントを担当
- その時にファイナンス研修や有価証券分析を行っていた
- 自分なりに手を動かしながらキャッチアップしていった
- その後、新規事業開発を担当
- 会社設立や資金調達に向けた計画策定を行っている
- 現在はCSM(カスタマーサクセスマネージャー)を行っている
- キャリアの始まりはITコンサルティング会社でコンサルタントを担当
- 目的
- コーポレートファイナンスを基軸とした経営・投資活動の理解
- ITの世界で働いている中でもリテラシーは重要
- エンジニアとして数字的な裏付けを説明できることが重要
- エンジニア個人視点でもファイナンスリテラシーの考えは重要
- 経営戦略・ビジネス環境の変化への考えは重要
- クライアント・マネージャーとのコミュニケーションが円滑になる
- エンジニアとしての希少性が高くなる
- 様々な立ち位置の方とのコミュニケーションが楽しくなる
- コーポレートファイナンスを基軸とした経営・投資活動の理解
- ゴール
- コーポレートファイナンスを完全に理解した(気になる)
-
ファイナンスチョットデキルは至難の業
- インプット⇒アウトプットの繰り返しが重要
- 今回のセクション
- ファイナンスの全体像・ファイナンスに必要な会計を取り上げる
- DCS法はなかなか至難の業
- 今回の講座以外にも書籍を活用してキャッチアップすると吉
- ファイナンスの全体像
- 企業:
- 資金運用(事業:資産)⇒投資先・取引先向けの活動
- 投資、営業といった観点
- 有利子負債(Debt)⇒債権者向けの活動
- 株主資本(Equity)⇒株主向けの活動
- 資金運用(事業:資産)⇒投資先・取引先向けの活動
- 企業に相対するステークホルダー(債権者・株主)を理解することが企業活動において重要
- まとめ
- 企業のファイナンスは調達と運用が重要
- 各活動に対するステークホルダーの存在を認知する
- 企業:
- 会社のライフサイクル
- シード時期:
- 概要:会社を設立するフェーズ
- 基本的に創業者のポケットマネーで運用していく
- 設立支援を行うエンジェル投資家も登場している
- アーリー時期:
- 概要:徐々に成長していく時代
- ベンチャーキャピタルが増資支援していく
- いわゆるシリーズA、シリーズBの話
- グロース時期:
- 概要:事業成長が進み、成熟していく
- 銀行からの借り入れが可能になる
- 上場時期:
- 初回上場(IPO)を通じて証券会社がプレイヤーとして登場する
- 創業者売却の可能性もある(シリアルアントレプレナー)
- IPO初日はガチャと言われている(初値はご祝儀)
- 10年以内に時価総額が10億ドル(1000億)を達成したらユニコーン企業と言われる
- 最終的には被買収で終了する
- 上場⇒非上場化の世界
- その後、再上場するといった成長曲線を描く
- まとめ
- エクイティ・デットによる資金調達で成り立っている
- 企業の永続可能性=Going Concernの中で調達・運用は続いていく
- シード時期:
- 会計とファイナンスの違い
- 会計:企業の経営戦略を数値で記録・分析・評価する
- ファイナンス:経営戦略の一つで、企業価値の向上を目指す
- ファイナンスは原因、会計は結果と捉えられる
- まとめ
- 財務諸表分析がファイナンスの肝
- 会計の3種別
- 税務会計:税金計算を行う
- 報告先は税務署
- 財務会計:ステークホルダーに対する財務状態と経営成績の開示
- 報告先は株主・債権者
- 管理会計:予算管理・原価管理などを通じて経営戦略の立案
- 報告先は経営者・事業管理者
- コーポレートファイナンスでは「財務会計、管理会計」が主要
- 税務会計:税金計算を行う
- 財務諸表
- 企業を取り巻く利害関係者のために、企業が自己の財政状態や経営成績を適宜開示し、情報を与えるための書類
- BS・PL・CFといった財務三表
まとめ
コーポレートファイナンスについてあいまいな理解だったため、今回のイベントを通じて、コーポレートファイナンスが目指すゴールについて解像度を上げることができたと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!