Playwright MCPなどのMCPサーバの出現により、最近では、UI/E2Eテストの生成AIによるテスト自動化の記事をよく見かけます。
しかしながら、Playwrightなどの無償ツールやその他ツールなどは、Webアプリには対応しているものの、Windowsアプリには対応しておらず、生成AIを使用したWindowsアプリのテスト自動化はまだ難しく、従来のテスト自動化が求められていると思われます。
また、Webアプリやモバイルアプリのテスト自動化に対応した無償/有償ツールは、オンプレミス版とSaaS版ともによく見かけますが、Windowsアプリに特化した、さまざまなフレームワークに対応するテスト自動化ツールは少ないように感じられます。
そんななか、UIテスト自動化ツールのRanorexは、Webアプリ、モバイルアプリだけでなく、Windowwsアプリにも対応したテストツールであり、.NETのフレームワーク(※1)をはじめ、Qt、SAPなどにも対応しています。
また、公式サポートはしていませんが、FlutterやElectronなどのアプリや、レガシーなアプリ(MFC、Windows Forms)のテスト自動化の実績もあります。
※1.Ranorexでは、.NETやQt、SAPなどの各フレームワークを対応するための独自のプラグインを持っていることから、Windowsアプリのコントロールの認識力が高く、他ツールでは認識できないコントロールもRanorexでは認識できるといったことがあるようです。
Windowsアプリ関連で対応するフレームワーク:
- .NET Framework
- .NET Core
- WPF
- SAP
- Qt Widgets(ver4.5.3以降)
- Qt Quick(Ver5.0.2以降)
- Qt WebKit(Ver4.6.4以降)
- CEF
- Chromium Embedded Framework (CEF)
- CefSharp
- Electron
- NW.Js
- Qt WebEngine
- JxBrowser
※ここに記載の無いフレームワーク(Windows Formsや、MFCなどのレガシーなフレームワークや、サードパーティ製のコンポーネントなど)でも動作する場合もあるため、Ranorexで実際にコントロールが認識できるか確認してみることをお勧めします。