UIテスト自動化ツールのRanorexには、オートメーションヘルパーという機能があり、コードベースのメソッドやモジュールのコレクションをパッケージ化したものが提供されています。
このコレクションでは、特殊なアプリ画面操作や、その他テスト自動化をアシストするためのモジュールなどが提供されています。これらのコレクションを使用することで、通常はコーディングスキルが必要な処理をノーコードでテストに使用することができます。
主なコレクション
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DragAndDrop
ドラッグアンドドロップ操作をおこなうためのメソッド -
PopupWatcher
画面操作時における予期せぬポップアップ(確認や警告ダイアログなど)を操作するためのメソッド -
ValidateFilesBinaryEqual
バイナリファイル(PDFファイルなど)を比較するためメソッド -
EmailModule
テスト結果レポートをメール送信するためのモジュール
※他のコレクションについてはコチラを参照ください。
■ 利用方法
オートメーションヘルパーのパッケージは、Microsoft社のNuGetで管理されており、NuGetからパッケージを追加することで使用できるようになります。
具体的な手順は以下の通りです。
オートメーションヘルパーの設定
設定手順
オートメーションヘルパーのメソッドの使用
設定手順
オートメーションヘルパーのモジュールの使用
設定手順
※オートメーションヘルパーのメソッド、モジュールで設定するパラメーターは、Ranorexのユーザーガイドまたは、国内向けRanorexのBlog記事からダウンロードできる一覧表で確認できます。
■ 国内向けのオートメーションヘルパー
販売元のテクマトリックス社から、国内のRanorexユーザー様のリクエストを元にしたユーザーコードをオートメーションヘルパーがリリースされています。詳細はテクマトリックス社が運用しているRanorexのBlog記事で公開されています。