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モブエンジニア(@mob-engineer)です!
個人用ドメインをRoute53 ホストゾーンへ登録したとき、ネームサーバーレコード(NS)の規則性を感じたので、Route53の知識キャッチアップを兼ねて調べてみました。
初学者でもサクッと読めるように平易な表現で執筆しておりますので、お気軽に読んでいただければ幸いです。
目次
- 公式ドキュメント
- 検証:ホストゾーン10個登録してみる
- まとめ
公式ドキュメント
よくある質問
よくある質問に説明があるか調べてみましたが、ネームサーバーの付与規則については特段示されていませんでした。
開発者ガイド
開発者ガイドも見てみましたがNSの命名規則について触れられているページは特にありませんでした。
検証:ホストゾーン10個登録してみる
それでは、以下サブドメインを利用してホストゾーンを10個登録してみましょう。
サブドメイン
- test0001.<個人用ドメイン>
- test0002.<個人用ドメイン>
- test0003.<個人用ドメイン>
- test0004.<個人用ドメイン>
- test0005.<個人用ドメイン>
- test0006.<個人用ドメイン>
- test0007.<個人用ドメイン>
- test0008.<個人用ドメイン>
- test0009.<個人用ドメイン>
- test0010.<個人用ドメイン>
検証前にホストゾーンの料金について調べてみました。
料金
12時間以内に削除したホストゾーンに関しては課金されないと示されていたため、料金に関する心配は特にないと判明しました。
削除を忘れた場合、各ホストゾーンへ課金が発生しますので、検証後は必ず削除しましょう
それでは検証のためにホストゾーンの設定を行いましょう。
今回検証するホストゾーンの設定はパブリックホストゾーンとしています。
とりあえず、検証用のホストゾーン10個作成しました。
各検証用ドメインのネームサーバーを見てみましょう
test0001.<個人用ドメイン>
- ネームサーバー
- ns-1658.awsdns-15.co.uk
- ns-905.awsdns-49.net
- ns-45.awsdns-05.com
- ns-1263.awsdns-29.org
test0002.<個人用ドメイン>
- ネームサーバー
- ns-156.awsdns-19.com
- ns-1220.awsdns-24.org
- ns-690.awsdns-22.net
- ns-2021.awsdns-60.co.uk
test0003.<個人用ドメイン>
- ネームサーバー
- ns-249.awsdns-31.com
- ns-1819.awsdns-35.co.uk
- ns-1000.awsdns-61.net
- ns-1123.awsdns-12.org
test0004.<個人用ドメイン>
- ネームサーバー
- ns-865.awsdns-44.net
- ns-156.awsdns-19.com
- ns-2022.awsdns-60.co.uk
- ns-1046.awsdns-02.org
test0005.<個人用ドメイン>
- ネームサーバー
- ns-801.awsdns-36.net
- ns-156.awsdns-19.com
- ns-1098.awsdns-09.org
- ns-2010.awsdns-59.co.uk
test0006.<個人用ドメイン>
- ネームサーバー
- ns-137.awsdns-17.com
- ns-1169.awsdns-18.org
- ns-808.awsdns-37.net
- ns-1559.awsdns-02.co.uk
test0007.<個人用ドメイン>
- ネームサーバー
- ns-1714.awsdns-22.co.uk
- ns-1264.awsdns-30.org
- ns-433.awsdns-54.com
- ns-572.awsdns-07.net
test0008.<個人用ドメイン>
- ネームサーバー
- ns-1849.awsdns-39.co.uk
- ns-149.awsdns-18.com
- ns-550.awsdns-04.net
- ns-1195.awsdns-21.org
test0009.<個人用ドメイン>
- ネームサーバー
- ns-1572.awsdns-04.co.uk
- ns-789.awsdns-34.net
- ns-1158.awsdns-16.org
- ns-180.awsdns-22.com
test0010.<個人用ドメイン>
- ネームサーバー
- ns-1069.awsdns-05.org
- ns-621.awsdns-13.net
- ns-1539.awsdns-00.co.uk
- ns-404.awsdns-50.com
まとめ
各ホストゾーンのネームサーバーをチェックしてみました。
そのうえで、共通項目として次のことがあると考えています。
- ドメイン構成として以下の通り
- ns-<数字2~4桁>.awsdns-<数字2桁>.<トップドメイン>
- トップドメインとして割り当てられるのは以下4つ
- org:非営利組織(NPO)が利用する目的で作られたドメイン名
- net:ネットワーク(Network)を意味するgTLD(ジェネリックトップレベルドメイン)
- co.uk:イギリスに割り当てられた国別トップレベルドメイン(ccTLD)
- com:商業・ビジネス用のサイトに使用される gTDL(ジェネリックトップレベルドメイン)
やはり、割り当てられるネームサーバードメインには一定の規則性があると判明しました。(自動的に割り当てられるので、ある程度規則性を持たせないと運用が難しいと言った面があるのかと思います)
個人的に各ドメインに紐付いているネームサーバーはどこに設置されているのかは気になりますが、ドキュメントにも記載されていないので調べようがないと言ったところです。(そもそも、ネームサーバー自体攻撃される恐れが高いサーバーのため、設置情報は非公開だと思いますが)
個人的に気になったので、記事としてまとめてみました。
検証数が10個のみなので、100個程度ホストゾーンを設定⇒検証すれば確度は上がるかと思います。
そのうえで、NSの命名規則をキャッチすることで、他システムとの連携といった視点で活用できるのはないかと思います。
最後まで、記事を読んでいただきありがとうございました。