いつも記事を読んでいただきありがとうございます!
モブエンジニア(@mob-engineer)です!
本日(2025.03.08)に受験したAWS Certified Solutions Architect - Professional(SAP-C02)に無事合格したので、アウトプットとしてレポートを執筆いたしました。
サクッと読める分量で執筆しておりますので、お気軽に読んでいただければ幸いです。
試験結果
各セクションのコンピテンシーはすべて満たしていましたが、スコアに関してはもう少し高め(800点後半)を取りたかったので、少し反省だなぁと思いました。
目次
- 対象読者
- SAP-C02とは
- 試験対策
- 私のスキル感
- 勉強方法
- 試験時
- (個人的考察)他高難度資格と比べて鬼門と感じるポイント
- その1:試験範囲が幅広い
- その2:マイグレーションサービスが複雑
- (個人的考察)他高難度資格と比較して優先して取得したほうがいいか
- まとめ
対象読者
次のような悩みを抱えている方に本記事をお役立ていただければ幸いです。
- SAP-C02にこれからチャレンジしようと思っている方
- オンプレミス→AWSへのマイグレーションに関する知識キャッチアップを行っている方
- ALL Certsを目指している方
SAP-C02とは
AWS公式サイトを見ると次の通り示されています。
AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル
AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナルは、認定を受けた個人が、複雑な問題に対する複雑なソリューションの提供、セキュリティ、コスト、パフォーマンスの最適化、および手動プロセスの自動化における高度な知識とスキルを証明するために役立ちます。この認定は、組織がクラウドイニシアティブを実施するための重要なスキルを備えた人材を特定して育成するための手段です。
より詳細な説明に関しては試験ガイドに示されているためそちらも確認します。
AWS Certified Solutions Architect - Professional (SAP-C02) 試験ガイド
AWS のサービスを使用してクラウドソリューションを設計し、実装した経験が 2 年
以上ある人が受験対象者となります。クラウドアプリケーションの要件を評価し、
アプリケーションのデプロイについてアーキテクチャに関するレコメンデーションを
行う能力が求められます。また、複雑な組織内で複数のアプリケーションや
プロジェクトにまたがるアーキテクチャを設計する際に、エキスパートとして
ガイダンスを提供できる能力も必要です。
ざっくりまとめると、AWSを用いたソリューション開発を推進するのに求められる知識を問う試験と思っていただければ分かりやすいかと思います。
試験対策
私のスキル感
試験当初の私のスキル感として以下の通りでした。
- 直近で専門試験(ANS、SCS、MLS)を受験していたため、それに類する知識を有していた
- JAWS-UGコミュニティである程度知識キャッチアップしていた
- Web開発が主業務のため、AWSに関しては個人レベルでしか触れていない
そのうえで、今回受けたSAPは専門試験より難しいと感じました。
勉強方法
勉強期間は約2週間(20時間程度)でした。勉強方法として以下のことを行っておりました。
- 知識定着
- マイグレーション系サービスのFAQキャッチアップ
- 個人的にBlackBeltやハンズオンも少し触ったほうが良いと思いました
- 問題演習
- Cloud-License問題集
- 問題数に関しても約560問と多いため、解いていくだけでも苦労します
- Skill Builder問題集
- AWS試験を受けるのであれば、必須かとおもいます
- Cloud-License問題集
試験時
問題内容に関しては、演習問題に類似した内容も6割ほど出ていましたが、問題文・質問文が長文だったため、正しく理解するのが大変といった印象を持ちました。
また、出題数に関しても75問と多いため、最後まで集中して解くために、ある程度訓練が必要だと思いました。
(個人的考察)他高難度資格と比べて鬼門と感じるポイント
今回、SAP-C02を受験して初めての高難度資格で受験したら心が折れるだろうなぁと思う鬼門ポイントがいくつかありましたので、整理しておきます。
その1:試験範囲が幅広い
試験ガイドを見ていただけるとわかるかと思いますが、出題対象のサービスがAWSが提供していしるサービス全般なので、出題範囲が非常に広いです(ML系のサービスはほぼ出題されていませんでしたが)
そのため、すべてのサービスをキャッチアップするのは難しいと思います。(とはいえ、CloudHSM、SageMaker、Direct Connectに関して問われる問題は少ない印象を持ちました。)
そのため、Black Beltを利用してキャッチアップするのがおススメかと思います。
(最後に試験範囲の学習に役立ちそうな資料を共有します)
その2:マイグレーションサービスが複雑
ユースケースに応じたマイグレーションサービスの使い分けが試験で求められますが、いかんせんサービス内容が複雑です。そのうえで、実案件で携わっていないと触りづらいサービスなので、自己学習で行うのに限界がある印象を持ちました。
そのうえで、個人的な意見ですがローカル環境でVM環境を構築するを行ってみることで、マイグレーションサービスの使いどころをキャッチアップできるのではないかなぁと思いました。
また、AWS公式ブログでマイグレーションサービスをまとめている記事がありますので、そちらは必ず目を通してください。
(個人的考察)他高難度資格と比較して優先して取得したほうがいいか
あくまで一個人の意見です
AWS試験勉強を行う中で最初にSAPを受験したほうがいいと言われますが、立ち位置に応じて変わってくる印象を持ちました。
SAPを優先して受験したほうがいい方
- オンプレミス→AWSマイグレーション案件の推進担当の方
- ガバメントクラウドにて運用管理補助者の立ち位置を担っている方
- 普段からオンプレミス案件でがっつり移行対応をされている方
SAPよりANS・SCSを優先して受けたほうがいい方
- 推進担当以外(ネットワーク管理、セキュリティ管理、監査など)の方
- AWSネットワーク系、セキュリティ系サービスの理解が進んでいない方
- オンプレミス案件にあまりかかわっておらず経験が少ない方
上記理由として、
- 専門資格(ANS、SCS)で問われる知識がSAPでも問われる
- 試験範囲が幅広いため、いきなり受験すると失敗する可能性がある(=成功体験)
- (特にマイグレーション関連は)ネットワーク、セキュリティの知識を得てからのほうが内容定着しやすい
があります。(個人的には実務で経験を積んでいくのが一番ですが、、、)
まとめ
簡単ですがSAP-C02の合格体験記に関して記事でまとめてみました。
最後までお読みいただきありがとうございました!!
(2週間の学習期間で受ける試験ではないため、よいこはマネしないでください)
(参考)SAP試験に活用できるBlack Beltリンク
- MQはマイナーですが押さえたほうが幸せになれます