.dockerignore に記載のあるファイルはコンテキスト(docker イメージ構築に必要な素材・内容物)から除外されます。
ルール
"#"で始まる行はコメントとみなされます。
除外したいファイルやディレクトリの名前を書きます。
# この行はコメント
# root以下のあらゆるサブディレクトリ内でtempで始まる名前やファイルの除外
# ex. /somedir/temporary.txt, /somedir/tempを除外
*/temp*
# rootから2階層以下のサブディレクトリ内で、 temp で始まる名前のファイルやディレクトリを除外
# ex. /somedir/subdir/temporary.txt を除外
*/*/temp*
# ルートディレクトリ内でtempと1文字が一致する名前のファイルやディレクトリを除外
# ex. /tempa,/tembを除外
temp?
例外
"!"で始まる行は除外対象の例外として指定されます。
ただし、他の行をみて矛盾がある場合には最終行のほうが優先されます。
- 例 1
!README*.md
README-secret.md
README-secret.md が!README*.md より後にあるので、README-secret.md は除外対象となり、README で始まる md ファイルは除外対象にはなりません。
- 例 2
README-secret.md
!README*.md
!README*.md が README-secret.md より後にあるので、README-secret.md も含む README で始まる md ファイルはすべて除外対象となりません。
.dockerignore ファイルを使うと Dockerfile と.dockerignore ファイルも除外対象にすることができます。除外設定しても、構築処理で必要なためデーモンに送信されますがADD命令とCOPY命令でイメージにコピーされません。
参考