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Linuxで大きいファイルを効率的に削除するためのTips

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はじめに

Linuxでディスク容量を圧迫している大きいファイルを特定し、効率的に削除する方法を紹介します。ディスク容量が少なくなった際や不要な大きいファイルを整理したい場合に役立つコマンド集です。

1. ディスクの使用状況を確認する

まずは、ディスクの使用状況を確認しましょう。ディスク全体の容量や使用中の容量、空き容量を確認するには、dfコマンドが便利です。

$ df -h

-hオプションをつけることで、人間にわかりやすい単位(KB、MB、GBなど)で表示されます。

2. 大きいディレクトリを見つける

次に、ディレクトリの中でサイズが大きいものを見つけます。特定のディレクトリやそのサブディレクトリのサイズを確認するには、duコマンドを使います。

$ du -h ./ | grep [0-9]G

このコマンドでは、現在のディレクトリ(./)以下のディレクトリやファイルのサイズを表示し、1GB以上のものだけをgrepで抽出しています。

3. 大きいファイルを直接見つける

もし特定のファイルを見つけたい場合は、findコマンドを使うと便利です。次のコマンドで、1GB以上のファイルを検索できます。

$ find ./ -size +1G

-size +1Gオプションで1GBを超えるファイルを探し、現在のディレクトリ(./)以下を再帰的に検索します。

4. ファイルをサイズ順にソートして表示

ディレクトリ内のファイルをサイズ順に並べて確認するには、lsコマンドを使います。

$ ls -lS

-lSオプションで詳細情報付きでファイルをサイズ順にソートして表示します。これにより、特に大きいファイルを一目で確認できます。

5. ファイルを削除する

不要なファイルが見つかったら、rmコマンドで削除します。たとえば、test.hogeというファイルを削除するには次のコマンドを使用します。

$ rm test.hoge

ファイルを削除する際には、本当に削除して良いかどうか慎重に確認してください。誤って必要なファイルを削除すると、データの復旧が難しい場合があります。

6. 一定期間経過したファイルをまとめて削除

特定の更新日から一定期間経過したファイルを削除するには、findコマンドとxargsを組み合わせることができます。例えば、更新日から30日以上経過したファイルを削除するには以下のコマンドを使用します。

$ find ./ -mtime +30 -name "*.hoge" | xargs rm -f

-mtime +30オプションは、更新日から30日以上経過したファイルを検索します。逆に、30日以内のファイルを削除したい場合は-mtime -30とします。

7. ファイルのパーミッションを変更して削除する

削除しようとしたファイルが権限の問題で削除できない場合、chmodコマンドでファイルのパーミッションを変更してから削除することができます。

$ chmod 755 test.hoge
$ rm test.hoge

755の権限設定は、所有者に読み書き実行権限、グループとその他のユーザーに読み取りと実行権限を与えます。

まとめ

これらのコマンドを活用すれば、大きいファイルや不要なファイルを素早く特定し、効率的にディスク容量を管理できます。定期的なメンテナンスを行うことで、システムのパフォーマンスを維持し、ディスク容量の圧迫を防ぎましょう。

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