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最近のUIテスト自動化ツールは、ノーコードを謳ったテストツールが多くみられますが、ノーコードでありながらもそれなりの拡張性を持ったツールが欲しいところもあります。
ツールに標準搭載された機能だけでは対応が難しいテストに対して、テストスクリプトに独自の拡張を加えたいといった、「痒い所に手が届く」テストツールが欲しいものです。

UIテスト自動化ツールのRanorexでは、ノーコードでテストスクリプトを作成でき、かつ、コードによる拡張性を持つ、二刀流的なツールと言えます。

もくじ
  1. ノーコードによるテスト作成
  2. テストの拡張
  3. まとめ

1. ノーコードによるテスト作成

Ranorexでテストスクリプトを作成する場合、通常、ノーコードでの作成になります。
テスト内容に従い、アプリケーションの画面を操作することで、その操作を記録し、テストスクリプトとして出力します。

テストスクリプトのメンテナンスも、RanorexのGUIから各操作やオブジェクト情報を切り貼りして修正することができます。



2. テストの拡張

Ranorexでは、Ranorexが持つツールの機能だけでは対応が難しい、アプリ独自のテストに対して、コード(※1)を使用して対応することができます。



作成したメソッドは、テストスクリプトにて、部品として使用することができます。
そのため、コーディングスキルを持つ開発メンバーがメソッドを用意し、QAチームなどの非エンジニアのメンバーがそのメソッドを利用し、テストを作成することも可能です。



※1. 言語は、C#または、VB.NETのどちらかを選択できます。
Ranorex Studioでソリューションを作成する際の画面にある詳細設定から言語を選べます。(初期設定:C#)



3. まとめ

使用するテストツールでは、テストの拡張性が低い場合、自動化するテスト範囲が狭まるといった可能性がでてきます。使用するテストツールによってテストケースの自動化の有無を決定しないためにも、拡張性があるテストツールを使用することはツールを選定する際の条件として検討してみても良いかもしれません。

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