📘 はじめに
Pythonを使ってExcelファイルを作成したり、読み込んだりしたい方に向けて、超入門レベルから解説します。今回は以下の2つを体験できます:
- Excelファイルを新規作成して、文字を入力
- 作成したExcelファイルを読み込んで表示
使用するツールは VSCode(Visual Studio Code) と、Pythonの便利なライブラリ「openpyxl
」と「pandas
」です。
⚙️ 環境の準備
✅ 1. Pythonをインストール
まずはPythonをインストールしましょう。
👉 https://www.python.org/downloads/
インストール後、以下のコマンドで確認できます:
python --version
✅ 2. VSCodeをインストール
次に、開発環境として**Visual Studio Code(VSCode)**を用意しましょう。
👉 https://code.visualstudio.com/
VSCodeを開いたら、拡張機能から「Python」で検索し、Microsoft製のPython拡張をインストールしてください。
✅ 3. 必要なライブラリをインストール
今回使用するライブラリは以下の2つです:
-
openpyxl
:Excelファイルの作成・編集 -
pandas
:表形式のデータ操作に便利
インストールコマンド:
pip install openpyxl pandas
📝 サンプルコードとその解説
以下のコードを、VSCodeで新規ファイル(例:excel_sample.py
)として作成し、実行してみてください。
import openpyxl
import pandas as pd
# openpyxlで新規エクセルファイル作成
wb = openpyxl.Workbook()
ws = wb.active
ws['A1'] = 'Hello'
ws['B1'] = 'World'
wb.save('sample.xlsx')
# pandasでエクセルファイル読み込み
df = pd.read_excel('sample.xlsx')
print('pandasで読み込んだ内容:')
print(df)
🔍 コード解説(初心者向け)
📌 ライブラリの読み込み
import openpyxl
import pandas as pd
-
openpyxl
:Excelファイルの作成・編集に使います。 -
pandas
:表形式のデータを読み込んで操作できます。
📌 Excelファイルの作成と書き込み
wb = openpyxl.Workbook() # 新しいExcelファイルを作成
ws = wb.active # 最初のシートを取得
ws['A1'] = 'Hello' # A1セルに文字を書き込む
ws['B1'] = 'World' # B1セルにも文字を書き込む
wb.save('sample.xlsx') # sample.xlsxという名前で保存
📌 Excelファイルの読み込み
df = pd.read_excel('sample.xlsx') # Excelファイルを読み込む
print(df) # 中身を表示
読み込んだ内容は、表形式(DataFrame)として表示されます。
💡 実行結果(例)
ターミナルに次のような出力が表示されます:
pandasで読み込んだ内容:
A B
0 Hello World
✅ まとめ
今回学んだこと:
-
openpyxl
でExcelファイルの作成・書き込みができる -
pandas
でExcelファイルの内容を読み込める -
pip install
でライブラリを簡単に導入できる