3
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Gitの基本コマンドまとめ: 初心者から中級者まで

Posted at

Gitの基本コマンドまとめ: 初心者から中級者まで

Gitは、ソフトウェア開発におけるバージョン管理のデファクトスタンダードです。この記事では、Gitの基本コマンドを、初心者から中級者向けにまとめています。プロジェクトをスムーズに進行させるために、よく使うコマンドをしっかり押さえておきましょう。

目次

  1. Gitの初期設定
  2. リポジトリの初期化とクローン
  3. ファイルのステージングとコミット
  4. ブランチの操作
  5. リモートリポジトリとのやり取り
  6. マージとリベース
  7. リセット、リバート、チェリーピック
  8. ログと差分の確認
  9. スタッシュの活用
  10. 便利なショートカットと別名登録

1. Gitの初期設定

Gitを初めて使う場合、まずはユーザー情報を設定します。これにより、誰がどのコミットを行ったかが明確になります。

git config --global user.name "Your Name"
git config --global user.email "your.email@example.com"

--globalオプションは、これらの設定が全てのリポジトリに適用されることを意味します。

また、エディタやデフォルトのブランチ名などの設定も行っておくと便利です。

git config --global core.editor "vim"
git config --global init.defaultBranch main

2. リポジトリの初期化とクローン

リポジトリの初期化

新しいプロジェクトを始める際には、Gitリポジトリを初期化します。

git init

これで、現在のディレクトリがGitの管理下に置かれます。

リポジトリのクローン

既存のリポジトリをローカルにコピーするには、git cloneを使います。

git clone https://github.com/username/repository.git

リポジトリのURLは、GitHubや他のリモートリポジトリサービスから取得できます。

3. ファイルのステージングとコミット

ステージング

ファイルをステージングエリアに追加します。

git add ファイル名

全ての変更をステージする場合は、以下を使います。

git add .

コミット

変更を記録するには、git commitを使います。

git commit -m "コミットメッセージ"

変更内容をより詳細に確認しながらコミットする場合は、-vオプションを使います。

git commit -v

4. ブランチの操作

ブランチの作成

新しいブランチを作成します。

git branch ブランチ名

ブランチを作成し、同時に切り替えるには、以下のコマンドが便利です。

git checkout -b ブランチ名

ブランチの確認

現在のブランチを確認し、一覧を表示します。

git branch

ブランチの削除

不要になったブランチを削除します。

git branch -d ブランチ名

強制的に削除する場合は、-Dオプションを使います。

git branch -D ブランチ名

5. リモートリポジトリとのやり取り

リモートの追加

リモートリポジトリを追加します。

git remote add origin https://github.com/username/repository.git

プッシュ

ローカルの変更をリモートリポジトリに反映させます。

git push origin ブランチ名

プル

リモートリポジトリから最新の変更を取得します。

git pull origin ブランチ名

6. マージとリベース

マージ

異なるブランチの内容を統合するには、git mergeを使います。

git merge ブランチ名

リベース

コミットの履歴を整えるためには、git rebaseが有効です。

git rebase ブランチ名

マージコンフリクトの解消

コンフリクトが発生した場合、ファイルを手動で修正し、再度コミットする必要があります。

git add 修正したファイル
git commit

7. リセット、リバート、チェリーピック

リセット

コミットを取り消すには、git resetを使います。

git reset --hard HEAD~1

リバート

特定のコミットだけを取り消したい場合は、git revertを使います。

git revert コミットID

チェリーピック

他のブランチの特定のコミットを取り込みたい場合は、git cherry-pickを使います。

git cherry-pick コミットID

8. ログと差分の確認

ログの確認

コミットの履歴を確認します。

git log

より詳細なログを確認するには、--graph--onelineオプションが便利です。

git log --graph --oneline

差分の確認

変更点を確認します。

git diff

特定のファイルの変更点を確認するには、以下のように指定します。

git diff ファイル名

9. スタッシュの活用

作業途中の変更を一時的に退避させるには、git stashを使います。

git stash

再び作業を再開するには、以下を使います。

git stash pop

10. 便利なショートカットと別名登録

ショートカット

よく使うコマンドに短い別名を付けて効率化します。

git config --global alias.co checkout
git config --global alias.br branch
git config --global alias.ci commit
git config --global alias.st status

これで、git checkoutgit coと省略して使えるようになります。

カスタムログ表示

特定のフォーマットでログを表示する別名も便利です。

git config --global alias.lg "log --graph --oneline --decorate --all"

以上がGitの基本コマンドのまとめです。もし他に知りたいコマンドやGitの使い方があれば、コメントでお知らせください。

3
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?