#はじめに
タイムラプス動画を見て一目惚れしました。ので、
手元にあったRaspberry piで作ったろうと思った所存です。
他記事ではコマンドを入力して撮影を開始するものが多いですが、自分は外に出て雲の動きとかを撮りたかったんで、
この記事では、給電開始すると直後に自動で撮影を開始するものを目指します。
#どんなものができるか
RaspberryPiでタイムラプスカメラを作りました。台風前の那須周辺 pic.twitter.com/L3nu6gqpi8
— みのり氏 (@rn_n_r) September 11, 2019
こんな感じで、雲が流れるような動画とかを撮影することができます。
#使用したもの
- Raspberry Pi2 model B
- カメラモジュール(USBカメラでなく)
- モバイルバッテリー
#つくりかた
OSの書き込み、カメラの設定は既に済んでいるとして話を進めます。
初めていじるって人は先達が書いた記事を参照
##スクリプトのDLと書き換え
https://bitbucket.org/fotosyn/fotosynlabs/src/9819edca892700e459b828517bba82b0984c82e4/RaspiLapseCam/raspiLapseCam.py?at=master
こちらからスクリプトをDLできます。
スクリプトをDLしたら/homeに設置してください。
デフォルトの状態ですと、800x600のサイズ、60秒に1回の撮影となります。
このままでもいい感じの動画が撮れますが、せっかくなんでHDサイズにしたり滑らかに動いたりするように設定を変更しましょう。
85 # Define the size of the image you wish to capture.
86 imgWidth = 800 # Max = 2592
87 imgHeight = 600 # Max = 1944
.
.
.
97 # Wait 60 seconds (1 minute) before next capture
98 time.sleep(60)
この部分を、以下の通り変更しましょう。
85 # Define the size of the image you wish to capture.
86 imgWidth = 1280 # Max = 2592
87 imgHeight = 720 # Max = 1944
.
.
.
97 # Wait 60 seconds (1 minute) before next capture
98 time.sleep(4)
こうすることで、1280x720のHDサイズ、4秒に1回撮影の設定となりました。
変更したものを /home に置き、スクリプトの準備は終わりです。
##cronの設定
上記スクリプトを直接実行しても微速度撮影が開始されますが、
今回の目的は給電と同時に撮影開始することです。
そのため、cronを設定し、osの起動と同時にスクリプトを起動させることとしました。
ターミナルを立ち上げ、cronの設定をします。
cd /home
sudo nano crontab -e
とするとcronの設定ができますので、
一番下に以下の追記をします。
@reboot python /home/raspiLapseCam.py &
以上ですべての設定が完了しました!
再起動すると撮影が始まります。
##加工
撮影された時点では4秒ごとの写真データとなっております。
ので、そのデータをpanolapse等のソフトを利用して繋ぎ合わせると、
初めに紹介したような動画が出力されます。
#おわりに
なお、今回のタイムラプスカメラを作るにあたってこちらの記事を参考にさせていただきました。
https://www.instructables.com/id/Simple-timelapse-camera-using-Raspberry-Pi-and-a-c/